豆もやしの栄養がすごい?効果は?違いある?ナムルでの栄養も紹介!
豆もやしの栄養を知っていますか?栄養がないは嘘でしょうか。今回は、豆もやしの栄養がすごい理由を、効果や緑豆もやしとの違いとともに紹介します。豆もやしの〈栄養成分・栄養価〉や、ナムルでの栄養も紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- 豆もやしは栄養がすごい?栄養ないは嘘?
- 豆もやしは栄養がすごい
- もやしは栄養がないは嘘
- 豆もやしの栄養は?効果はある?
- ①大豆イソフラボン
- ②大豆サポニン
- ③大豆タンパク質
- ④ビタミンC
- ⑤ビタミンB
- ⑥アミノ酸
- ⑦アスパラギン酸
- ⑧食物繊維
- ⑨カリウム
- ⑩GABA
- 豆もやしと他の種類の栄養の違いは?緑豆もやしだと?
- 豆もやしと他のもやしの栄養の違い
- 大豆もやしは緑豆もやしより栄養価が高い
- 豆もやしのナムルの栄養も知っておこう
- 豆もやしの栄養を効率的にとるには?毎日食べても良い?
- ①豆もやしのひげ根も食べる
- ②豆もやしを洗いすぎない
- ③豆もやしをスープに使う
- ④お酢をかけて食べる
- もやしは食べ過ぎなければ毎日食べても大丈夫
- 豆もやしをおいしく食べよう!
豆もやしは栄養がすごい?栄養ないは嘘?
豆もやしは、大豆を発芽させてつくられた食材でですが、栄養が低い野菜と思われがちです。この記事では、実際の豆もやしの栄養価、他の種類のもやしとの栄養価の比較などを紹介します。まず最初に、豆もやしの栄養の有無について紹介するので、参考にしてください。
豆もやしは栄養がすごい
豆の発芽によってできた豆もやしは、低カロリーでありながら高い栄養価を持つ食材です。豆もやしは、一般的な野菜と同様にビタミンB1、ビタミンC、タンパク質、鉄分、カリウムなどを豊富に含みます。特に、ビタミンB1は疲労回復に有効で、鉄分は貧血予防に役立ちます。
もやしは栄養がないは嘘
「もやしは栄養がなく肌に悪い食材」という噂が広まっていますが、これは大きな誤りです。実際には、もやしには他の野菜と同様にビタミンやミネラルが豊富に含まれています。ビタミンCは美肌に効果的で、逆に栄養がないと考えて適当な調理をすると、肌への効果がない可能性があります。十分に栄養価を理解した上で、もやしを食事に取り入れることが大切です。
豆もやしの栄養は?効果はある?
豆もやしは、大豆を発芽させてつくられているため、大豆由来の成分を多く含有しています。ここでは、豆もやしに含まれている栄養成分について紹介します。各栄養成分の効果や効能、水に溶けやすいかなどの特長についても紹介するので、気になる人はチェックしてください。
①大豆イソフラボン
豆もやしに含まれている大豆イソフラボンは、大豆を原料にしている豆もやしにも含まれています。大豆イソフラボンは、フィトエストロゲンとも呼ばれ、エストロゲンという女性ホルモンに似た働きをします。大豆イソフラボンは、骨粗鬆症の予防や更年期障害の軽減、動脈硬化の防止に役立つとされています。
②大豆サポニン
サポニンは葉物や根菜などの野菜に含まれる成分で、特に大豆などの豆類に多く含まれています。豆もやしに含まれる大豆サポニンは抗酸化作用をもち、細胞の酸化を防ぎ、老化防止やがん予防に最適です。また、免疫機能の強化にも働くと言われています。
③大豆タンパク質
豆もやしの大豆タンパク質は良質な植物性タンパク質で、体内で必要なアミノ酸をバランス良く供給してくれます。これにより、筋肉の健康、免疫力維持、さらには細胞の修復と再生に重要な役割を果たすのです。
④ビタミンC
豆もやしに含まれるビタミンCは、強力な抗酸化作用を持ち、体の免疫機能を高めることで病気の予防に役立ちます。さらに、コラーゲンの生成を助け、皮膚や毛髪、骨の健康を維持します。しかし、水に溶けやすい栄養成分のため、摂取する際は調理方法に注意が必要です。(※1)
⑤ビタミンB
豆もやしに含まれるビタミンB群は、エネルギーの代謝や神経系の健康に必要な栄養素です。特にビタミンB1は、糖質のエネルギー代謝に関与し、疲労感の軽減に役立つとされています。ビタミンB群もビタミンCと同様に水に溶けやすいため、摂取する際は調理方法に気を付けて、定期的な摂取を心がけましょう。(※2)
⑥アミノ酸
豆もやしにもアミノ酸が豊富にふくまれており、体の組織を作るための基本的な要素です。アミノ酸は、筋肉の形成や修復、免疫機能の維持に重要な役割を果たします。必須アミノ酸と呼ばれる9種類のアミノ酸は、体内では合成できないため、食事から摂取する必要があります。(※3)
⑦アスパラギン酸
アスパラギン酸は、体内でエネルギーを生成するのに重要なアミノ酸の一種で、豆もやしにも豊富に含まれています。アスパラギン酸は、疲労物質の除去や脳の活性化、美肌に役立つとされています。
⑧食物繊維
豆もやしにも、他の野菜と同様に食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、消化器系の健康を維持し、便通を改善に効果的です。また、食物繊維は血糖値の急激な上昇を抑え、コレステロールの吸収を阻害することで、生活習慣病の予防に役立ちます。(※4)
⑨カリウム
豆もやしは、他の野菜のようにミネラルを豊富に含む食材です。特に豆もやしはカリウムを多く含んでおり、体内の水分バランスを調整し、血圧の安定に効果があります。また、心臓や筋肉の機能を正常に保つために必要な栄養成分です。(※5)
⑩GABA
豆もやしは、一部の野菜や豆類に比べて、GABAの含有量が非常に高い食材です。GABAは、神経伝達物質で、脳内での情報伝達を調節します。主に興奮状態を抑える役割をもち、ストレスの緩和や良質な睡眠の獲得に役立ちます。GABAが豊富な豆もやしの積極的な摂取は、ストレス社会で生きる現代人の健康維持に大切です。
豆もやしと他の種類の栄養の違いは?緑豆もやしだと?
ここでは、豆もやしと他の種類のもやしの栄養価の違い、豆もやしをナムルにした時の栄養素について紹介します。それぞれのもやしの栄養価を知ることで、食材選びがしやすくなるので、ぜひ参考にしてください。
豆もやしと他のもやしの栄養の違い
100gあたり | カロリー | GABA | 食物繊維 | 葉酸 | 大豆イソフラボン |
大豆もやし | 29kcal | 40mg | 2.3g | 85μg | 38mg |
緑豆もやし | 15kcal | ― | 1.3g | 41μg | ― |
黒豆もやし | 17kcal | ― | 1.5g | 42μg | ― |
表から見て取れるように、大豆もやし、緑豆もやし、黒豆もやしはそれぞれカロリーと栄養成分に違いがあります。特に大豆もやしは、他の2つのもやしと比較してカロリーが高めですが、GABA、食物繊維、葉酸、大豆イソフラボンの含有量が最も多いです。緑豆もやしと黒豆もやしはカロリーが低く、ダイエットに最適な食材です。
大豆もやしは緑豆もやしより栄養価が高い
大豆もやしと緑豆もやしは、両方とも豆から発芽させたものですが、大豆もやしは一般的に緑豆もやしより栄養価が高いとされています。大豆もやしは、緑豆もやしよりも良質なタンパク質、食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。特に、大豆特有のイソフラボンやサポニンなどの健康成分を含んでいるのが大きな特長です。
豆もやしのナムルの栄養も知っておこう
豆もやしのナムルには、生の豆もやしと同様に以下のような栄養素が含まれています。
・大豆イソフラボン
・大豆サポニン
・大豆タンパク質
・ビタミンC
・ビタミンB群
・アミノ酸
・アスパラギン酸
・食物繊維
・カリウム
・GABA
豆もやしのナムルは、大豆から発芽させた豆もやしを使うことで、一般的なもやしのナムルよりも高い栄養価になります。豆もやしには、水に溶けやすい成分が多いため、調理の際は注意が必要です。豆もやしの栄養素を逃がさないためにも、短時間調理を心がけましょう。また、豆もやしは、生食すると食中毒を引き起こす可能性があるため必ず火を通してください。
豆もやしの栄養を効率的にとるには?毎日食べても良い?
ここでは、豆もやしの栄養を余すことなく摂取するためのポイントを紹介します。豆もやしには。水などに溶けやすい成分も多く含まれているので、この記事を調理する際の参考にしてください。
①豆もやしのひげ根も食べる
発芽した豆もやしのひげ根には、本体と同じように多くの栄養素が含まれています。発芽でできたひげ根を捨てずに摂取することで、栄養素を余すことなく体に取り入れることが可能です。食感に違和感を感じる場合は、細かく切るか、調理方法を工夫することで解消できます。
②豆もやしを洗いすぎない
豆もやしは水洗いすることで、表面に付着した不純物を取り除くことができます。しかし、洗いすぎると、豆もやしの表面に含まれるビタミンCなどの水に溶けやすい栄養素が流れ落ちてしまいます。
③豆もやしをスープに使う
スープ料理の食材に豆もやしを使うと、その栄養素を効率的に摂取することができます。短時間で火を通すことで、栄養素を逃がさずに、また豆もやし本来の食感も保つことが可能です。また、豆もやしの水に溶けやすい成分だけではなく、豆もやし自体の旨みもスープに溶け出して一層美味しくなります。
④お酢をかけて食べる
お酢をかけて豆もやしを食べると、消化を助け、栄養素の吸収を高めるのに効果的です。また、お酢は豆もやしの風味を引き立て、食欲を増進させる効果もあります。さらにお酢は、ビタミンB1が含まれている豆もやしと一緒に摂取することで、疲労回復効果が高くなります。
もやしは食べ過ぎなければ毎日食べても大丈夫
もやしは低カロリーかつ栄養価が高いため、他の野菜と同様に適量を心掛ければ毎日食べても健康に問題はありません。しかし、豆もやしだけを大量に摂取すると、食物繊維の過剰摂取になり、便秘・下痢・吐き気といった症状が起きてしまうので気をつけましょう。
(*もやしの食べ過ぎに関して詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
豆もやしをおいしく食べよう!
豆もやしは大豆を発芽してできているため、大豆由来の豊富な栄養素を詰まった、健康食品の一つと言えます。豆もやしを食事に取り入れ、必要な栄養素を効率的に摂取することが可能です。しかし、水に溶けやすい成分が多いため調理法や食べ方を工夫して、その栄養価を最大限に引き出すことが大切です。豆もやしを上手に活用し、健康維持に役立てましょう。