無洗米のデメリット・危険性は?味はまずい?美味しい炊き方のコツも解説!

無洗米とはどんなお米か知っていますか?なぜ洗う必要がないのでしょうか?今回は、無洗米を使うデメリットや〈味・栄養価〉の白米との差のほか、危険と言われる理由についても紹介します。無洗米を美味しく食べるコツも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. そもそも無洗米とは?なぜ洗う必要がない?
  2. 無洗米は「肌ぬかを取り除いた白米」なので洗う必要がない
  3. 無洗米の加工の方法・仕組み
  4. 無洗米を使うメリット
  5. 無洗米のデメリットは?まずい?
  6. ①日持ちしない
  7. ②値段がちょっと高い
  8. ③食感が硬いことがある
  9. 白米に比べて味がまずい・栄養価が劣ることはない
  10. 無洗米は危険と言われることも?実際どう?
  11. 無洗米が危険と言われる理由
  12. 「無洗米は危険」といった意見はイメージに過ぎない
  13. 無洗米を美味しく食べるコツは?
  14. ①浸水させるか無洗米モードで炊く
  15. ②密閉容器で正しく保存する
  16. ③冷水で軽く米を研ぐ
  17. 無洗米を食べてみよう

そもそも無洗米とは?なぜ洗う必要がない?

毎日の食卓に欠かせない白米は、炊く前に洗うのが一般的ですが、洗う必要がないお米として知られている無洗米はなぜ洗わなくても食べることができるのでしょうか。無洗米の基本について、学んでいきましょう。

無洗米は「肌ぬかを取り除いた白米」なので洗う必要がない

普通の白米と無洗米の違いは、肌ぬかを取り除いているかどうかです。収穫したお米を精米することで白米となりますが、白米には肌ぬかと呼ばれる糠が残っており、食べる前に洗って肌ぬかを落とす必要があります。無洗米は加工の際に肌ぬかも取り除くため、洗わずに食べることができるのです。

無洗米の加工の方法・仕組み

無洗米は収穫したお米を精米した後、無洗米加工を施すことで無洗米となります。加工方法はいくつか種類があり、空気と水だけで肌ぬかを取り除く「ヌカ式(BG精米製法)」、タピオカでんぷんで肌ぬかを取り除く「タピオカ式」、水で肌ぬかを洗い落とす「水洗い式」など様々です。

無洗米を使うメリット

通常の白米ではなく無洗米を使うことで、以下のようなメリットがあります。

・お米を洗う手間が省ける
・お米の栄養を逃がさない
・節水につながる
・水質汚染をある程度防げる


お米を洗う必要がないため節水はもちろん、お米に含まれるビタミンB1などの水溶性の栄養素を逃がさずに摂ることができます。

また、意外に感じる人もいるかもしれませんが、お米の研ぎ汁はヘドロなど水質汚染の原因の一つです。無洗米にすることで家庭から米の研ぎ汁が排出されず、結果的に水質汚染を防ぐことにつながるでしょう。

無洗米のデメリットは?まずい?

無洗米にはいくつものメリットがありますが、デメリットもいくつかあります。白米と比べて味が落ちるイメージを持つ人もいますが、ここでは無洗米のデメリットについて説明しましょう。

①日持ちしない

白米に付いている肌ぬかには、においを抑える効果や乾燥を防ぐことで日持ちさせる効果があります。無洗米の場合は肌ぬかを取り除いており、白米と比較してにおいが付きやすく乾燥しやすいため、日持ちしにくいことがデメリットです。無洗米を保存する場合はタッパーなどの密閉容器に入れて冷蔵庫で保存することで、ある程度日持ちするでしょう。

②値段がちょっと高い

白米と比較して無洗米の値段は、数百円程度高いケースが一般的です。これは精米の後に行われる無洗米加工の経費になりますが、無洗米を使うことでお米を洗う必要がなくなるため水道代は節約できます。一見デメリットに見えますが、最終的な金額は白米とそれほど変わらないでしょう。

③食感が硬いことがある

無洗米を白米と同じように炊飯器で炊くと、白米と比べて食感が硬いと感じることがあります。これは無洗米には肌ぬかが無いため、白米よりも1カップ当たりの米の量が多くなるためです。無洗米を炊く時は白米を炊く時よりも5%程度多めに水を入れるか、炊飯器の無洗米モードを使って炊きましょう。

白米に比べて味がまずい・栄養価が劣ることはない

無洗米は白米よりも、味が落ちたり栄養が劣ったりするイメージがある人もいるでしょう。しかし、実際には無洗米はお米の表面にある「うまみ層」が白米よりも残っているため、味が落ちるということはありません。

更に前述した通りお米に含まれるビタミンB1などの栄養は水溶性のため、白米ではお米を研ぐ際にある程度失われますが、無洗米ならほとんど逃すことなく摂ることができます。

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