キャベツの生は危険?シュウ酸・食べ過ぎが原因でお腹張る?安全な食べ方は?
キャベツの生は危険か知っていますか?今回は、キャベツは生で食べると危険と言われる〈食べ過ぎ・シュウ酸〉などの理由や、体に良い効能を紹介します。キャベツの生の安全な食べ方や、〈サラダ・千切り〉などのおすすめレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- キャベツは生で食べると危険って本当?
- キャベツは生で食べても基本的に危険ではない
- ただしキャベツを生で食べると危険な場合もある
- キャベツの生は危険と言われる理由は?シュウ酸が原因?
- ①食べ過ぎは副作用を引き起こす可能性があるから
- ②食中毒になる恐れがあるから
- ③シュウ酸が多く含まれているから
- ④土などの汚れや虫が付いている可能性があるから
- ⑤農薬が付着しているから
- キャベツの生の危険でない食べ方は?
- ①食べ過ぎない
- ②使う直前に使う分だけ洗う
- ③腐ったキャベツは避ける
- キャベツの生を安全に食べた時の効能
- キャベツを安全に生で食べるおすすめレシピ3選!
- ①味噌とニンニクで食べる生キャベツ
- ②簡単浅漬けキャベツサラダ
- ③塩昆布とキャベツで作る簡単和風ナムル
- キャベツを生で食べると危険な場合に注意
キャベツは生で食べると危険って本当?
キャベツは生で食べると危険なのでしょうか。ここではキャベツを生で食べると危険かどうかや、危険な場合があるケースについても紹介するので参考にしてみてください。
キャベツは生で食べても基本的に危険ではない
キャベツは生のまま食べても、基本的に危険ではありません。定食などにもキャベツは生で提供されていることからも、基本的に生で食べて問題ありません。また、キャベツは生で食べるとキャベツの栄養を効率的に摂取することも可能です。
ただしキャベツを生で食べると危険な場合もある
キャベツは基本的に生で食べられますが、生で食べると危険な場合もあります。千切りキャベツは生で口にするため、調理する際にキャベツに菌が付着していることで食中毒を起こす危険や、食べ過ぎるとシュウ酸による中毒症状を起こす危険もあります。
キャベツの生は危険と言われる理由は?シュウ酸が原因?
キャベツの生は危険と言われる理由は、キャベツに含まれるシュウ酸が原因なのでしょうか。ここでは、キャベツの生食のリスクやキャベツに含まれているシュウ酸についても紹介するので、参考にしてみてください。
①食べ過ぎは副作用を引き起こす可能性があるから
キャベツの食べ過ぎは、以下のような副作用が出る場合があります。
・腹痛
・下痢
・吐き気
キャベツには食物繊維が含まれており、腸内環境の改善などに効果があります。しかし、食べ過ぎるとお腹が張るなど健康へのデメリットが大きくなってしまうので、食べる量には気をつけましょう。
②食中毒になる恐れがあるから
生のキャベツを食べることによって引き起こされる恐れのある食中毒の症状は、以下の通りです。
・吐き気
・嘔吐
・腹痛
・下痢
キャベツなどの野菜も食中毒の原因となることがあります。キャベツの葉から出る液によって細菌が増殖し、それを口にすることにより、食中毒を起こす危険があります。キャベツなどの葉野菜を食べる際は、目に見えない菌を落とすためにもしっかりと水洗いをするようにしましょう。
③シュウ酸が多く含まれているから
キャベツには血液中の石灰分と強く結合し、結石の原因にもなるシュウ酸が含まれています。キャベツは野菜の中でも比較的多くのシュウ酸が含まれており、時には急性中毒症状を引き起こして胃痛、口腔および喉の炎症を起こし、腎臓にダメージを与える危険もあります。
④土などの汚れや虫が付いている可能性があるから
キャベツなどの野菜には土などの汚れや虫が付いている可能性があり、それが原因で腹痛などを引き起こす危険もあります。キャベツは葉っぱが複数枚重なっていて、汚れや虫を見つけにくいため、食べる際は気をつけましょう。
⑤農薬が付着しているから
キャベツを生食するのが危険と言われる理由のひとつに、農薬が付着していることが挙げられます。キャベツは無農薬で育てるのが難しい野菜で、基本的には農薬を使って虫などから守られています。
キャベツを口にする際はこの農薬も摂取することになりますが、使用される農薬は量や使用方法が厳しく管理されているため、普通に食べる分には健康上の問題はありません。
キャベツの生の危険でない食べ方は?
キャベツの生の危険でない食べ方はあるのでしょうか。ここでは、キャベツの危険な食べ方を避ける方法や、キャベツを生で安全に食べた時の効能や効果についても紹介するので、参考にしてみてください。
①食べ過ぎない
キャベツを生で安心して食べるには、食べ過ぎないことが重要です。キャベツは栄養が豊富で健康にも良い野菜ですが、食べ過ぎると体に悪影響を及ぼす恐れがあるため、1日あたり230gを目安に食べると良いでしょう。この量は、普通サイズのキャベツで約1/4玉分にあたります。千切りキャベツなどにしてかさを増やしておくと、食べ過ぎ防止にもなります。
②使う直前に使う分だけ洗う
キャベツを生で食べる際は、使う直前に使う分だけ洗うようにしましょう。キャベツの洗い方のポイントは以下の通りです。
【キャベツの洗い方】
・一枚一枚、水で洗い流す
・先にカットをしてから、ざるなどに入れて洗う
・くし切りキャベツは水をためたボウルで振り洗う
キャベツには虫などの害虫がついている可能性があるほか、シュウ酸が含まれているので、使う前に洗うことは非常に重要です。また、水に15分ほど漬けておくと、30%のシュウ酸が減少することがわかっています。
③腐ったキャベツは避ける
腐ったキャベツの特徴は以下の通りです。
・黒く変色している
・茶色く変色している
・葉から液が出てくる
キャベツが腐ると、見た目に大きな変化があり、特に色が変色することが多いです。葉の部分が溶けて液が出てきたり、葉っぱだけではなく芯の部分が黒くなったりなどの変化があるので、食べる前には見た目をよく確認するようにしましょう。
(*キャベツが腐った時の見た目について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
キャベツの生を安全に食べた時の効能
キャベツの生を安全に食べた時の効能は以下の通りです。
・免疫力向上
・胃を保護する役割
・美肌効果
キャベツは生で食べることにより、健康に良い多くの栄養を摂取することができます。キャベツに含まれている食物繊維は脂質や糖分、塩分などを身体から排出する効果もあるので、肥満や高血圧などの予防にも効果が期待できます。
キャベツを安全に生で食べるおすすめレシピ3選!
ここではキャベツを安全に生で食べるおすすめレシピを紹介します。栄養満点なキャベツを生で美味しく食べることができるレシピばかりなので、是非参考にしてみてください。
①味噌とニンニクで食べる生キャベツ
味噌とニンニクを生キャベツにつけて食べるこのメニューは、お酒のおつまみや、食卓のおかずの一品としても使うことができます。手軽に栄養バランスのとれた生野菜を食べることができる点も良いでしょう。
②簡単浅漬けキャベツサラダ
ビニール袋に洗ったキャベツと調味料を入れてもみ込むだけで、手軽に美味しいサラダが作れます。また、味付けもさっぱりしており、子供や高齢者も美味しく食べることができます。食物繊維がたくさん含まれるキャベツをたくさん食べたいときにおすすめのメニューです。
③塩昆布とキャベツで作る簡単和風ナムル
生キャベツと塩昆布で作ることができる簡単和風ナムルです。塩昆布のほかにごま油も使用するため、見た目だけでなく、匂いからも食欲をそそるメニューになっています。キャベツは手でちぎらずに千切りにすると、より食べやすくなります。
キャベツを生で食べると危険な場合に注意
健康や美容に良いキャベツですが、生で食べると健康上の危険もあることがわかりました。また、キャベツに含まれているシュウ酸や、食べる量には気を付けるようにしましょう。キャベツを生で安心して食べるための方法やおすすめレシピなどを参考にして、生キャベツを味わってください。