舞茸を食べ過ぎるとどうなる?腹痛・下痢の原因に?1日の摂取量の目安も紹介!

【管理栄養士監修】舞茸を食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?今回は、舞茸の食べ過ぎによる〈下痢・腹痛・吐き気〉 など害の例を原因とともに紹介します。ほかにも、舞茸の食べ過ぎにならない1日の摂取量の目安も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)
専門家監修 |管理栄養士・栄養士 まさる
Instagram
管理栄養士【26】経歴:事業所給食、Instagramでインフルエンサー活動 食べる事が大好きで、その延長線で管理栄養士の資格を取りましたただ、食べる事が好きだったあまり、...
Instagram
管理栄養士【26】経歴:事業所給食、Instagramでインフルエンサー活動 食べる事が大好きで、その延長線で管理栄養士の資格を取りました□ただ、食べる事が好きだったあまり、今まで自分の事が管理出来ておりませんでしたが、現在はダイエットを本格的に初めて3ヶ月で-9kgを達成しました!

目次

  1. 舞茸の食べ過ぎに注意?
  2. 舞茸を適量食べた時の効果・効能
  3. 舞茸を食べ過ぎるとどうなる?害は?
  4. ①下痢・腹痛
  5. ②吐き気
  6. 舞茸の食べ過ぎにならない量の目安は?
  7. 1日の摂取量は30~50gを目安にする
  8. 舞茸の食べ過ぎ以外に注意点はある??
  9. ①アレルギー症状がでないか気をつける
  10. ②生焼けで食べない
  11. 舞茸は適度な量を食べよう

舞茸の食べ過ぎに注意?

舞茸といえば一時期「舞茸ダイエット」が流行し、ダイエット食材として注目を集めました。そんな舞茸ですが、食べ過ぎてしまうと何か支障があるのでしょうか。ここではまず、舞茸を適量食べた時の効果や効能を紹介します。(※1)

舞茸を適量食べた時の効果・効能

舞茸を適量食べた場合、以下のような効能が得られます。

・中性脂肪を減らす
・脂肪の吸収を抑制する
・脂肪や悪玉コレステロールを分解する
・腸内環境を整え基礎代謝を上げる
・糖質および脂質をエネルギーに変える
・免疫力を上げる

舞茸などのきのこ類に含まれるキノコキトサンという栄養素が中性脂肪を減らし、脂肪の吸収を抑制します。また舞茸のみに含まれるMXフラクションという栄養素は脂肪や悪玉コレステロールを分解し、脂肪が付きにくい体へ変化させてくれます。

さらに食物繊維が腸内環境を整えることで基礎代謝を上げ、ビオチンやナイアシンが糖質と脂質をエネルギーに変えるため、舞茸はダイエットに最適な食材です。また舞茸に含まれるβグルカンという不溶性の食物繊維が免疫力を高めてくれるため、風邪予防やインフルエンザ予防にも効果があるとされています。

このように舞茸には様々な効能があり、ダイエットだけでなく普段の健康維持にも役立つ食材です。(※2、3、4、5)

(*舞茸の栄養素や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

舞茸の栄養素と効能は?ダイエット・美容に効果あり?調理法・レシピのおすすめも紹介!

まさる

管理栄養士

キノコはビタミンが豊富に含まれ、とても良い食材です。乾燥したものや冷凍された物もあるので、保存しておき、料理にお使いすることをオススメします!その際に、こちらの記事に書いてある内容を是非読んでご活用ください!

舞茸を食べ過ぎるとどうなる?害は?

ダイエットや健康維持に優れた効果・効能を持つ舞茸ですが、食べ過ぎると人体にどんな影響があるのでしょうか。体に良い効果ばかりの舞茸ですが、食べれば食べるほど健康になれるわけでもなさそうです。ここでは舞茸を食べ過ぎた場合の症状について紹介します。

①下痢・腹痛

舞茸には多くの水溶性・不溶性食物繊維が含まれており、適切な量を食べれば腸内環境が改善され便通が良くなるという効果があります。しかし食べ過ぎた場合は食物繊維によって腸が過剰な刺激を受け、下痢や腹痛を引き起こす場合があることに注意が必要です。

下痢や腹痛が起こるまでの摂取量に関しては個人差があります。しかし元々腸が弱い人などは多量の食物繊維を摂取することによって胃腸障害を引き起こす場合もあるので、自分の体調を見極めながら適切な量を食べましょう。

②吐き気

舞茸を食べ過ぎると吐き気を催すこともあります。舞茸には微量のシアンが含まれており、舞茸を食べ過ぎたり生焼けだったりする場合に吐き気などの中毒症状を引き起こすことがあります。スーパーで売られている人工栽培の舞茸でもシアンは検出されるので、食べ過ぎには注意しましょう。

なお、成長したスギヒラタケはシアン化水素を含むことが確認されていますが、2004年に多数の死者を出したスギヒラタケによる食中毒では死者の大半が腎臓に障害を持っていました。こういった事象から、腎臓の機能が低下している人がシアン化水素の含まれたきのこを食べた場合に急性脳症を発症するのではないかとの仮説が立てられています。

したがって腎臓に障害を持っている人が舞茸を食べた場合にも、シアンにより健康を害する恐れがあることに注意が必要です。(※6)

舞茸の食べ過ぎにならない量の目安は?

食べ過ぎると様々な症状を引き起こす舞茸ですが、適切な量とはどのくらいを指すのでしょうか。ここでは舞茸の食べ過ぎにならない、適切な量の目安を紹介します。

1日の摂取量は30~50gを目安にする

胃腸の状態にもよりますが、舞茸の1日の摂取量は30~50gを目安にしましょう。スーパーで売られている舞茸のパックは1つで大体100g前後なので、1人ならパックの半分量を目安に調理して食べることをおすすめします。胃腸があまり強くない方は30gを目安に食べると、下痢や腹痛の心配が少なくなります。

1日で食べきれない分の舞茸はパックから取り出し、冷蔵や冷凍で保存しましょう。舞茸をはじめとしたきのこ類は冷凍で保存すると旨味が増し、栄養価も上がるといわれています。食べきるまでに時間がある場合は、冷凍保存をおすすめします。

まさる

管理栄養士

どんなに健康に良いという食材であっても食べ過ぎは禁物です。そのため、量は調整してあくまで一人前の量を意識することで、健康に痩せる事も出来ますので是非バランス良く取り入れてみてください!

関連する記事