ねこぶだしが体に悪いとされる理由は?塩分が多い?使い方の注意点を紹介!
ねこぶだしが体に悪いのは本当でしょうか?理由が気になりますよね。今回は、ねこぶだしが体に悪いとされる<塩分・ヨウ素>などの理由を、過剰摂取した場合の悪影響とともに紹介します。ねこぶだしを使う際の注意点も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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ねこぶだしが体に悪いって本当?
ねこぶだしは濃縮タイプの万能調味料で、以下の原材料が使われています。
昆布エキス(北海道製造)、根昆布(北海道)、かつお節エキス(国内製造)、食塩、調味料(アミノ酸等)増粘多糖類
昆布の旨味が感じられる出汁調味料として、ねこぶだしを活用している人が多いです。北海道の襟裳岬周辺で収穫された日高昆布をだしだけでなく粉砕して使い、かつお節エキスと合わせているのがねこぶだしの特徴です。しかし一部では、ねこぶだしは体に悪いとの声が上がっています。次章ではねこぶだしが体に悪いとされる理由を説明します。
ねこぶだしが体に悪いとされる理由は?塩分が多い?
出典: @Hirsato022363
ねこぶだしが他の出汁調味料と比較して体に悪いと言われるには、理由があるようです。ねこぶだしを購入する前に、体に悪いとされる理由が知りたい人もいるでしょう。ここでは、ねこぶだしが体に悪いとされる理由を説明します。
①塩分過多になる恐れ
100g | 小さじ(5g) | 大さじ(15g) | |
ねこぶだし | 12.7g | 0.6g | 1.9g |
白だし | 10.2g | 0.5g | 1.5g |
めんつゆ | 7.2g | 0.4g | 1.1g |
そばつゆ | 3.8g | 0.2g | 0.6g |
天つゆ | 3.4g | 0.2g | 0.5g |
ねこぶだしを除く出汁調味料は、すべてヤマキの商品の場合の塩分摂取量です。他の出汁調味料を比べると、ねこぶだしの塩分量が多いことがわかります。他の出汁調味料と同じ感覚でねこぶだし使うと、塩分過多となり体に悪い恐影響が及ぶ可能性が高いと言えます。
また成人男性の1日の塩分摂取量の目安は7.5g未満といわれているので、ねこぶだしを使う時は他の調味料の使用量にも配慮する必要があります。しかし日本人になじみ深い醤油は100gで塩分量が16gなので、ねこぶだしに置き換えると減塩につながります。ねこぶだしだけでなく、調味料全体のバランスを考えれば塩分過多は避けられるでしょう。(※1)
②ヨウ素の過剰摂取による影響
ねこぶだしは原材料として根昆布が使われているため、ヨウ素の過剰摂取による体に悪い影響が懸念され、以下の人が注意が必要です。
・甲状腺疾患を持っている人
・妊娠中の女性
・授乳中の女性
ねこぶだしを大量に使ってヨウ素を過剰摂取することで甲状腺機能亢進症などを発症するリスクが高く、バセドウ病を誘発する可能性があるので注意が必要です。厚生労働省が発表した「日本人の食事摂取基準(2020年版)」にはヨウ素の推奨摂取量に関して、以下の記載があります。
成人(男女共通)の推奨量は、個人間の変動係数を 20% と見積もり、推定平均必要量に推奨量算定係数 1.4 を乗じた値を丸めて 130 µg/日をとした
しかし妊娠中の女性の場合は1日100µg、授乳中の女性は140µgと推奨量が低く設定されています。胎児や乳児の体に悪い影響を与えるリスクを考慮しての数値なので、ねこぶだしの使用量には注意が必要です。またねこぶだしや昆布だしを摂取するだけでなく、ヨウ素が含まれたうがい薬を常用することでも、摂取量が増えることは案外知られていません。
甲状腺疾患を持っている人は体に悪い影響が及ぶリスクが高いので、ねこぶだしを口にする前に医師に相談する方が安心でしょう。同様に妊娠中の女性や授乳中の女性は、ねこぶだしの使用量に気を配ることをおすすめします。(※2)
ねこぶだしを使う際の注意点は?使い過ぎNG?
出典: @takayuki_un
根昆布が原料であるねこぶだしを使うことで体に悪い影響があるのではないかと、購入を躊躇する人もいるかもしれません。しかしねこぶだしは便利な出汁調味料なので、上手に活用したいところです。ここでは、ねこぶだしを使う際の注意点について説明します。
ねこぶだしを料理に使う分には問題ない
ねこぶだしを煮物や炒め物などの料理に使う分には、体に悪い影響はないので問題はありません。しかしめんつゆや天つゆ代わりにねこぶだしを使うと、塩分過多により体に悪い影響が及ぶリスクはあります。ねこぶだしを使う時には塩や醤油など塩分の高い調味料の使用量を控えるなど、体に悪い影響が及ばないように注意しましょう。