パッションフルーツの栄養素と効能は?皮・種にも豊富?食べ方やレシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】パッションフルーツに含まれる栄養素を知っていますか?今回は、パッションフルーツの栄養成分・効能に加え、〈皮・種・花〉の栄養成分を効率的に摂れる食べ方も紹介します。食べ方・レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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パッションフルーツはどんな食材?
南国の果物として有名なパッションフルーツですが、全国的にあまり流通していないのと、その見た目から手に取ったことがある方は多くないのかもしれません。そもそも、パッションフルーツとはどのような食べ物なのでしょうか。
パッションフルーツの旬や選び方
パッションフルーツのは輸入されているものもあるので、流通自体は通年しています。国産のものに限ると、沖縄や屋久島などで収穫が始まるのが2月、ピークは6月~8月頃です。選び方のポイントは、以下の通りです。
・表面に割れ目や大きな傷がない
・全体的にまんべんなく色付きがあり、ツヤがある
・手に取った時にずっしりとしている
・甘酸っぱい香りがする
表面がつるつるのものほど酸味があり、パッションフルーツ特有の甘酸っぱさを味わうことができ、酸味が苦手な方は、室温で追熟すれば甘みが増した状態で食べられます。追熟を止めたい場合や、熟す前の状態で保存したい場合は、冷蔵庫の野菜室に入れておきましょう。
(*パッションフルーツの食べ頃の見分け方について詳しく知りたい方はこちらの生地を読んでみてください。)
パッションフルーツの味・食感
パッションフルーツを初めて食べる時、食べ方を迷う方もいるでしょう。そのまま食べる場合は2つに切り、中の果汁と果肉、そして種をスプーンですくう食べ方が一般的です。表面がつるつるした状態のものの味と食感について紹介します。
・甘酸っぱいが、酸味が強め
・果汁が多いので果肉がぷるぷるとしている
・種を食べる果物と言われるほど種が多い
・種は味がなく、ぽりぽりとした食感
芳醇な香りと酸っぱさを楽しむパッションフルーツですが、表面に少しシワができるくらいまで追熟させると、甘みがだいぶ強くなります。種を除くと食べるところがないと言えるほど種が多いので、パッションフルーツを食べる際は、種まで食べてみましょう。
(*パッションフルーツの味について詳しく知りたい方はこちらの生地を読んでみてください。)
パッションフルーツの栄養素と効果・効能
カロリー | 24kcal |
---|---|
タンパク質 | 0.3g |
糖質 | 6.0g |
食物繊維 | 0g |
脂質 | 0.1g |
パッションフルーツはカロリーが低く、栄養成分が豊富に含まれるフルーツです。どのような成分があり、効能に期待ができるのか詳しく見ていきましょう。
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
①βカロテン
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
1100μg | 850μg | 129% |
βカロテンは緑黄色野菜などに多く含まれる栄養成分で、体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAには動物性のレチノールと植物性のβカロテンの2種類ありますが、妊娠中の過剰摂取は胎児の奇形にもつながり危険と言われています。ただ、βカロテンは体に必要な分だけビタミンAに変換されるので、過剰摂取の心配がない成分です。
パッションフルーツは、果物の中でトップクラスのβカロテン含有量を誇ります。βカロテンには、強い抗酸化作用があり、動脈硬化や心筋梗塞といった生活習慣病を予防する効果や、美肌効果、また免疫力の向上にも期待ができます。(※2)
②ビタミンB6
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
0.18mg | 1.4mg | 13% |