グミの食べ過ぎは体に悪い?下痢・便秘の原因に?1日の適量やどれくらい?
【管理栄養士監修】グミを食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?体に悪いのでしょうか?今回は、グミの食べ過ぎによる〈下痢・腹痛・ニキビ〉 など悪影響の例を原因とともに紹介します。グミの食べ過ぎになる量や、適量食べた場合の健康効果・効能も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
食べ過ぎでデメリットが出ることも考えられるグミですが、1日にどのくらい食べても良いのでしょうか?食べ過ぎにならない、適量の目安を紹介します。
1日多くて1袋
グミは1袋200kcal以下の物が多く、1袋程度なら食べても問題無いとされています。噛む力を養うことから子供のお菓子としても大人気ですが、適正量を守って愉しむようにしましょう。
竹本友里恵
管理栄養士
昔はガムやキャンデーが流行っていましたが、最近はグミがスーパーやコンビニの棚に並ぶ数が多いです。しかしグミは人工甘味料や着色料などの食品添加物や多く含まれているので、摂取量には注意が必要です。特に人工甘味料であるアスパルテームの甘さは砂糖の160~220倍、スクラロースは600倍とかなり甘さを感じる成分です。これらはカロリーがゼロでとても魅力的に思えますが、脳の神経に刺激を与えて中毒を招き、味覚障害を引き起こす原因になるなど健康に悪影響を与えます。食品を購入する前に、一度成分表記を確認する習慣をつけましょう。
グミを適量食べたときの健康効果・効能は?
グミは適量を愉しめば、デメリットを避けられるだけでなく健康や美肌への嬉しい効果も期待できます。グミにどういった効能が期待出来るのか、成分と併せて紹介します。
①美肌効果
美肌のもととなるコラーゲンですが、単体で摂取しても効果はあまりなく、ビタミンCと同時に摂取することで吸収が高まると言われています。コラーゲンは身体のタンパク質の約3分の1を占めるとても重要なタンパク質なのですが、一度体内でアミノ酸に分解され、吸収されてから皮膚や骨に届きます。
再合成をサポートするビタミンCを同時に摂取することで美肌・健康効果が期待出来るので、最近ではコラーゲンが多く含まれたグミも発売されています。(※2、3)
②ダイエット効果
固い食感のグミを噛む事で満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐ事が出来ます。早食いで食べ過ぎの傾向にある人は、普段よりゆっくり噛むことを意識すると良いでしょう。また、噛む回数が増えると顎周りが鍛えられるので、ダイエット効果の他にも顔のリフトアップや小顔効果を目指せます。(※4)
③ストレス発散効果
噛む回数を増やすことで、ストレスホルモンの分泌が抑えられると言われています。物を噛むといった一定の動きを繰り返す行為は、ストレス解消に効果的なセロトニンの分泌を促します。ただグミを食べるだけで心を落ち着けたり前向きな気持ちになることができるなら、試す価値は大いにあるでしょう。
④集中力アップ効果
グミをしっかり噛むことによって脳波の一種であるα波に刺激を与えることができます。α派が刺激されると脳が活性化され、記憶力や集中力・想像力を高めることができます。スポーツ選手が試合中にガムを噛んで集中力を高めるシーンがありますが、これも同じα派の効能を期待しての事でしょう。
グミは適度に食べよう
グミにはコラーゲンが含まれており低カロリーであることから女性からの人気も高いですが、食べ過ぎには注意しましょう。グミには美容効果やダイエット効果が期待できる一方で、食べ過ぎによる下痢・虫歯などのリスクもあるので食べ過ぎには注意しましょう。