豆苗の栄養や効果・効能は?加熱・食べ過ぎはNG?成分を逃さない食べ方も紹介!

【管理栄養士監修】豆苗の栄養について知っていますか?豆苗は通年手に入りやすく、上手に活用したい野菜です。今回は、豆苗の栄養素や効果・効能に加えて、栄養成分を逃さない食べ方も紹介します。豆苗を食べる際の注意点や、活用レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 山口真弓
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離乳食・幼児食・発酵ごはん教室「スマイルキッチン」主宰。小中学生の子どもを持つママ管理栄養士。認知症専門病院にて勤務後、結婚・出産を経てフリーランスとなる...
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離乳食・幼児食・発酵ごはん教室「スマイル☆キッチン」主宰。小中学生の子どもを持つママ管理栄養士。認知症専門病院にて勤務後、結婚・出産を経てフリーランスとなる。 「おいしく楽しく!スマイル☆な毎日が過ごせるように、笑顔あふれる食卓になるようお手伝い!!」をモットーに延べ3400組以上の親子の相談を受け、管理栄養士として、また同じママの視点でアドバイス。「悩んでいたことがスッキリと解決し、元気になれる」と評判に。市の栄養相談やコラム執筆、レシピ提供、児童館や保育園主催の料理教室の講師など、幅広く活動中。

目次

  1. 豆苗とは?どんな野菜?
  2. 豆苗の旬や選び方
  3. 豆苗の栄養素や効果・効能は?
  4. ①β-カロテン
  5. ②ビタミンK
  6. ③ビタミンC
  7. ④葉酸
  8. ⑤食物繊維
  9. 豆苗の栄養成分を効率よく摂れる食べ方は?
  10. ①植物油で短時間加熱調理して食べる
  11. ②生で食べる
  12. ③水に浸けすぎない
  13. ④汁物に入れて食べる
  14. 豆苗を食べる際の注意点は?
  15. 豆苗は食べ過ぎると消化不良になることがある
  16. 豆苗の栄養が摂れるレシピのおすすめ
  17. ①豆苗とツナのサラダ
  18. ②豆苗の豚肉巻き
  19. ③豆苗とえのきのレモンバターソテー
  20. ④豆苗の豆乳クリームパスタ
  21. ⑤豆苗とトマトのスープ
  22. ⑥豆苗と人参のナムル
  23. 豆苗は栄養豊富

豆苗とは?どんな野菜?

スーパーでも比較的安価で売られている豆苗ですが、どのような野菜なのでしょうか。ここでは、豆苗の旬や新鮮で美味しい豆苗の選び方を説明します。

豆苗の旬や選び方

豆苗の旬は3~5月にかけての春ですが、スーパーなどで見かけるスプラウトの豆苗はハウス栽培されており、通年安定した価格で販売されています。美味しい豆苗を選ぶポイントは以下の3点です。

・葉が濃い緑色をしたもの
・葉がしっかりと開いていてツヤや張りのあるもの
・根つきのもの


豆苗を選ぶときは、葉の色やツヤに注目し状態の良いものを選びましょう。また、根がついている豆苗は使った後に、もう一度育てて再収穫することも可能です。根が切ってある豆苗は根つきのものより鮮度が落ちやすいので、切り口が変色していないものを選ぶことをおすすめします。

(*豆苗について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)

豆苗(とうみょう)とは?食べ方や選び方は?保存方法・期間やレシピのおすすめなども紹介!

豆苗の栄養素や効果・効能は?

豆苗を食べると、どのような栄養素が摂取できるのでしょうか。豆苗に含まれる栄養素の効果・効能について、詳しく説明します。

①β-カロテン

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
3100μg - -

※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
※1日の摂取量は成人男性の目安です。

β-カロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を健康に保ち、視力の維持に効果があります。のどや鼻の粘膜は、体を病原菌やウイルスから守っているため、風邪などの感染症予防にも効果があると言えるでしょう。また、肌荒れや視力の低下が気になる人も、積極的に取りたい栄養素です。(※2)

②ビタミンK

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
210μg 150μg 140%

ビタミンKは、血液を凝固させる働きがあり怪我をした際などに、素早く出血を止める作用があります。このほか骨の形成に深く関わり、丈夫な骨を作るために必要な栄養素で、骨粗しょう症の予防にも効果的です。ビタミンKは大量に摂取しても健康に悪影響が見られないことから、摂取の上限は決められていません。(※3)

③ビタミンC

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
43mg 100mg 43%

ビタミンCは抗酸化作用を持ち、酸化による体の細胞の老化を防ぐため、アンチエイジングの効果があると言えるでしょう。また、ビタミンCは鉄分の吸収を促進する働きがあるため、あわせて摂取することで貧血の予防につながります。ビタミンCは水に溶ける性質のある水溶性ビタミンで、過剰に摂取しても体外に排出されることが特徴です。(※4)

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