そうめんは消化に良い?悪い?夜食や下痢・胃もたれなどに効果あるレシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】そうめんが消化に良いか悪いか知っていますか?どれくらい時間がかかるのでしょうか?今回は、そうめんの消化に良い理由や〈夜食・胃もたれ・下痢〉などおすすめな場面を紹介します。そうめんの消化に良い・悪い食べ方やレシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
刺激の強い食べ物が体内に入ると胃で大量の消化液が分泌されてしまい、消化酵素を放出する膵臓の働きが低下して消化が悪くなります。そうめんは刺激が強くないので、このような心配がありません。
そうめんの消化によい食べ方は?
そうめんが消化によいことは分かりましたが、より消化の時間を短くするための食べ方はあるのでしょうか。いくつかの具体例を挙げて、説明します。
①暖かいにゅうめんで食べる
冷たい食べ物は胃に負担をかけ、消化にも時間がかかってしまう事が分かっています。そうめんを暖かいにゅうめんで食べることで、より胃に負担をかけず、短時間で消化をすることが出来ます。
②よく噛み、ゆっくりと食べる
口に入った食べ物は消化のために体内で細かくされますが、よく噛んで食べることで消化を助けることができます。また、早食いは胃に負担をかけるので、ゆっくりと食べるとよいでしょう。(※1)
③具材と別ゆでする
そうめんには原料に微量の油を含む場合がありますが、このゆで汁を摂取することで消化が遅くなります。もし具材も一緒にゆでたい場合は、別ゆでをすることで、油分の摂取量を減らすと良いでしょう。
④時間を空けて食べる
間食などを頻繁にしていると胃が休まる暇がなく、結果として消化の機能が落ちてしまいます。そうめんを食べる際には、3~4時間程度の間隔をあけ、ほどよい空腹の状態で食べるようにしましょう。
一瀬 ゆかり
管理栄養士
他にも、合わせる汁はシンプルに、だしと醤油をベースにしたものがお薦めです。 ごまなどを加えてコクを出したタイプは、脂質が多くなってしまうため、消化にかかる時間を増やしてしまいます。 消化に時間がかかるということは、それだけ空腹になりにくいということなので、朝や昼などの活動する時間帯に食べたり、体調が良いときには食べ応えが増すので、そういう時に選ぶと良いでしょう。
そうめんの消化が悪くなる食べ方・注意点
そうめんは消化に良い食材ですが、食べ方によっては消化が悪くなってしまうこともあります。消化が悪くなる食べ方を理解し、下痢や胃潰瘍などおなかの調子が悪いときにはこのような食べ方は避けましょう。
①消化に悪い具材と一緒に食べる
消化のよいそうめんですが、下記のような消化の悪い食材と食べる事で、胃に負担がかかります。
・油揚げ
・天ぷら
・鶏皮
・ごぼう
・海藻
・固ゆで卵
・塩辛
・脂ののった魚
消化によい食べ方をしたいのであれば、一緒に食べる食材にも気を遣う様にしましょう。天ぷらなどの揚げ物や、ゴボウや堅ゆで卵といった方目の食材には注意が必要です。
②食べ過ぎる
そうめんがどんなに消化の良いと言っても、食べ過ぎることで胃に負担がかかってしまい、消化が悪くなります。そうめんを食べる際には、腹八分目を心掛け、食べ過ぎには注意しましょう。