バニラヨーグルトは高カロリーで太る?ダイエット中はNG?乳酸菌の効果についても紹介!
【管理栄養士監修】バニラヨーグルトは太るのか知っていますか?カロリーは高いのでしょうか?今回は、バニラヨーグルトと普通のヨーグルトのカロリー・糖質の比較に加え、ダイエット中の太りにくい食べ方も紹介します。バニラヨーグルトの乳酸菌の効果も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
乳酸菌は糖を分解して乳酸を生み出す微生物の総称ですが、ヨーグルトには様々な種類の乳酸菌が含まれています。ここからは、バニラヨーグルトにも乳酸菌が含まれているのか、果たして健康への効果があるのかについて説明します。(※5)
伊達友美
管理栄養士
腸内環境を整えて、便通をよくしたり、代謝に必要な栄養の吸収率をアップすることは、ダイエット重要です。
バニラヨーグルトにも乳酸菌の効果がある
バニラヨーグルトの製造元である日本ルナのホームページには、植物性乳酸菌HSK201、ビフィズス菌HN019菌に関する情報が掲載されています。この2種類の乳酸菌のいずれか、もしくは両方がバニラヨーグルトに入っていると言えるでしょう。(※6)
①HSK201による効果
バニラヨーグルトに含まれるとされる植物性乳酸菌HSK201には、以下のような効果が期待できます。
・酸性に強く、生きた状態で腸まで届く
・生きた状態で長時間腸に留まる
・花粉症などのアレルギー症状の改善
・くしゃみ、鼻水、眼の痒み、涙目の症状の緩和
植物性乳酸菌HSK201とはザワークラフトと呼ばれるキャベツの漬物から分かれた乳酸菌のことで、人体に害のない安全な植物性の細菌です。この細菌を用いて、日本ルナと日本ハム(株)中央研究所が共同で人にもたらす花粉症症状などの効能についての研究を行いました。
内容は植物性乳酸菌HSK201を含む乳酸菌飲料を飲むグループと、HSK201をはじめとする乳酸菌を含まない乳飲料を飲む2つのグループに分けて行なわれた研究です。8週間検証した結果、植物性乳酸菌HSK201を含む乳酸菌飲料を飲むグループにおいて劇的な花粉症の自覚症状の緩和が発見されました。
②HN019による効果
ビフィズス菌HN019菌とはニュージーランドを拠点に行われた研究で発見された菌の一種で、特に健康促進に効果があるとされています。
・腸内環境を整える
・免疫機能の向上
ビフィズス菌は酸に弱いことが多いですが、HN019菌は酸に強く生きたまま腸に届き、さらに人の腸管細胞に付着しやすい特徴があります。腸内に住み着いている多数の菌のバランスが整うことで、便秘や軟便が改善されます。
また、免疫に関わる6割以上の細胞が腸に存在しているため、ビフィズス菌HN019菌によって腸内の環境が改善されることにより免疫力を向上させることも可能です。
バニラヨーグルトは乳酸菌効果があるが食べ過ぎ注意!
バニラヨーグルトに含まれる乳酸菌は、健康の維持、向上に役立つ存在です。お通じ改善や花粉症などへの効果もあり、ダイエットにおいても強い味方になってくれるでしょう。しかし、バニラヨーグルトの食べ過ぎはカロリーを過剰に摂取することになり、太る原因となります。バランスの良い食事を心がけ、1日の摂取量をきちんと守ることが大切です。