杏仁豆腐は体に悪い?食べ過ぎはNG?致死量や効果・効能も紹介!
杏仁豆腐が体に悪いのは本当でしょうか?食べ過ぎるとどうなるのでしょうか?今回は、杏仁豆腐が体に悪いとされる理由を、致死量・1日の適量とともに紹介します。杏仁豆腐の効果・効能や栄養成分についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
杏仁豆腐は1日5~6個程度までなら食べても問題ない
杏仁豆腐は、1日当たり5~6個程度であれば、食べても問題ありません。杏仁豆腐は食べ過ぎるとアミグダリンなどの影響を受けますが、杏仁豆腐1個当たりに含まれているアミグダリンはごくわずかで、杏仁豆腐を大量に食べて致死量に至ったというケースも見られません。5~6個程度であれば、アミグダリンによる影響を受けずに美味しく食べられます。
そのため、アミグダリンの影響よりも、カロリー過多の方が問題となる場合も多いです。一般的な間食にかけられる適正カロリーは1日200kcal程度と言われていて、これは杏仁豆腐1個で十分摂取できるカロリーです。5~6個程度食べると、カロリーや糖質の過剰摂取になるので、食べ方に気を付ける方がおすすめです。(※3)
手作りする場合は杏の種を使わないのが無難
杏仁豆腐に使う杏仁は、香りづけのために使われる原料なので、手作りする時は生の杏の種を使わない方が無難です。生の杏の仁を使うとシアン化合物の発生に繋がるリスクが高くなるので、手作りする時は市販のアーモンドエッセンスなどを活用してください。
杏仁豆腐の効果・効能は?
杏仁豆腐は食べ過ぎると体に悪い場合もありますが、栄養も豊富で適量を食べると色々な良い効果も得られます。ここでは、杏仁豆腐を食べることで期待できる効果効能について紹介します。
①美容効果
杏仁豆腐は、もともと薬膳としても用いられてきた料理で、アンチエイジングに効果的な栄養素であるオレイン酸が含まれています。オレイン酸は人の皮脂を構成する脂肪酸の中で一番多く含まれている物質で、肌の老化を予防し、肌を柔らかくするなどの美肌効果が期待できます。
また、オレイン酸は悪玉コレステロールを減らす働きがあり、血管の健康を保ち生活習慣病を予防するのにも効果的です。さらに、杏仁豆腐のトッピングでおなじみのクコの実もポリフェノールやビタミンを多く含むので、適度に食べることで美容効果や健康効果が期待できます。(※4)
②咳止め・喘息に効く
杏仁豆腐に含まれているアミグダリンは、食べ過ぎると体に悪い影響がありますが、適度に摂取すると咳止めや喘息に効果的です。杏仁は、もともと咳止めの薬として使われてきた漢方薬のひとつで、杏仁豆腐を食べることでアミグダリンを摂取すると喉の不調を改善する効果が得られます。
③腸内環境を整える
杏仁豆腐に含まれる杏仁には、喉の不調を整えるほかに腸内環境を整える働きもあります。杏仁豆腐の原料となる牛乳に含まれる、乳糖という栄養素は悪玉菌を減らすのに効果的です。また、杏仁は食べると腸内の水分量を調節し、腸の動きが活性化されます。腸内環境が良くなり、腸の動きが活発になることで、便秘を改善するのに役立ちます。
他にも腸内の環境が整えば、美肌につながったり、代謝が良くなってダイエット効果も期待できたりするのでおすすめです。(※5)
杏仁豆腐は食べ過ぎると体に悪いので注意しよう!
杏仁豆腐は食べ過ぎると体に悪い影響もありますが、もともとは漢方や薬膳につながる料理なので、適度に食べればよい効果も期待できます。紹介した1日当たりの適量や、食べ過ぎた時のリスクを参考に、美味しく適度な食べ方を心がけてください。