ラーメンの「かんすい」は体に悪い?害・危険性がある?下痢・発癌性の真偽は?

添加物「かんすい」は体に悪いのでしょうか?ラーメン麺に含まれますが危険性があるか気になりますよね。今回は、かんすいが体に悪い・害があると言われる理由を紹介します。食べる際の注意点や「無かんすい麺」のおすすめ商品についても紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. かんすいは体に悪い?危険性・害はあるの?
  2. そもそも「かんすい」とは?どんな添加物?
  3. かんすいの安全性は保証されているので基本的に食べて大丈夫
  4. かんすいが体に悪いと言われる理由は?
  5. ①戦後に低品質な「かんすい」が出回っていた
  6. ②過去に大手の組合が「かんすい」の危険性を指摘した
  7. ③下痢を起こす・発がん性物質を含むなどの意見がある
  8. かんすいが含まれるラーメン麺を食べる際の注意点はあるの?
  9. かんすいの成分は茹で汁に溶け出すので過剰摂取に注意
  10. かんすいが不安な人には「無かんすい麺」がおすすめ!
  11. ①創健社 塩らーめん 102g(189円)
  12. ②博多中華そばとんこつ1食(324円)
  13. ③共栄食糧 麺の里庄八 オリーブラーメン 塩スープ(648円)
  14. かんすいは体に悪いわけではない

かんすいは体に悪い?危険性・害はあるの?

ラーメン麺に含まれるかんすいですが、かんすいに含まれている添加物が体に悪い・危険との説は本当でしょうか。ここではかんすいの正体や、体に悪いか否かについて説明します。

そもそも「かんすい」とは?どんな添加物?

かんすいは、中華麺特有の風味と独特のコシを作るために使用する副原料です。かんすいの主な種類は、主に以下の通りです。

・炭酸カリウム
・炭酸ナトリウム
・炭酸水素ナトリウム


かんすいは主に上記の成分を加熱して製造するもので、食品衛生法により上記などの成分のうち、1種類以上を含むアルカリ性の液体又は粉体と定義されています。かんすいを使わない麺は、中華麺と表示することができません。麺の滑らかさ・伸び・硬さ・香りを実現するためにかんすいの分量や配合などで調整します。

かんすいの安全性は保証されているので基本的に食べて大丈夫

かんすいにを摂取することによる安全性の影響について、かんすいを取り扱うありがとう製麺株式会社は以下のように述べています。

日本食品添加物協会(http://www.jafa.gr.jp)の認証(「かんすい確認証」)を受けたものを使用していますので問題はありません。

かんすいの原料を含む食品添加物は、食品衛生法で一生食べ続けても有害な影響が認められない最大量をもとに設定しています。かんすいは安全性が認められているため、食べても問題はありません。しかし、どんな食材においても食べ過ぎや摂りすぎには気をつける必要があります。

かんすいが入っていると体に良くないのですか?|ありがとう製麺株式会社

かんすいが体に悪いと言われる理由は?

かんすいは添加物を含む食品であることから、健康に有害である・体に悪いと思われがちです。ここでは、どのような理由からかんすいが体に悪いのかを紹介します。

①戦後に低品質な「かんすい」が出回っていた

戦後の日本では、水酸化アルカリやケイ酸アルカリなどがかんすいとして使われていました。これらの成分は人体にとって有害であり、現在では使用が認められていません。かつてかんすいにはこのような有害物質が含まれていたことから、身体に悪いとの説が根強く残っていると考えられます。

②過去に大手の組合が「かんすい」の危険性を指摘した

昔は粗悪品のかんすいが出回っていたため、大手の組合がかんすいの危険性を指摘したことがあります。しかし、現在かんすいは食品衛生法などで安全性の根拠が示された食品添加物を使用しているため、安全です。またこの組合は、それ以降かんすいに危険性はないと発表しました。

③下痢を起こす・発がん性物質を含むなどの意見がある

かんすいを摂取すると下痢を起こす・発がん性物質を含むなどの意見があります。内容は主に以下の通りです。

・かんすいが腸を刺激して下痢を引き起こす
・ラーメンの下痢の症状の原因は、かんすいではなく油であることがほとんど
・かんすいの発がん性については確定されていない
・かんすいの肝臓疾患への副作用も根拠がない


かんすいはアルカリ性の物質なので、それが腸を刺激して下痢を引き起こしているとの意見があります。一方で、ラーメンスープの種類によって下痢の症状に差がある場合の原因は、かんすいではなく油であるとも言われています。食品安全委員会によると、かんすいの発がん性については、生体にとって特段問題となる知見は認められないとの説が有力です。

かんすいを摂取することによる肝臓疾患への副作用があるとの意見についても、食品安全委員会は十分な根拠がないと判断しています。

かんすいを含むラーメンを食べると下痢を起こす場合は、脂肪分が少なくあっさりしたスープを選ぶと良いでしょう。ただし、ラーメンには塩分や油分などが過剰に含まれているものも多く、食べ過ぎると体に悪い影響を及ぼすため注意が必要です。

かんすいが含まれるラーメン麺を食べる際の注意点はあるの?

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