うずらの卵の栄養価と効能は?鶏卵との比較や成分を逃さない食べ方を紹介!
【管理栄養士監修】うずらの卵に含まれる栄養素を知っていますか?今回は、うずらの卵の栄養成分・効能を鶏の卵と比較し、栄養成分を効率的に摂れる食べ方も紹介します。1日何個までなのかや、うずらの卵の栄養がとれるレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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うずらの卵はどんな食材?
うずらの卵は小さなサイズで、一口で食べることができるので最近ではダイエット中のおやつとしても食べられている食材です。ここでは、ダイエット中に気になるうずらの卵のカロリー・糖質を鶏卵と比較して紹介します。
うずらの卵のカロリー・糖質
カロリー | コレステロール | タンパク質 | 脂質 | |
うずらの卵 | 179kcal | 470mg | 12.6g | 13.1g |
鶏の卵 | 151kcal | 420mg | 12.3g | 10.3g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
※1日の摂取量は成人男性の目安です
100gあたりのカロリー・コレステロール・タンパク質・脂質をうずらの卵と鶏卵で比較した場合、全てうずらの卵の方が高い数値であることが分かります。うずらの卵を食べる際は、鶏卵よりもカロリーやコレステロールの量に注意して食べることをおすすめします。
うずらの卵の栄養素と効果・効能は?【鶏の卵と比較】
卵は完全栄養食品とも言われ、栄養価が高いことで知られていますが、鶏卵と比較してうずらの卵にはどれほどの栄養が含まれているのでしょうか。含まれる栄養素の種類について、その効果・効能も併せて紹介します。
①タンパク質
卵の種類 | 含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 |
うずらの卵 | 12.6g | 60g | 21% |
鶏の卵 | 12.3g | 60g | 21% |
タンパク質は筋肉や臓器など身体の様々な場所を構成する大事な栄養素で、人間の成長にも欠かせない栄養源となります。うずらの卵は鶏卵と比べてもタンパク質を多く含んでおり、筋肉を増量したい時や成長期の子どもなど、多くのタンパク質が必要な時におすすめの食材です。(※2)
②DHA
卵の種類 | 含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 |
うずらの卵 | 330mg | 1000mg | 33% |
鶏の卵 | 150mg | 1000mg | 15% |
DHAは青魚に多く含まれることで有名ですが、人間の体の中では作り出せない栄養素で、心筋梗塞や糖尿病などの病気の予防に加えて認知症の改善に効果があると言われています。DHAはうずらの卵のみでは1日に必要な摂取量には届かないので、青魚などと組み合わせてバランスよくとると良いでしょう。(※3)
③ビタミンA
卵の種類 | 含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 |
うずらの卵 | 350μg | 850μg | 41% |
鶏の卵 | 150μg | 850μg | 18% |
ビタミンAは皮膚や粘膜の健康状態を維持し、免疫力を上げてウィルスなどから体を守る効果があります。さらに、不足すると視力や肌の健康にも影響を及ぼす可能性があり、不足には注意が必要な栄養素の1つです。ビタミンAの量はうずらの卵の方が鶏卵に比べて圧倒的に多いため、効率の良いビタミンAの補給に役立ちます。(※4)
④ビタミンB12
卵の種類 | 含有量(100g) | 1日の必要な摂取量 | 1日の摂取量に占める割合 |
うずらの卵 | 4.7μg | 2.4μg | 196% |
鶏の卵 | 0.9μg | 2.4μg | 38% |