ブロッコリースプラウトの食べ過ぎはNG?毎日は?摂取量と食べ方のおすすめを紹介!
【管理栄養士監修】ブロッコリースプラウトを食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?今回は、ブロッコリースプラウトの食べ過ぎによる〈下痢・腹痛〉 など悪影響の例を原因とともに紹介します。ブロッコリースプラウトの摂取量の目安や食べ方のおすすめにくわえ、効果・効能なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ブロッコリースプラウトの食べ過ぎに注意?
健康効果が高いスーパーフードとして近年注目を集めている野菜に、ブロッコリースプラウトがあります。しかし健康効果を引き出すためには摂取量に配慮する必要があり、食べ過ぎても問題ないのかが気になるところです。ここでは、ブロッコリースプラウトを食べ過ぎると問題があるのかについて説明します。
ブロッコリースプラウトを食べ過ぎるとどうなる?副作用は?
ブロッコリースプラウトにも様々な栄養が含まれていますが、過剰摂取することでマイナスに作用する成分も含まれているかもしれません。ここでは、ブロッコリースプラウトを食べ過ぎるとどんな副作用が起こるのかを説明します。
①食物繊維の過剰摂取による腹痛・下痢
ブロッコリースプラウトには食物繊維が含まれており、過剰摂取をすることで腹痛や下痢の副作用があらわれることがあります。これはブロッコリースプラウトを大量摂取することで、消化不良が起こるからです。胃腸で食物繊維を十分に消化しきれず、腸内の水分を吸収して膨れ上がることで、腹痛や下痢が起こると考えられます。(※1)
平島さゆり
管理栄養士
ブロッコリースプラウトに関わらず、野菜には多くの食物繊維が含まれています。食物繊維は、人の消化液では消化されないので、十分によく噛んで適量をいただきましょうね♪
②スルフォラファンの過剰摂取による副作用はないとされている
ブロッコリースプラウトには、スルフォラファンと呼ばれるファイトケミカルが含まれています。ファイトケミカルは植物に含有されている化学成分の総称で、健康維持に役立つことがわかってきました。中でもスルフォラファンは解毒と抗酸化作用があるとされており、美容と健康によいと注目を集めているのです。
スルフォラファンの摂取により甲状腺にあるヨウ素の吸収を妨げるケースが報告されており、甲状腺機能の低下によるだるさやむくみが起こることを危険視する人もいるようです。甲状腺に持病がある人は摂取量に注意した方が良いと言えるでしょうが、健康な人がスルフォラファンを過剰摂取しても副作用はないとされています。(※2)
ブロッコリースプラウトの効率的な摂取量は?毎日はNG?
健康によいとされるブロッコリースプラウトですが、過剰摂取することで副作用が起こるリスクも考え、摂取量を適正にするにこしたことはありません。ここでは、ブロッコリースプラウトの健康効果を得るうえで適性の摂取量がどの程度かを説明します。
1週間に2〜3日おきに20g食べるのがおすすめ
ブロッコリースプラウトは基本的に毎日食べても問題ない野菜で、1日の摂取量の定義があるわけではありません。しかし健康効果を引き出すことが目的の際は、スルフォラファンの摂取量に着目することをおすすめします。スルフォラファンには肝機能の改善や活性酸素の除去、花粉症の抑制、胃腸障害を防ぐなどの働きがあります。
スルフォラファンの健康効果を引き出すためにブロッコリースプラウトを食べる場合は、2日から3日おきに1回20g程度を目安にしてください。これは、摂取したスルフォラファンの効果が2日から3日持続するからです。
便秘解消のために食物繊維を摂取したい場合は、毎日ブロッコリースプラウトを20g食べる方が効果があるとされています。自分の目的に合わせて、食べる頻度を調整しましょう。
ブロッコリースプラウトを適量食べた場合の効果・効能は?
ブロッコリースプラウトを食べ過ぎることなく、適性量を食べ続ける習慣をつけると様々な健康効果が期待できそうです。前章まででも軽く触れた、ブロッコリースプラウトを適量食べることで得られる効果と効能について具体的に詳述します。