コーンフレークのカロリー・糖質は低いけど太る?ダイエットに不向きな理由など紹介!
【管理栄養士監修】コーンフレークのカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、コーンフレークのカロリー・糖質量を他のシリアル類と比較しながら紹介します。コーンフレークのカロリーを消費するのに必要な運動量や、ダイエット向きではない理由にくわえ、ヘルシーな食べ方も紹介するので、参考にしてくださいね。
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コーンフレークのカロリー・糖質量は低い?
コーンフレークは手軽に食べられる朝食として人気のある食品です。栄養価が高いが太ると思われているコーンフレークですが、ダイエット食品としてはどうなのでしょうか。実際のカロリー・糖質量を見ていきましょう。
コーンフレークのカロリー・糖質量
カロリー | 糖質 | 1日の摂取量に占める割合 | |
コーンフレーク(1食分:40g) | 152kcal | 32.5g | 7% |
コーンフレーク(40g)+牛乳(200ml) | 286kcal | 42.1g | 13% |
上記のコーンフレークは、ノンシュガーのものです。牛乳をかけた時のカロリーはご飯茶碗1杯分と同じくらいです。また、1食あたりの理想的な糖質量は20~40gと言われているので、糖質量としては少々多いようです。
ただ、朝ごはんにおすすめされるだけの栄養素が摂取できる割に、カロリー・糖質ともにそこまで高いわけではありません。カロリー・糖質量だけで見ると、太る食品とは言えないようです。
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
コーンフレークのカロリー・糖質量を他のシリアル類と比較
カロリー | 糖質 | |
グラノーラ | 170kcal | 27.3g |
コーンフレーク(チョコ) | 152kcal | 34.2g |
コーンフレーク(ノンシュガー) | 152kcal | 32.5g |
※1人前40gあたりの値です
コーンフレークの主原料は、とうもろこしです。フレーク自体はとうもろこしのみでできていますが、後から砂糖などで甘みを付けられたものが多くあります。グラノーラとはオーツ麦やナッツに植物性の油脂やはちみつ、メープルシロップなどを混ぜて焼き上げたものです。また、オートミールは、オーツ麦を脱穀し食べやすく加工した、加熱調理が必要なシリアルを指します。
穀物以外に油脂や甘味成分が含まれている分、グラノーラはカロリーが高くなります。対して、オートミールはオーツ麦を加工しただけなのでカロリー・糖質ともに低く、ダイエット食として注目されています。コーンフレークは様々な味付けで販売されていますが、カロリー・糖質量にはほとんど影響がないようです。
竹本友里恵
管理栄養士
砂糖不使用やノンシュガーという表記をしていても、砂糖を含んでるコーンフレークがあります。「砂糖不使用」とは、あくまで食品の製造・加工段階で砂糖を使っていないという意味で、食品本来の成分としての砂糖の含有量はカウントされていません。またノンシュガーは食品に含まれる単糖類・二糖類が0.5%以下のものなので”厳密にゼロ”ではありません。人工甘味料であるキシリトールやステビアなどが含まれて甘く感じることもあるので、栄養成分表記をチェックしましょう。
コーンフレーク(1食分)のカロリーを消費するのに必要な運動量は?
運動方法 | 時間 |
ウォーキング | 107分 |
ジョギング | 65分 |
自転車 | 41分 |
ストレッチ | 129分 |
階段登り | 36分 |
掃除機かけ | 92分 |
上記はシリアル+牛乳のカロリー286kcalで計算しています。低カロリーなコーンフレークですが、カロリーを消費しようとすると、かなりの運動量が必要です。
牛乳をかけたコーンフレークを消費するためには、1時間30分以上のウォーキングが必要で、ジョギングでも1時間以上走り続けなければなりません。小腹が空いたからと間食に食べるのは控えるようにしましょう。
コーンフレークがダイエット向きではない理由とは?
コーンフレークは低カロリー・低糖質な食品ですが、ダイエット向きではないと言われています。その理由を紹介していきます。
①GI値が高い
GI値とは糖質摂取後の血糖値の変化をあらわす値で、この値が高いほど太りやすいと言われています。コーンフレークはこのGI値が高く、最大100に対して75となっています。コーンフレークを食べると血糖値が上昇し、脂肪となり体に蓄積する、つまり太る傾向にあるということです。
カロリーが低ければ痩せるというわけではありません。GI値が高い食品はダイエットには不向きと言えます。ダイエットというとカロリーや糖質が気になってしまいますが、このGI値にも注目してみてください。
竹本友里恵
管理栄養士
炭水化物をはじめとする糖が吸収され、血糖値が上がるとインスリンが分泌されます。インスリンは糖質を各組織に送る役がありますが、糖質の量が多すぎると”糖を脂肪に変換して溜めよう”と働きます。そのため、高いGI値の食品を食べると血糖値が急激に上がり、インスリンが一気に放出されるので糖質を蓄積する(=太る)ようになるのです。高GI値の食品を食べる前に、消化の良い低GI値の食品を摂取するなどで対策をしましょう。