わさびを食べ過ぎるとどうなる?下痢や病気に?1日の適量や効能なども紹介!
【管理栄養士監修】わさびを食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?病気になるのでしょうか?今回は、わさびの食べ過ぎによる〈下痢・腹痛・味覚障害・気持ち悪い〉 など悪影響の例を原因とともに紹介します。わさびの食べ過ぎになる量・致死量の目安や、適量食べた時の効果・効能も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
わさびには体によい成分も含まれているので、適量を食べる分には様々な効果を得られます。1日に3~5g程度がわさびの健康効果を発揮できる適量といわれているので、合わせて覚えておきたいところです。ここでは、適量のわさびがもつ様々な効果を紹介します。
①抗菌作用
わさびに含まれている硫化アリルはアリルイソチオシアネートとも呼ばれ、食中毒の原因菌の繁殖を抑制したり寄生虫の動きを封じてくれる働きがあります。それがわさびの抗菌作用につながるため、刺身やお寿司に使われるようになったのです。風味をそえるだけでなく抗菌作用を得るためにも、生魚にはわさびをそえましょう。(※2)
②デトックス作用
わさびにはミネラルであるカリウムが含まれており、体内の余分なナトリウムと結合して体外に排出してくれます。そのためむくみを解消し、デトックス作用につながります。またわさびには糖質の代謝を助けるビタミンB1も含まれているので、疲労回復にも効果的です。(※3、4、5)
③アンチエイジング作用
わさびには6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネートと呼ばれる、抗酸化物質が含まれています。体内で活性酸素が発生するのを抑制する働きがあり、アンチエイジング効果につながるとともに、免疫力の維持にも役立ちます。
(*わさびの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
伊達友美
管理栄養士
わさびには、ビタミンCやカルシウムも含まれているので、お肌や骨の健康もサポートしてくれます。
わさびは適度な量を食べよう
今回はわさびの食べ過ぎによる下痢や腹痛など悪影響の例を、原因とともに紹介しました。適量のわさびであれば、デトックス効果など健康への良い効果を得られます。辛い物が好きな人でも食べ過ぎは避け、わさびの風味や刺激は適量を守って楽しむことをおすすめします。