馬肉(馬刺し)のカロリーや栄養素を【牛・豚・鶏】と比較!健康効果や効能も紹介!

【管理栄養士監修】馬肉に含まれる栄養素やカロリー・糖質を知っていますか?馬刺しとして食べることが多いですが、ヘルシーでしょうか。今回は、馬肉を【牛肉・豚肉・鶏肉】と比較して、栄養成分・効能などを紹介します。馬刺しとして生食できる理由も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)
専門家監修 |管理栄養士・栄養士 竹本友里恵
Twitter
管理栄養士の国家資格を取得後、病院に勤務し献立作成や調理に携わる。現在はエンジニアとして働きながら、栄養サポートや栄養系メディアの記事監修など行っています。...
Twitter
管理栄養士の国家資格を取得後、病院に勤務し献立作成や調理に携わる。現在はエンジニアとして働きながら、栄養サポートや栄養系メディアの記事監修など行っています。最近はスポーツ栄養にも興味あり。趣味はフラワーゼリーなどのお菓子作りや写真です。幼少期から高校まで過度な野菜嫌いと偏食だった経験があり、食事によって身体の調子が良くなる事を体感したことから管理栄養士を目指す。正しい知識を学び、楽しい人生を送りましょう!よろしくお願いします。

目次

  1. 馬肉のカロリー・糖質は?
  2. 馬肉のカロリー・糖質を【牛・豚・鶏】と比較
  3. 馬肉の栄養素と効果・効能
  4. ①タンパク質
  5. ②カルシウム
  6. ③鉄分
  7. ④ビタミンB1・B2
  8. ⑤グリコーゲン
  9. ⑥必須脂肪酸
  10. 馬肉(馬刺し)はなぜ生で食べても良いの?
  11. 冷凍し殺虫・殺菌しているから
  12. 馬肉は栄養豊富な食材

馬肉のカロリー・糖質は?

馬肉はカロリーが低く、タンパク質が多い食材と言えます。肉と言えば高カロリーなイメージがありますが、馬肉は当てはまらないようです。タンパク質も豊富なことから、トレーニングをする時にもおすすめの食材と言えます。

馬肉のカロリー・糖質を【牛・豚・鶏】と比較

カロリー 糖質 タンパク質
馬肉 110kcal 0.3g 20.1g
豚肉 386kcal 0.1g 22.1g
牛肉 371kcal 0.2g 20.7g
鶏肉 200kcal 0g 18.8g

牛・豚・鶏肉との、カロリー・糖質・タンパク質量の比較です。こうしてみると、馬肉はとてもカロリーが低く、ヘルシーな肉と言えます。さらに馬肉は馬刺しで食べることが多いことから、油を使うこともなく、調理法で見てもカロリーを抑えられます。

糖質は馬肉が1番多いのですが、ほとんど差はないと言ってもよいでしょう。また、タンパク質量でみても、他の肉と大きく変わることはなく、中央値になっています。

竹本友里恵

管理栄養士

馬肉でも部位によって味やカロリーが異なります。一般的に好まれる部位のロースやヒレは赤身なので、ヘルシーな馬肉の中でも更に脂身が少なく、特にロースは高級品と言われています。タテガミは馬肉にしかない希少部位で、コラーゲンが多く食感もプリプリしています。馬肉は豚や牛と比べて体温が高く細菌が繁殖しにくいので、馬刺しなど生で食すことができます。カロリーが低く加熱による栄養流出を抑えることができるので、馬肉はダイエットや美容におすすめです。

馬肉の栄養素と効果・効能

含有量(100g) 1日の摂取量の目安 1日の摂取量に占める割合
タンパク質 20g 60g 33%
脂質 3g 60g 5%
カルシウム 11mg 2500mg 0.5%
鉄分 4mg 7.5mg 53%
グリコーゲン 2290mg - -

※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)

馬肉に含まれる栄養とその効能はどのようなものでしょうか。栄養分の中には熱や水にさらすことで壊れたり溶け出してしまう成分もありますから、馬刺しなら栄養を逃がすことなく丸ごと摂取できます。

①タンパク質

馬肉20mg
豚肉14mg
牛肉20mg
鶏肉19mg

タンパク質は肌や髪、臓器など、あらゆる場所で使われる成分で、美容のほか、エネルギーとしても使われます。筋肉を作る成分でもあるため、トレーニングやダイエットには欠かせない栄養です。保温の効能もあることから、不足すると体が冷えやすくなります。

また、タンパク質を摂取すると筋肉量のアップも期待できます。筋肉を付けるというとトレーニングを行っている人以外ではあまり関係が無いと思いがちですが、筋肉を付けると代謝が上がるので、ダイエットとも大きな関係がある様です。(※2)

②カルシウム

馬肉11mg
豚肉3mg
牛肉4mg
鶏肉5mg

骨の形成に使われることとして知られているカルシウムは、骨に蓄積された後、3か月のサイクルで血液へ溶出されます。成長期の子供のほか、50代を越えると骨の形成よりも溶出される量が増えるので、骨粗しょう症になりやすくなりますから、積極的に摂りましょう。

また、カルシウムは精神安定の効果もあり、ダイエット中のイライラを抑えてくれるメリットもあります。(※3)

③鉄分

馬肉4g
豚肉0.6g
牛肉2.7mg
鶏肉2.7mg

関連する記事