赤飯のカロリー・糖質は高い?栄養価やダイエット効果は?ヘルシーな作り方も紹介!
【管理栄養士監修】赤飯のカロリー・糖質を知っていますか?高いのでしょうか?今回は、赤飯のカロリー・糖質を白米(ご飯)と比較しながら紹介します。赤飯のカロリーを消費するのに必要な運動量や、ダイエット向きのヘルシーな食べ方・レシピも紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
③ポリフェノール|アンチエイジング効果
赤飯の赤色は小豆のポリフェノールによるのもです。ポリフェノールには抗酸化作用があり、身体を老化させる活性酸素を除去する働きがあるため、アンチエイジングに効果的です。活性酸素を除去するとアンチエイジングだけでなく、内臓や血管などの老化を抑えることもできるので病気予防・健康維持にもおすすめです。
小豆には、ポリフェノールが含まれている食品として知られる赤ワインの2倍も含まれています。(※4)
④ビタミンB1|基礎代謝の向上
小豆には栄養価の高い玄米と同じくらいビタミンB1が含まれています。ビタミンB1はブドウ糖などの糖質をエネルギーに変える糖質代謝の働きがあるため、ビタミンB1を摂ることでエネルギーを消費させることができます。基礎代謝が向上することで、食べたものを脂肪として蓄えず消費してくれるので太りにくくなります。
白米にはビタミンB1が含まれておらず、玄米食から制白米を食べるようになった江戸時代には、ビタミンB1不足で脚気になる人が多く、江戸患いとも言われていました。現代でも、インスタント食品などを中心とした食生活だとビタミンB1不足での食欲不振や疲労蓄積などが心配されています。(※5)
⑤アミノペクチン|腹持ちが良い
赤飯に使われるもち米は100%アミノペクチンという水に溶けないでんぷん質で作られています。そのため、モチモチと粘り気のある食感になります。白米ともち米はカロリー・糖質やその他の栄養価に大きく差はありません。しかし、アミノペクチンは水に溶けないため消化吸収に白米よりも時間がかかります。
そのため、白米と赤飯を同じ分量食べた時を比較すると、赤飯の方が消化されにくいため腹持ちが良いです。空腹との戦いになるダイエットには、腹持ちの良い赤飯の方が適しています。
渡辺愛理
管理栄養士
おめでたい席で出される赤飯は、災いや邪気を赤色の力で祓うという意味のほか、悪いことをして返すという縁起返しする考えもあります。
ヘルシーな赤飯の作り方・レシピ
赤飯の作り方とヘルシーにするための方法を紹介します。
材料
・もち米…3カップ
・小豆…1カップ
・塩…小さじ1
赤飯の作り方・手順
以下で、赤飯の作り方・手順について紹介します。
1.小豆を固めに茹でて、小豆とゆで汁に分けておく
2.もち米を洗って、小豆のゆで汁に一晩漬けておく
3.蒸し器でもち米を20分蒸す
4.一度取り出し、塩を入れた小豆のゆで汁と小豆をもち米に混ぜる
5.再度蒸し器で20分蒸す
6.固いようならゆで汁を加えて混ぜながら好みの固さになるまで蒸す
7.器に取り出して完成
蒸し器で作る本格的な赤飯は、前日から仕込みが必要なので手間がかかるように感じますが、当日は蒸し器で蒸すだけなので意外と簡単です。完成後は蒸し器のまま置いておくとおくと蒸れて水っぽくなってしまうのですぐに容器に取り出しましょう。
↓詳しい作り方・レシピはこちら↓
ヘルシーな赤飯を作るには?
赤飯をにしたいときには、玄米を使うのがおすすめです。もち米と同じように一晩漬けておけば、炊飯器で作ることができるので簡単です。玄米はもち米白米とカロリーは大きく変わりませんが、食物繊維が多いので便秘解消にも効果的で、ビタミンやミネラルなどが豊富に含まれています。
赤飯のカロリー・糖質を知っておこう
白米と赤飯はカロリー・糖質に大きく差はありませんが、赤飯に使われているもち米・小豆には白米にはない栄養素がたくさんあります。同じカロリー・糖質量ならダイエット向きの栄養素が含まれている方が良いですよね。蒸し器がなくても炊飯器や圧力鍋で作ることもできるのでぜひ食事に取り入れてみてください。