ローリエの効果・効能は?入れる意味あるの?成分や使い方のおすすめを紹介!
【管理栄養士監修】ローリエの効果・効能を知っていますか?今回は、ローリエの香り成分の効果・効能について紹介します。ローリエは食用としてだけでなく、暮らしの中でも便利に活用できます。ローリエのおすすめの使い方や使う際の注意点も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
①煮込み料理に入れる
煮込み料理のスパイスとしてローリエを使用する方法は定番ですが注意点に気を付け、一工夫することで更に深い味わいを得ることができます。生葉はえぐみや苦みが多いので、乾燥させたローリエを使い、折り曲げたり切り込みを入れ傷をつけるとより香りが際立ちます。また、ローリエを入れたまま長く煮込むと苦みが出てしまうので、1時間程度で取り出しましょう。
②魚料理に使う
ローリエには香り付けの他に消臭効果もあるので、料理のスパイスとしてだけでなく肉や魚の臭み消しとしても役立ちます。魚をソテーする前に、粉末状にしたローリエを魚にまぶすと臭みが消えますが、粉末状にすると香りが強くなりすぎる場合もあるので分量に注意して上手に活用しましょう。
③マリネにするときに一緒に漬ける
ローリエはマリネやピクルスにも活用でき、野菜と共に漬け込みローリエの香りをマリネ液に移します。ローリエの爽やかな風味と、お酢の酸味によるさっぱりとした味わいは食欲が低下ぎみの時にも食べやすくおすすめです。
④お茶にする
料理としてだけでなく、ローリエはお茶としても愉しめます。ローリエに傷をつけ、耐熱容器にローリエの葉を入れ、白湯200mlを注ぎ蓋をして約10分蒸らせば清涼感溢れるお茶が出来上がります。ローリエには自律神経を整える効能もあるので、気持ちが不安定な時はローリエのお茶で一息ついてリラックスしましょう。
⑤ハーブオイルにして使う
ローリエをハーブオイルとして保存するのもおすすめです。作り方は以下のようになります。
1、ローズマリー1~2枚、ローリエ1枚、赤唐辛子1個を用意する。
2、ローズマリーはよく洗って乾燥させ、赤唐辛子は種を取っておく。
3、保存容器にローズマリー、ローリエ、赤唐辛子を入れ、全体が浸かるまでオリーブオイルを注ぐ。
4、香りがオイルに移るまで、1週間ほど室温で保存する。
ハーブオイルは常備しておくと、パンに塗ったり、パスタやサラダにも使用できとても便利です。オリーブオイルからローリエやローズマリーが飛び出してしまうとカビの原因となるで、必ず全体が浸かっている状態で保存しましょう。香りが移った後は、ハーブ類を取り出しておくと良いでしょう。
竹本友里恵
管理栄養士
ローリエは肉や魚特有の臭みを消すハーブとして使用されており、煮込み料理に使う場合は調理開始の段階から入れると、ローリエの香りが広がります。ニシンを始めとする魚介の酢漬けや野菜のピクルスやシチューやポトフ、カレーなど煮込み料理、その他にもソース類といった保存を目的とした料理にもローリエが使用できます。ローリエが家庭に無い場合は、タイムやローズマリー、セロリの葉などで代用できますが、ローリエと比べると風味が強すぎるため、量をひかえめにすることが大切です。ローリエの1番の目的は臭いを消す事なので、料理や目的に合わせてお好みのハーブを使用して食事を楽しみましょう。
ローリエを使う際の注意点は?
食用としてだけでなく防虫や消臭としても使用でき、優れた効能も持ち合わせているローリエですが、使う際に注意した方が良いことはあるのでしょうか?
妊娠中の人は避ける
ローリエには月経を促進させる作用があり、妊娠中は流産の心配があるため使用は避けた方がよいと言われています。特に精油を使用したアロマテラピーやマッサージは成分が濃縮されているので危険です。料理への使用は問題ないと言われていますが、妊娠中は使用しない方が安心でしょう。
ローリエをうまく使おう
ローリエは料理の香り付け、食材の臭み消し、防虫や消臭などに役立てることができ、また消化促進や鎮静効果など効能面でも非常に優れています。月桂樹は栽培しやすく、常緑樹で1年中収穫することができるので、自宅で育ててローリエを食事や生活のあらゆる場面で活用してみましょう。