ブロッコリーを食べ過ぎるデメリットは?太る?1日に適切な量や対策も紹介!
【管理栄養士監修】ブロッコリーを食べ過ぎた場合、どのような弊害があるか知っていますか?どのくらいからが食べ過ぎになるのでしょうか?今回は、〈腹痛〉〈臭い〉などブロッコリーを食べ過ぎるデメリットや食べる際のデメリット対策を紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ブロッコリーを食べる場合の対策は?
ブロッコリーを食べ過ぎた場合の弊害については紹介しましたが、対策はあるのでしょうか?
加熱調理する
先ほど紹介した「ゴイトロゲン」は熱に弱い特性があり、加熱調理することによってゴイトロゲンによる弊害を防ぐことができます。
加熱調理の際のポイントとして、「茹で」より「蒸し」をおすすめします。その理由は、ブロッコリーは茹でで食べた場合、水溶性の栄養素が茹で汁の中にとけてしまいます。そのため、蒸した方が栄養を逃すことなく摂取できるのです。
1日に食べる量を制限する
コリン・フルクタンなどはゴイトロゲンと違い取り除く方法がありません。そのため、食べ過ぎないように1日に食べる量を制限しましょう。ただ、食べ過ぎの基準は人の体重・代謝量などによって変わります。
何かしらの理由でブロッコリーを大量に食べたいという人は、ある一定量を一定期間食べて、体調に支障をきたさなかった場合に量を増やしてみるなどして、自分にあった適切量の上限を調べるのがいいでしょう。
ブロッコリーには健康効果もある
ブロッコリーの食べ過ぎによる弊害を紹介しましたが、ブロッコリーには豊富な栄養素が含まれています。実際にどのような効能があるのでしょうか?
免疫力が上がる
ブロッコリーにはビタミンCが多く含まれており、ビタミンCには免疫力を向上し、風邪を予防する効果があると言われています。ビタミンCは体内で合成することができず、体外から摂取する必要があるので、ぜひ取り入れたいですね。
ガンや動脈硬化の予防
ブロッコリーにはスルフォラファンも含まれており、これは抗酸化作用があると言われており、ガンや動脈硬化の予防に一役買うとされています。また、ビタミンC、Eなどとともに、老化を防止する働きもするので、健康に気を遣いたい中年の方などは食べた方がいいでしょう。(※7)
住吉彩
管理栄養士
スルフォラファンは、タンパク質の分解や再合成に欠かせないビタミンB6との相性がいいので、肉や魚といった動物性食品との食べ合わせてみてはいかがでしょうか?
(*ブロッコリーの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ブロッコリーの食べ過ぎには注意しよう
ブロッコリーは低カロリー・低糖質で健康に良い食材ですが、食べ過ぎることでコリンを大量摂取し体臭がきつくなったり、腹痛を起こしたりする可能性があります。ダイエットや筋トレのためにブロッコリーを食べる際は1日に食べる量を決めて食べ過ぎないようにしましょう。