ブロッコリーを食べ過ぎるデメリットは?太る?1日に適切な量や対策も紹介!
【管理栄養士監修】ブロッコリーを食べ過ぎた場合、どのような弊害があるか知っていますか?どのくらいからが食べ過ぎになるのでしょうか?今回は、〈腹痛〉〈臭い〉などブロッコリーを食べ過ぎるデメリットや食べる際のデメリット対策を紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ブロッコリーの1日に適切な量はどのくらい?
ブロッコリーは食べ過ぎると良くないと聞きますが、食べ過ぎの明確な量はあるのでしょうか?どのくらいからが食べ過ぎになるのかや、1日に適切な摂取量を解説します。
ブロッコリーは1日1本(400g)までが適切
ブロッコリーは1日に1本(400g)が適切な量です。ブロッコリーは体積が大きいため、400gでも結構お腹にたまります。普段の食事の前菜などで食べている人は多くて150g程だと思われるので、心配する必要はないでしょう。
ブロッコリー1kgは食べ過ぎ
ブロッコリーを1kg食べると、流石に食べ過ぎになります。筋トレをしている方は、カロリー制限や男性ホルモンの摂取のために低糖質・低カロリーなブロッコリーを好んで食べますが、健康のことを考えると程々にした方がいいでしょう。
「食べ過ぎ」の明確な量は人によって様々なため、「適切な量の上限」と「明らかに食べ過ぎな量」を提示することしかできませんので、自分にあった適切な量を探すのが一番だと思われます。
ブロッコリーを食べ過ぎるデメリットは?太る?
ブロッコリーの1日に適切な量はわかりましたが、実際に食べ過ぎた場合、どのようなデメリットがあるのでしょうか?
体臭がくさくなる
ブロッコリーを食べ過ぎるデメリットの一つ目に、体臭がきつくなります。ブロッコリーには「コリン」が含まれているのですが、この「コリン」が腸内で分解されることで「トリメチルアミン」という物質に変化します。このトリメチルアミンが悪臭の原因で、魚臭さやアンモニア臭がすると言われています。(※3)
胃腸に負担がかかり腹痛を起こすことも
ブロッコリーには「フルクタン」という糖が含まれており、この糖は小腸で吸収されにくいため、大腸に十分に分解されずに届いた場合、水が通常より多く分泌され胃腸が刺激されます。
そのため、過敏性腸症候群と診断されている方など胃腸が弱い方は腹痛を起こす可能性があります。診断されていなくても、腹痛が起こりやすい場合には気をつけた方がいいでしょう。(※4)
甲状腺機能低下症を引き起こす可能性がある
ブロッコリーには「ゴイトロゲン」が含まれており、この成分が甲状腺機能低下症を引き起こすと言われています。ゴイトロゲンはブロッコリーの他、カブ・チンゲンサイなどにも含まれています。
ただ、実際に甲状腺機能低下症を引き起こした報告があるのは、生のチンゲン菜を1日に1.0~1.5kg、数ヶ月間食べた女性のみだそうですので、特段、心配する必要はないと思われます。(※5)
住吉彩
管理栄養士
どのような食材も偏った食べ方は良くありません。色んな食材から様々な栄養素をバランスよく食べるようにしましょう!
ブロッコリーの食べ過ぎで太ることはない
上記のようにブロッコリーを食べ過ぎると様々なデメリットがありますが、太ることはないと考えていいでしょう。ブロッコリーは野菜であるため、同じ重さあたりのカロリー・糖質はご飯など炭水化物類と比べて遥かに低いためです。
ご飯3杯分をブロッコリーで取ることができれば話は別ですが、相当な量のブロッコリーを食べる必要があり、太る以前に何かしらの異変が体に現れ、そちらの方が太ることよりも深刻な問題になるでしょう。とりあえず、ブロッコリーを食べすぎて太ることはないので、安心してください。(※6)
(*ブロッコリーのカロリー・糖質について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)