馬肉(馬刺し)のカロリーや栄養素を【牛・豚・鶏】と比較!健康効果や効能も紹介!

【管理栄養士監修】馬肉に含まれる栄養素やカロリー・糖質を知っていますか?馬刺しとして食べることが多いですが、ヘルシーでしょうか。今回は、馬肉を【牛肉・豚肉・鶏肉】と比較して、栄養成分・効能などを紹介します。馬刺しとして生食できる理由も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 竹本友里恵
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管理栄養士の国家資格を取得後、病院に勤務し献立作成や調理に携わる。現在はエンジニアとして働きながら、栄養サポートや栄養系メディアの記事監修など行っています。...
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管理栄養士の国家資格を取得後、病院に勤務し献立作成や調理に携わる。現在はエンジニアとして働きながら、栄養サポートや栄養系メディアの記事監修など行っています。最近はスポーツ栄養にも興味あり。趣味はフラワーゼリーなどのお菓子作りや写真です。幼少期から高校まで過度な野菜嫌いと偏食だった経験があり、食事によって身体の調子が良くなる事を体感したことから管理栄養士を目指す。正しい知識を学び、楽しい人生を送りましょう!よろしくお願いします。

目次

  1. 馬肉のカロリー・糖質は?
  2. 馬肉のカロリー・糖質を【牛・豚・鶏】と比較
  3. 馬肉の栄養素と効果・効能
  4. ①タンパク質
  5. ②カルシウム
  6. ③鉄分
  7. ④ビタミンB1・B2
  8. ⑤グリコーゲン
  9. ⑥必須脂肪酸
  10. 馬肉(馬刺し)はなぜ生で食べても良いの?
  11. 冷凍し殺虫・殺菌しているから
  12. 馬肉は栄養豊富な食材

鉄分は血液の生成に大きくかかわります。鉄分は成分を変えて肝臓などに蓄積されていますが、赤血球が足りなくなるとそこから再び鉄分となって使われます。女性は特に貧血になりやすいので男性よりも多く摂りましょう。馬肉は赤身の肉なので、鉄分が多く含まれています。

また、鉄分はビタミンCと一緒に摂る事で吸収効率が上がるとされています。貧血気味などで鉄分をより効率的に摂りたい場合には、ビタミンCを含む食品と一緒に摂取すると良いでしょう。(※4)

④ビタミンB1・B2

ビタミンB1 ビタミンB2
馬肉 0.1mg 0.2mg
豚肉 0.5mg 0.1mg
牛肉 0.09mg 0.22mg
鶏肉 0.08mg 0.22mg

ビタミンB1は糖質からエネルギーを生産し、皮膚や粘膜の健康を保ちます。脳神経を正常に働かせる効果があるのでもビタミンB1です。

不足すると体がだるくなるなどの不調が起きますから、夏バテに最適な成分です。ビタミンB2は脂質やたんぱく質をエネルギーに変えて代謝を支える役割をします。活発に動く子供に必要なもので、不足すると成長障害などが起こります。ビタミンB1やB2を含む馬肉を食事に取り入れて、健康維持に役立てましょう。(※5、6)

⑤グリコーゲン

馬肉2290mg
豚肉432mg
牛肉674mg
鶏肉98mg

グリコーゲンは体内に入るとぶどう糖に変換され、脳を活性化させる効果があります。集中力や記憶力にも関わりますから、仕事や勉強の時に摂取すると作業効率が上がるとされています。エネルギーが作られる際に熱も発するため、体温を上昇させるのにも一役買ってくれます。疲労回復にも効果があります。

馬肉は他の肉に比べると非常に多くのグリコーゲンが含まれていることがわかります。

⑥必須脂肪酸

その他、馬肉にはオレイン酸やレノイン酸と言った不飽和脂肪酸と呼ばれる必須脂肪酸が含まれています。人体では作れませんから、食べ物から摂取しましょう。これらの脂肪酸は善玉コレステロールを減らさずに、悪玉コレステロールだけを減らす働きがあります。

血液をサラサラにすることから、動脈硬化やメタボの予防などの、現代人の健康に大きくかかわると言われています。(※7)

馬肉(馬刺し)はなぜ生で食べても良いの?

馬肉と言うと、馬刺しを思い浮かべますが、どうして馬肉だけが生で食べられるのでしょうか。他の肉は病気や食中毒が懸念されるため、禁止されることが多いです。何が違うのでしょうか。

冷凍し殺虫・殺菌しているから

馬肉はアレルギーも低く、食中毒のリスクも低い肉です。馬肉の流通は基本的には冷凍で、マイナス20度のとても低い温度で48時間冷凍したものが馬肉として販売されます。低い温度で管理されるので、殺虫、殺菌されます。また、屠畜される段階で保健所が入り、厳しいチェックに合格したものだけが馬肉になります。

さらに、馬肉は他の動物と比べて体温が高く、雑菌が繁殖しにくいという特徴があります。

馬肉は栄養豊富な食材

馬肉は他の肉に比べて流通は少ないものの、栄養は豊富で健康的な食材です。ヘルシーで高タンパクなのでダイエット中でも安心です。チャンスがあればぜひ食べてみましょう。

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