豆苗の栄養や効果・効能は?加熱・食べ過ぎはNG?成分を逃さない食べ方も紹介!
【管理栄養士監修】豆苗の栄養について知っていますか?豆苗は通年手に入りやすく、上手に活用したい野菜です。今回は、豆苗の栄養素や効果・効能に加えて、栄養成分を逃さない食べ方も紹介します。豆苗を食べる際の注意点や、活用レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
豆苗とは?どんな野菜?
スーパーでも比較的安価で売られている豆苗ですが、どのような野菜なのでしょうか。ここでは、豆苗の旬や新鮮で美味しい豆苗の選び方を説明します。
豆苗の旬や選び方
豆苗の旬は3~5月にかけての春ですが、スーパーなどで見かけるスプラウトの豆苗はハウス栽培されており、通年安定した価格で販売されています。美味しい豆苗を選ぶポイントは以下の3点です。
・葉が濃い緑色をしたもの
・葉がしっかりと開いていてツヤや張りのあるもの
・根つきのもの
豆苗を選ぶときは、葉の色やツヤに注目し状態の良いものを選びましょう。また、根がついている豆苗は使った後に、もう一度育てて再収穫することも可能です。根が切ってある豆苗は根つきのものより鮮度が落ちやすいので、切り口が変色していないものを選ぶことをおすすめします。
(*豆苗について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
豆苗の栄養素や効果・効能は?
豆苗を食べると、どのような栄養素が摂取できるのでしょうか。豆苗に含まれる栄養素の効果・効能について、詳しく説明します。
①β-カロテン
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
3100μg | - | - |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
※1日の摂取量は成人男性の目安です。
β-カロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を健康に保ち、視力の維持に効果があります。のどや鼻の粘膜は、体を病原菌やウイルスから守っているため、風邪などの感染症予防にも効果があると言えるでしょう。また、肌荒れや視力の低下が気になる人も、積極的に取りたい栄養素です。(※2)
②ビタミンK
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
210μg | 150μg | 140% |
ビタミンKは、血液を凝固させる働きがあり怪我をした際などに、素早く出血を止める作用があります。このほか骨の形成に深く関わり、丈夫な骨を作るために必要な栄養素で、骨粗しょう症の予防にも効果的です。ビタミンKは大量に摂取しても健康に悪影響が見られないことから、摂取の上限は決められていません。(※3)
③ビタミンC
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
43mg | 100mg | 43% |
ビタミンCは抗酸化作用を持ち、酸化による体の細胞の老化を防ぐため、アンチエイジングの効果があると言えるでしょう。また、ビタミンCは鉄分の吸収を促進する働きがあるため、あわせて摂取することで貧血の予防につながります。ビタミンCは水に溶ける性質のある水溶性ビタミンで、過剰に摂取しても体外に排出されることが特徴です。(※4)