カンジャンケジャンで食中毒になる原因は?なった時の症状や防止策を解説!
【管理栄養士監修】カンジャンケジャンで食中毒にならないか心配ですね。今回は、カンジャンケジャンで食中毒になる原因である〈寄生虫〉についてや、食中毒になった場合の症状を紹介します。カンジャンケジャンを食中毒にならず安全に食べる方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
生のワタリガニには寄生虫がいることはよく知られているため、衛生管理がしっかりした店ならば生のワタリガニをそのまま提供することはありません。冷凍処理や加熱処理をして寄生虫の感染性を無くしてから提供しているはずなので、気になる場合は注文する前にお店の人に確認することをおすすめします。
②自宅で作る際は寄生虫対策をしっかりする
自宅でカンジャンケジャンを作る際は、寄生虫対策をしっかりとしましょう。具体的な対策は、以下の通りです。
・マイナス18度以下の温度で2時間以上冷凍する
・冷凍されたものを購入する
生のワタリガニに潜んでいる寄生虫は冷凍処理で感染性が無くなるため、調理前に必ず冷凍処理を行ってください。韓国からワタリガニを輸入する場合は基本的に冷凍の状態で届くものが多いですが、もし冷蔵で届いた場合は冷凍処理をする必要があります。
小林花菜
管理栄養士
カニの大きさにより、冷凍具合が異なります。(大きければ中心まで冷凍されるのに時間がかかります。)心配な方は24時間確実に冷凍することをおすすめします。
③自家製カンジャンケジャンが心配な場合は加熱調理する
自家製のカンジャンケジャンの場合、しっかりと冷凍処理を行っても何となく心配が残ることもあるでしょう。寄生虫は加熱処理でも感染性を失うため、カンジャンケジャンを加熱してスープや鍋にしてしまえばより安心して食べることができます。
本来のカンジャンケジャンとは違う料理になってしまいますが、カニの旨みが詰まった美味しいスープになっているため、新しい味をぜひ楽しんでください。
小林花菜
管理栄養士
中心温度75℃1分以上の加熱処理で感染力が死滅するといわれています。
カンジャンケジャンの食中毒には注意!
カンジャンケジャンは生のワタリガニを使った人気がある韓国料理です。カニの甘みや旨みを堪能できる反面、ウエステルマン肺吸虫という寄生虫による食中毒が発生するリスクがあるため、しっかりと冷凍処理をして寄生虫の対策をしたもの食べるようにしましょう。