オレンジジュースの効能は？美容・健康に効果あり？飲み過ぎの注意点も紹介！

ビタミンCには、アレルギーの反応の原因となるヒスタミンの発生を抑える効果があります。しかし、オレンジジュースに含まれるビタミンCの量ではアレルギー反応を抑制するには不十分なので、オレンジジュースが花粉症対策に効果があるかどうかは残念ながら定かではありません。

オレンジジュースで美容・健康の効果を得たい時に、飲むものやタイミングを間違ってしまうと効果が十分に発揮されなかったり、逆効果になってしまったりします。オレンジジュースの効果的な飲み方を解説していきます。

運動後にオレンジジュースを飲むことによって、消費された糖を効率的に摂取できます。オレンジジュースに含まれる糖分はビタミンB1やクエン酸によって速やかにエネルギーに変えられ疲労回復を促すとともに、ビタミンCなどの栄養補給もできます。運動後３０分くらいまでの、栄養吸収力が高い時間帯に飲むといいでしょう。

夜、特に就寝前にオレンジジュース飲むと、糖が体内に溜まり、それがやがて脂肪となってしまいます。朝飲むことによって、日中の活動で糖を消費できるので夜より朝飲むことをおすすめします。

ただし、美肌効果を期待している方は注意が必要です。オレンジジュースを始めとする柑橘系には、ソラレンという物質が含まれていて、これが紫外線と反応してシミを作ってしまいます。できれば、日中で日差しを浴びることがない時間帯に飲むことをおすすめします。

濃縮還元とは、一度絞った果汁の水分を飛ばし冷凍保存しておき、使う時に再び水分を足すという加工です。この加工で風味が損なわれますので濃縮還元タイプのオレンジジュースは香料も添加されています。また、濃縮還元する際に栄養素が飛んだり、変性して損なわれるため、濃縮還元よりもストレート１００％のものを選ぶことをおすすめします。

ストレートタイプを見つける目印は、濃縮還元タイプで表記が禁止されている「純正」、「純粋」、「ピュア」といった言葉の入ったパッケージのもの、または逆に「還元濃縮」と書かれていないものを選びましょう。

美容・健康に効果があるオレンジジュースですが、適量は1日コップ１杯くらいとされていて、飲み過ぎには注意が必要です。オレンジジュースの飲み過ぎてはいけない理由を見ていきましょう。

果糖は、果物に含まれる糖の一種です。吸収された果糖はインスリンの影響を受けないので、果糖は血糖値に直接は関与しません。しかし、糖新生という反応によって血糖値に影響のあるブドウ糖に変換され、過剰になると肝臓内で内臓脂肪になるため、摂り過ぎると太ります。

今回はオレンジジュースの効果・効能と、飲み方の注意点を解説しました。皆さんも、飲むタイミングと量に気をつけながら、オレンジジュースを日々の健康対策に取り入れてみてはいかがでしょうか。