ローリエの効果・効能は?入れる意味あるの?成分や使い方のおすすめを紹介!
【管理栄養士監修】ローリエの効果・効能を知っていますか?今回は、ローリエの香り成分の効果・効能について紹介します。ローリエは食用としてだけでなく、暮らしの中でも便利に活用できます。ローリエのおすすめの使い方や使う際の注意点も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ローリエとは?
ローリエはポトフやロールキャベツなど洋風の煮込み料理に使用されることが多いですが、どのようなスパイスなのでしょうか?まずは、ローリエとはどのようなものか、料理の風味を引き立てる強い香りの成分について説明します。
乾燥させた月桂樹の葉
ローリエは、クスノキ科の常緑樹である月桂樹の葉を乾燥させたもので、風通しがよく湿度の低い場所で1~2週間ほど陰干しするだけで簡単に作ることができます。月桂樹の葉は香りの主成分である精油を多く含み、生葉を乾燥させると青臭さや水分が抜けるので香りが強く感じられます。
月桂樹は初心者でも比較的育てやすく、庭木、鉢植えどちらでも栽培できるので自宅で育ててみるのも良いでしょう。
竹本友里恵
管理栄養士
ローリエ(英語)は漢字で月桂樹と書き、その他にもローレル(フランス語)と呼ばれます。ハーブとして料理や香料に使用される部分は、ローリエの葉の部分で、生のままだと光沢のある深いグリーン、乾燥させるとシルバーリーフの様な色になります。生のローリエは油分が強く、煮込み料理などに使用すると灰汁と苦みが強く出てしまうので、スパイスとして使用する際は乾燥させたものがオススメです。古代ギリシアでは、ローリエで作られた冠は知恵と栄光の象徴として用いられました。オリンピックの勝者へ与えられる事になった由来にもなります。
ローリエの香り成分の種類
ローリエの香り成分には以下のような種類があります。
・シネオール
・リナロール
・ゲラニオール
・オイゲノール
ローリエの香りの主成分となるのは、シネオールで全体の約50%を占めているようです。これらの成分は香りだけでなく、シネオールやゲラニオールは消化促進効果、リナロールはストレスを和らげる効果、オイゲノールは抗酸化作用や殺菌効果が期待できます。
ローリエの効果・効能は?
ローリエを料理に使う際の使用量は1~2枚ほどと僅かですが、健康につながる効能や、生活に役立つ効果はあるのでしょうか?
①消化の促進効果
前述した香り成分のシネオールには胃腸の不調を改善し、腎臓や肝臓の働きを活発にし食欲を増進させる効果があります。また血の巡りを良くする効果もあり、冷え性や肌トラブルの改善、抜け毛予防も期待できます。ローリエを使った煮込み料理は、肉のたんぱく質、野菜のビタミンやミネラルと栄養満点な1皿なので、相乗効果で健康増進に繋がると言えるでしょう。
②関節などの痛みを抑える
ローリエに含まれるビネン、サピネンには炎症や痛みを抑える効能があり、リウマチや関節痛の緩和に繋がります。また、前述したように血行促進効果もあるので、ローリエを細かく刻んで袋に入れ湯船に浮かべゆったりと入浴すると鎮痛効果も高まり、疲労回復にもおすすめです。
③防虫効果
ローリエは虫除けとしても効果を発揮し、その用途は多岐にわたります。キッチンでは米びつの中に数枚入れておけば、夏場にコクゾウムシが発生するのを阻止でき、鷹の爪やニンニクと一緒に入れておけばより強い効果が期待できるでしょう。
また、クローゼットでは衣類と衣類の間にローリエを挟み込めば虫を寄せ付けず、下駄箱ではポプリにして置いておけば消臭剤にもなります。ローリエは食用として使われるので安心、安全な防虫剤として重宝します。
ローリエのおすすめの使い方は?
ローリエは様々な使い方ができ、料理にも上手に使うと更にワンランク上の味わいになります。ここからは、ローリエのおすすめの使い方を紹介しますので、ローリエを使いこなせず困っている方は参考にしてみて下さい。