ウコンの力を買ってはいけない理由とは?効果がない・副作用が危険って本当?
ウコンの力を買ってはいけないというのは本当なのでしょうか?今回は、〈副作用・効果がない〉など、ウコンの力を買ってはいけないと言われる理由を紹介します。〈量・タイミング〉など、ウコンの力の飲み方のポイントも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ただ「癌になる」という噂に根拠はない
ウコンの力には飲むことで、癌になるという噂もあるようです。しかしこれは根拠がなく、むしろ癌予防に効果的として研究が進んでいます。
文献によると、春ウコンは光の刺激を受けると反応する特性がある。この特性を生かして、春ウコンに特定の波長の光線を照射し、がん細胞を攻撃するフリーラジカルを生成させることができた」と説明した。春ウコンに照射するのは、420ナノメートルのLED青色光で、時間は約30分間。これでがん細胞を攻撃するフリーラジカルを生成させることができるという。
春ウコンは光を反射する特性がありますが、光をあてることで癌細胞を攻撃するフリーラジカルを生成します。また、クルクミンはポリフェノールの一種で抗酸化作用が強く、この点でも癌予防に一役買ってくれています。このことからも、ウコンは癌予防に効果はあっても、癌細胞を作り出す成分はないと言えるでしょう。
ウコンの力を買ってはいけないと言われる理由②効果があるか怪しい
ウコンの力を買ってはいけないと言われる理由の中には、効果が実際にあるかどうかが不明確と言われることがあります。確かに効果が得られなければ、ウコンの力を買う理由はないかもしれません。実際に、ウコンの力に効果があるかどうかについて説明します。
ウコンの効果・効能は明確に分かっていない
ウコンの力を買ってはいけないと言った理由には、二日酔いに効果がないという意見もあります。ウコンにあるとされる効果は、以下が挙げられます。
・殺菌作用
・動脈硬化の予防
・コレステロールの正常化
・血糖値の正常化
・抗酸化作用
・疲労回復
・胃粘膜の保護
こうして見るとウコンの力は胃粘膜の保護はしても、肝機能に効果的かは不明確です。確かに二日酔い予防を目的として購入しても、効果がないなら買うのが無駄になるため、ウコンの力は買わない方が良いと言えます。
胆汁によるアルコール分解は促進されるため、ウコンの力は飲酒に二日酔いを和らげる程度でしかなく、飲み過ぎればアルコール分解の限度を大きく超えることになります。
「ウコンの効用については、はっきりしていません。専門医としては、そんなに効かないのではないかと思っています」と、浅部先生。
アルコールの分解が早くなることは期待できないそうですが、炎症を抑える効果はあるため、二日酔いの症状を和らげる目的としては良いかもしれません。お酒を飲んだ後、気分の悪さを和らげるのを期待して飲むぶんには効果があるのだそう。
「アルコール分解を助ける食べ物は科学的にもあまりわかっていませんが、強いて挙げるなら、アルコール分解に必要なアミノ酸とビタミンB類。それでも、過信するの禁物です。そんな都合の良いものはありませんから」とのことです。
ウコンの力の飲み方のポイントは?飲むタイミングや量は何本まで?
年末年始になると飲み会が増え、ウコンの力を飲むことが増えるかもしれませんが、飲み方のポイントや1日に飲む目安について知っておきましょう。ウコンの力はたくさん飲めば良いわけではないため、用量を守って正しく飲むことも大切です。
ウコンの力を二日酔い防止で飲む場合は飲酒する30分前がおすすめ
ウコンの力を二日酔い防止として飲む場合は、飲酒の30分前がおすすめです。飲酒の直前に飲んでも効果が現れるまで時間がかかるため、効果が現れる時間を逆算して飲むようにしましょう。ただしあまりに早く飲むと効果時間が短くなってしまうため、注意が必要です。また、酔った状態で寝ると何度も目が覚めてしまう場合は、寝る前に飲むのも効果的です。
ウコンの力は1日に1本で十分
ウコンの力の量は1日に1本で十分に効果があります。ウコンに含まれるクルクミンは、1日の摂取量が体重1kg×1mgとされています。ウコンの力に含まれるクルクミンは、3mgですが、2本飲んでも効果は変わりません。ウコンの力は飲み過ぎることで体に悪影響となるので、1本だけにするのが良いでしょう。
ウコンの力を買ってはいけないと言われる理由を把握しよう
ウコンの力は効果は明確ではないものの、二日酔いを和らげるがあることがわかりました。どんなに効果のある成分でも、お酒を飲み過ぎれば効果の限度を超えてしまい、効果がないように感じてしまいます。節度を守って飲み過ぎることがなければ、ウコンの力の効果も感じられるかもしれません。