アルコールとカフェインの飲み合わせは危険?最適なタイミングはいつ?
【管理栄養士監修】アルコールとカフェインの飲み合わせは良い・悪いどっちか知っていますか?今回は、アルコールとカフェインの飲み合わせが危険視される理由や、アルコールを飲んだ後のコーヒーが良い・悪いどっちなのかを紹介します。妊娠初期など、アルコールとカフェインの飲み合わせに注意すべき場合も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
アルコールとカフェインの飲み合わせは基本的に避けるべきですが、特に注意しなければいけない場合もあります。アルコールとカフェインの同時摂取に注意が必要なケースについて解説します。
妊娠初期の場合はアルコール・カフェインの摂取自体を避けるべき
妊婦が飲酒すると、血中に混じったアルコールが胎盤を通じて胎児に運ばれます。胎児にはアルコールを分解する能力がほぼないため、胎児にアルコールが届くと胎児の中枢神経に障害が起こるほか発育の遅れや学習障害などが現れる恐れがあります。
妊娠中にカフェインを過剰に摂取して胎児にカフェインが運ばれると、胎児がカフェインを排出できずに長時間体内に留まるのが特徴です。その結果、胎児の発育不全や早産に繋がる可能性があると言われています。
特に妊娠初期の人がアルコールやカフェインを摂取すると、妊娠後期に比べて胎児に悪影響を及ぼすリスクが高まると言われています。そのため、妊娠初期の人がアルコールやカフェインが含まれる飲料を飲むのは避けた方がよいでしょう。
川目ゆか
管理栄養士
カフェインの摂取は、国際機関において注意喚起がなされています。世界保健機関(WHO)300mg/日・英国食品基準庁(FSA)200mg/日・カナダ保健省(HC)300mg/日に制限する事を推奨しています。このことから妊娠・授乳中は200~300mg/日が望ましいといえます(マグカップで2杯程度)。
アルコールとカフェインの飲み合わせは要注意!
アルコールとカフェインを同時に飲むと体に様々な症状が現れるほか、飲酒量が増えやすくなり急性アルコール中毒を発症するリスクが高まることがあります。特に妊娠中の人がアルコールやカフェインを飲むと、胎児に重大な影響を及ぼす恐れがあるため注意が必要です。アルコールとカフェインの飲み合わせに気を付けて、適量を美味しく楽しみましょう。