舞茸を食べ過ぎるとどうなる?腹痛・下痢の原因に?1日の摂取量の目安も紹介!
【管理栄養士監修】舞茸を食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?今回は、舞茸の食べ過ぎによる〈下痢・腹痛・吐き気〉 など害の例を原因とともに紹介します。ほかにも、舞茸の食べ過ぎにならない1日の摂取量の目安も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
舞茸の食べ過ぎ以外に注意点はある??
舞茸はシアンを含んでおり食中毒の危険性もあるため、食べ過ぎだけに気を付けていればいいというわけではありません。舞茸に限らず、きのこ類は調理上いくつかの注意点があります。ここでは舞茸の食べ過ぎ以外での注意点を紹介します。
①アレルギー症状がでないか気をつける
舞茸を食べ過ぎたわけでもなく、下痢や腹痛などの症状も見られないものの、体調に異変を感じた場合は舞茸によるアレルギー症状を疑いましょう。特に唇の腫れや喉の痛みが出た時は、アレルギーによる症状の場合が多いです。
食物アレルギーは重篤化することもあり、人によっては命の危険にさらされることもあるので、アレルギーが疑われる場合は念のため検査を受けることをおすすめします。
大人になってから舞茸を多く食べるようになってアレルギーに気付く方もいますが、舞茸を初めて食べる乳幼児でも注意が必要です。初めて舞茸を食べさせる時は少量からはじめ、体調に変化がないか観察しましょう。(※7)
②生焼けで食べない
舞茸など多くのきのこ類は、きちんと加熱しないと食中毒の原因となります。特に舞茸は微量ではありますがシアンを含んでいるため、加熱せずに食べるのは危険です。舞茸に含まれるシアンは加熱することによって分解され、人体に影響のない形になるので面倒でも必ず中までしっかりと火を通しましょう。
舞茸の加熱時間は大きさにもよりますが、概ね1~2分ほどで中まで火が通ります。加熱しすぎるときのこ特有の食感が失われ、栄養成分も減ってしまうので、食感を損なわずかつ生焼けにならないように強火で素早く火を通しましょう。
(*舞茸の生食について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
舞茸は適度な量を食べよう
今回は舞茸の効能や栄養素、食べ過ぎによる人体への影響などを紹介しました。舞茸は適切な量を正しい調理方法で食べれば体に良い食材なので、1日の目安量を参考にしながら適度な量を食事に取り入れてみてください。