青梅には毒素がある?生食は危険?梅干しが安全な理由など解説!

青梅の毒性について知っていますか?青梅は果物ですが生でも食べることはできるのでしょうか。今回は、青梅にある毒性の危険性や摂取した時の症状例を紹介します。青梅の毒素は梅干しになるとどうなるのかも紹介するので、参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 青梅には毒素がある?
  2. 青梅の実・種に毒素「アミグダリン」が含まれる
  3. 青梅を生で食べて毒を摂取するとどうなる?
  4. 青梅の毒素で中毒になった時の症状
  5. 青梅1個あたりの毒素は少量のため危険性は低めではある
  6. ただし若い青梅には要注意
  7. 青梅の毒素は梅干しになるとどうなるの?
  8. 青梅の毒素は熟れる・加工の過程で無毒化される
  9. 青梅の生食は危険

青梅には毒素がある?

青梅とは熟す前の青い色をした梅の実のことを指し、収穫時期は5月~6月頃です。青梅は主に梅干しや梅酒作りに使われますが、実が未熟なうちに使っても体に害はないのでしょうか。ここでは、青梅に含まれる毒素について詳しく解説します。

青梅の実・種に毒素「アミグダリン」が含まれる

青梅の実や種には、糖と青酸が結合した青酸配糖体の一種である「アミグダリン」が含まれています。アミグダリンは幼い実が動物に食べられてしまわないようにするために、梅が自らの身を守るために出す毒素です。このアミグダリンは、人間の体内に入ると腸内細菌によって分解され、猛毒であるシアン化水素に変化します。

アミグダリンは、青梅の他にもスモモやビワ・アンズなどのバラ科の未熟な実や種、葉にも含まれています。一部ではアミグダリンが健康に良いといった話もありますが、人がアミグダリンを大量に摂取すると中毒症状を引き起こすので注意しましょう。

青梅を生で食べて毒を摂取するとどうなる?

青梅には中毒症状を引き起こすアミグダリンが含まれていることが分かりましたが、生のまま食べた場合には、具体的にどのような中毒症状が現れるのでしょうか。ここでは、主な症状や摂取量について解説していきます。

青梅の毒素で中毒になった時の症状

青梅に含まれるアミグダリンを人間が摂取した場合には、以下のような中毒症状を引き起こします。

・頭痛
・めまい
・発汗
・発熱
・嘔吐
・けいれん


アミグダリンは、少量摂取した程度では中毒症状を引き起こすことはありませんが、大量に摂取すると上記のような中毒症状を引き起こします。アミグダリンを大量に摂取すると、体内の細胞がエネルギー生産を行えなくなり、様々な体調の異変を起こすと言われています。

ひどい場合には、上記以外にも呼吸困難や意識混濁・昏睡状態、異常な血圧低下などが起こり、最悪の場合は死ぬ可能性もあるので注意しましょう。

青梅1個あたりの毒素は少量のため危険性は低めではある

青梅に含まれるアミグダリンは危険な毒素ではあるものの、青梅1個あたりに含まれる量は少量のため、実際には危険性はそこまで高くありません。

青梅の致死量は、直径4㎝ぐらいの大きさの青梅であれば成人で300個、子供で100個ほどだと言われているため、数個食べた程度で中毒症状が現れる可能性は低いと言えます。ただし、種子には果肉よりも10~20倍多い量のアミグダリンが含まれているので、決して種をかじったり砕いて食べたりしないで下さい。

ただし若い青梅には要注意

青梅は、大量に食べなければ危険性は低いですが、若い青梅の場合には注意が必要です。若い青梅の方が、よりアミグダリンを多く含んでいるので、絶対に生で食べないようにしましょう。梅干しや梅酒作りには若い青梅が適しているため、若い青梅を好んで選ぶ場合も多いかもしれませんが、特に子どものいる家庭などでは取り扱いに十分注意してください。

青梅の毒素は梅干しになるとどうなるの?

青梅は梅干しに加工することも多いですが、梅干しに加工すると青梅に含まれる毒素はどうなるのでしょうか。ここでは、梅干しに加工することで、毒素がどのように変化するかについて解説します。

青梅の毒素は熟れる・加工の過程で無毒化される

青梅に含まれるアミグダリンは、実が熟す過程の中で、エムルシンと呼ばれる果肉に含まれる酵素によって徐々に分解されて無毒化します。成熟していない青梅も、塩や砂糖・酒などを使って梅酒や梅干しに加工することで、時間の経過に伴ってアミグダリンの分解が促進されて無毒化が進みます。

このように、青梅を使った梅干しなどの加工品や熟した梅であれば、アミグダリンによる中毒の可能性は生の青梅に比べて低くなるでしょう。

青梅の生食は危険

旬の時期にはスーパーなどの店頭にも多く並ぶ青梅ですが、香りは良くても苦みがあるので生食には向いていません。さらに、青梅には中毒を起こす毒素が多く含まれている場合もあるので、生では食べずに梅干しや梅酒に加工して味わうようにしましょう。

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