ガムシロップのカロリー・糖質は?砂糖との違いは?ダイエット中の摂り方なども紹介!
【管理栄養士監修】ガムシロップのカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、ガムシロップ(100g・1個)のカロリー・糖質量を他の甘味料と比較しながら紹介します。ガムシロップと砂糖の違いや、ダイエット中の摂り方も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
同じ甘味料ではありますが、ガムシロップと砂糖とでは血糖値の上がりやすさに大きな違いがあります。砂糖は摂取した後消化し、ブドウ糖に分解する必要があるので血糖値の上がり方は比較的緩やかです。一方、ガムシロップは異性化糖から作られており、最初からブドウ糖なので血糖値が上がりやすくなっています。
血糖値の急上昇は体内に脂肪が蓄えられやすくなるのでダイエット面でもあまり好ましくないですし、症状が悪化すれば糖尿病のリスクも生じます。少し使用する分にはそれ程影響は無いので、使用量には注意しましょう。
③温度で甘味度が変化する
砂糖とガムシロップには、温度で甘味度が変わるといった違いもあります。砂糖はどの温度でも甘味度が変わりませんが、ガムシロップの原料となっている異性化糖には、低い温度になると甘くなり、温度が高くなると甘味度が下がるといった特徴があります。
ホットコーヒーには砂糖、アイスコーヒーにはガムシロップといった使い分けをされることが多いですが、これはそれぞれの特徴を生かした使い方であると言えるでしょう。砂糖は温度が下がっても甘味度が変わらないので、ホットコーヒーにはガムシロップよりも向いています。
ガムシロップをダイエット中に使いたい場合は?
出来るだけカロリーや糖質の摂取を控えたいダイエット中ですが、どうしてもガムシロップを使いたい場合にはどうすれば良いのでしょうか?
①カロリーゼロ・糖質ゼロのガムシップを選ぶ
ガムシロップの中には、ゼロカロリーや糖質ゼロの商品もあります。エリスリトールやアスパルテームといった人工甘味料が使用されているので、甘さを感じながらもカロリーが無いのが特徴の商品です。商品によって使用されている人工甘味料の種類が違うので、それらの違いも意識しながら選ぶのがおすすめです。
②コーヒーフレッシュを使う
ブラックコーヒーが苦手でそのままでは飲めない方には、コーヒーフレッシュの使用がおすすめです。ガムシロップの様な甘さは無い物の、コーヒーフレッシュの油分などでコーヒーをまろやかにしてくれます。1個当たり12kcalとガムシロップの約1/3のカロリーなので、カロリーカットができます。
渡辺愛理
管理栄養士
コーヒーフレッシュも乳脂肪分なので、取りすぎは注意が必要です。
③はちみつで代用する
甘みを足したい時は、ガムシロップの代わりにはちみつを使用するのもおすすめです。はちみつは甘味度が高く、砂糖の半量でも同等以上の甘さを感じることが出来るとされています。また、果糖やブドウ糖をふくむはちみつはエネルギーとして使用されるまでの時間が短く、内臓に負担がかかりにくいとも言われています。
ガムシロップは取り方に注意
ガムシロップは使いすぎなければそれ程問題ありませんが、血糖値が上がりやすいデメリットもあるので摂取量には注意が必要です。ダイエット中ならはちみつやコーヒーフレッシュを代用するなど、上手に甘味料を使い分けましょう。