ピーナッツの栄養価・効能をアーモンドと比較!食べ過ぎなど注意点も解説!

【管理栄養士監修】ピーナッツに含まれる栄養素を知っていますか?アーモンドと比較してどう言った違いがあるのでしょうか。今回は、ピーナッツの栄養成分・効能に加え、栄養素を逃さない調理法・食べ方を紹介します。ピーナッツの旬やカロリー・糖質量も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 熊橋麻実
Instagram Ameba Nadia
管理栄養士。保育園での管理栄養士経験8年、その他、社員食堂・タワーマンション内カフェ・料理教室などにも従事。現在、レシピ提供や講師・...
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管理栄養士。保育園での管理栄養士経験8年、その他、社員食堂・タワーマンション内カフェ・料理教室などにも従事。現在、レシピ提供や講師・記事執筆などの活動をしながら、現役で園児の給食管理を行っています。これまでの経験を活かし、栄養学の知識をわかりやすくお伝えできればと思います。

目次

  1. ピーナッツはどんな食材?
  2. ピーナッツの旬
  3. ピーナッツのカロリー・糖質量
  4. GI値は低い
  5. ピーナッツの栄養成分と効能
  6. ①不飽和脂肪酸
  7. ②ビタミンE
  8. ③ナイアシン
  9. ④タンパク質
  10. ⑤ミネラル類
  11. ポリフェノール「レスベラトロール」の健康効果が特にすごい?
  12. ①抗がん作用
  13. ②認知症防止
  14. ③アンチエイジングや美肌効果
  15. ピーナッツの食べ方のポイント・注意点は?
  16. ①食べ過ぎない
  17. ②落花生アレルギーの可能性
  18. ③薄皮も食べる
  19. ピーナッツは栄養豊富な野菜

②ビタミンE

栄養素 含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
ビタミンB1 17mg 15mg 113%
ビタミンB2 3.5mg 15mg 23%

強い抗酸化作用があり、アンチエイジング効果があります。血液を主とする健康にも一役買ってくれ、血液をサラサラにして、動脈硬化の予防に効果的です。LDLコレステロールの酸化の予防に役立ちます。(※3)

③ナイアシン

栄養素 含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
ナイアシン 17mg 15mg 113%

ビタミンB3ともいわれる水溶性のビタミン類です。普通の生活で不足することはないものの、口内炎や皮膚炎などのトラブルに悩んでいるならピーナッツは効果的です。また、糖質やタンパク質、脂質をエネルギーとして使うときの酵素を補助する働きがあります。

二日酔いにも効果のある栄養成分のため、ピーナッツがお酒のおつまみとされているも頷けますね。(※4)

④タンパク質

栄養素 含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
タンパク質 25.4g 60g 42%

皮膚や骨を作る成分で、不足すると免疫力が低下します。ピーナッツのタンパク質はいろいろなアミノ酸の組み合わせでできており、それぞれ脳内ホルモンの素となったり、代謝を促したりと体のあらゆる部分で活躍してくれます。(※5)

⑤ミネラル類

ピーナッツ
栄養素 含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
マグネシウム 170mg 370mg 46%
リン 380mg 1000mg 38%
1.6mg 7.5mg 21%
アーモンド
栄養素 含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
マグネシウム 290mg 370mg 78%
リン 460mg 1000mg 46%
3.6mg 7.5mg 48%

ピーナッツにはミネラル類も含まれています。マグネシウムは300種類もの酵素の働きを助ける働きがあり、遺伝情報や神経伝達にもかかわっていますし、リンはカルシウムと一緒に骨や歯の発達を助けています。鉄も貧血予防に欠かせないものですから、特に妊婦には欠かせない栄養と言えるでしょう。

昔は妊婦はピーナッツは控えた方が良いと言われていましたが、ミネラルにかかわらず、栄養価がとても高いので、食べすぎに気をつけながら摂取しましょう。(※6)(※7)(※8)

熊橋麻実

管理栄養士

ピーナッツには不飽和脂肪酸、ビタミンE、ナイアシン、タンパク質、ミネラルなど普段の食事で不足しがちな栄養素が多く含まれています。いつでも食べやすいので、生活に容易に取り入れられるところも良いですね。

ポリフェノール「レスベラトロール」の健康効果が特にすごい?

ピーナッツにはレスベラトロールというポリフェノールの一種の成分が含まれています。この成分の効果が特にすごいと注目されているのですが、どのような効果があるのでしょうか。

①抗がん作用

レスベラトロールは抗がん作用が高いとされていて、CYP1B1という酵素がレスベラトロールをがん細胞を死滅させる物質に変化させる働きをします。腫瘍細胞中でしか変化しないため、健康な細胞には影響がありません。

②認知症防止

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