スイカは太る?食べ過ぎなければ痩せる?ダイエット効果ある食べ方など紹介!
【管理栄養士監修】スイカは太る食べ物なのでしょうか?今回は、スイカのカロリー・栄養価などから、食べると太るのか、食べ過ぎても太らないのかなど紹介します。スイカから摂取できる嬉しい美容成分に加え、スイカのダイエット効果や痩せる食べ方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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スイカを食べると太る?太らない?
夏になると何故かスイカを食べたくなる方も多いのではないでしょうか。爽やかな甘さが美味しいスイカですが、人によってスイカが太る食べ物かどうか、認識も様々なようです。まずは、太る原因となる栄養成分をスイカとその他のお菓子で比べてみましょう。
スイカのカロリーや糖質など栄養価を見てみよう
カロリー | 糖質 | 脂質 | |
スイカ | 37kcal | 9.2g | 0.1g |
チョコレート | 558kcal | 51.9g | 34.1g |
せんべい | 373kcal | 82.3g | 1.0g |
キャラメル | 433kcal | 77.9g | 11.7g |
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
糖度も高く、一見カロリーも高そうなイメージもあるスイカですが、実は100g当たり37kcalしかありません。普通サイズのスイカの可食部重量が約3kgなため、仮にスイカ6分の1を食べてしまったとしても、約200kcalと、カロリーはとても低い食べ物です。
また、糖質含有量も比較的控えめであり、脂質もほとんど含まれていないことから、適量を守れば、スイカは太りにくい食べ物と言えるでしょう。
スイカは食べ過ぎても太らない?
ダイエット中はカロリーに加え、糖質にも気をつけたいところです。どんなにヘルシーな食材でも、食べ過ぎが原因で太ることも考えられます。低カロリー・低糖質なスイカですが、ダイエット中もたくさん食べて良いか見てみましょう。
スイカに含まれる果糖の食べ過ぎで太る
スイカの甘さは果糖と呼ばれ、砂糖の成分ショ糖と同じく糖質に分類されます。糖質は人体にとって必要なエネルギーとなりますが、必要以上に摂取された糖質は脂肪に変わり、体内に蓄積されてしまうため、糖質の過剰摂取は中性脂肪や太る原因となります。(※4)
果糖はショ糖に比べて太りにくいと言われていますが、糖質には変わりありません。果糖は、まろやかで爽やかな甘さのため、たくさん食べてしまいがちですが、スイカの食べ過ぎも例外ではなく、太る原因となってしまいますので、ダイエット中は食べ過ぎに注意しましょう。
スイカを食べると痩せる効果も?ダイエット向きな栄養素は?
スイカが太りにくい食べ物だということがわかりましたが、逆にダイエット効果があり、痩せることができるのか、栄養成分と共に紹介します。
①シトルリン
スイカから発見されたシトルリンと呼ばれる成分は、一酸化窒素を発生させ、それにより血管拡張を促してくれる作用があります。血流が良くなることから、代謝もアップし、ダイエット効果に期待できるだけではなく、むくみや冷え性の改善に期待ができるでしょう。
また、血流がスムーズになることから、酸素と栄養素の運搬量が高まり、運動能力が高まるだけではなく、皮膚の弾力やツヤに必要なアミノ酸でもあるため、美肌効果にも役立ちます。
②カリウム
スイカに豊富に含まれるカリウムは、体内の余分な水分を塩分とともに排泄し、セルライトをつくりにくくする栄養成分です。不要な塩分が外に出ることで、高血圧症の改善にも非常に効果的となっています。
セルライトを放置すると、血行とともに代謝が悪くなりダイエットの邪魔となります。これを防ぐといった点では、間接的にダイエット効果があると言えるでしょう。(※2)
石川桃子
管理栄養士
暑い夏は程よく塩分も必要ですが、外食などが増えると塩分を過剰に摂取してしまう傾向が強まるため、カリウムが豊富なスイカやきゅうりを召し上がることで排出できるためメニューに取り入れると良いでしょう。