カロリーメイトは食べ過ぎNG?ブツブツができる?1日何本が適量かも紹介!
【管理栄養士監修】カロリーメイトを食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?今回は、カロリーメイトの食べ過ぎによる〈ブツブツ・糖尿病〉 など悪影響の例を原因とともに紹介します。カロリーメイトの食べ過ぎにならない1日何本が適量かも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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カロリーメイトの食べ過ぎに注意?
カロリーメイトは朝食や体調を崩した時に手軽に栄養を補給できる商品ですが、食べ過ぎた場合はどうなるのでしょうか。ダイエット中でも手軽に食べられるため朝食に取り入れる人もいるようですが、ここではカロリーメイトを食べ過ぎることで体へどのような影響を与えるのか紹介します。(※2)
カロリーメイトを食べ過ぎるとどうなる?病気になる?
カロリーメイトは商品のラインナップが豊富であり、ブロックタイプやゼリータイプ、ドリンクタイプに分けられます。どれも手軽に取り入れやすく美味しく作ってあるため、好きなら食べ過ぎてしまいそうですが、体への影響はどのようなものなのか紹介します。
①ニキビ・ブツブツができやすくなる
カロリーメイトの原材料は主に小麦粉と油であり、4本あたりの脂質は約22gです。脂質の1日の目安はおおよそ50gではありますが、カロリーメイト4本食べることで1日の約半分の脂質を摂取することになります。脂質はさまざまな食品に含まれており、その他の食品からも摂取することを考えれば脂質の過剰摂取になります。
その影響で、カロリーメイトを食べすぎることで肌や足の部分にニキビと白いブツブツができたという話もあることから、食べ過ぎには注意が必要です。また、脂質が高くタンパク質は4本あたり8.7gとそれほど多くないため、ダイエットとして食べるにはあまり向いているとは言えません。(※3)
平島さゆり
管理栄養士
脂質が多いことから、胃内停滞時間は、炭水化物やたんぱく質よりも長く、半日くらい消化に時間がかかる場合もあります。胃腸の弱い方で、食後胃もたれする方は、一日おきにするとか、カロリーメイトを食べた日は、揚げ物やこってりしたもの、脂肪の多いお肉やラーメンなどを控えるなどの組み合わせにされるといいですね。
②カロリーの摂りすぎで太る
カロリーメイト1箱と、1本あたりのカロリーと糖質は以下のようになります。
カロリー | 糖質 | |
カロリーメイト(1箱:4本) | 400kcal | 41g |
カロリーメイト(1本:20g) | 100kcal | 10g |
白米(100g) | 168kcal | 38g |
カロリーメイトは小さく手軽に摂取しやすいことから、一見するとそれほどカロリーは高くないように感じます。しかし、実際には1本食べるだけでも白米よりも少し少ない程度のカロリーが摂取できるようになっており、糖質も多めです。
食事として1箱食べる場合はカロリーだけ見ると普通に感じますが、糖質量は白米よりも多くなります。コンビニの食品で済ませたいなら、カロリーメイト1箱よりもおにぎり1個の方が低カロリーと言えます。(※4)
③食物繊維が不足する
カロリーメイトはショートブレットと呼ばれるビスケットのような形状となっており、主な原材料は小麦粉と油が使用されています。栄養面では糖質や脂質などは含まれていますが、食物繊維は4本あたり0.81gとかなり少ないです。そのため便秘になりがちになり、ダイエットのためにカロリーメイトを食べていたのに便秘から代謝が落ちて太りやすくなります。
食事として時々カロリーメイトを取り入れることは問題ありませんが、食物繊維が不足することになるため次の食事を摂る時は、野菜を取り入れた食事を心がけましょう。(※5、6)
④糖尿病になるリスクが高まる
カロリーメイトは糖質が高く、GI値も高い食品です。GI値が高い食品は食べると血糖値を急激に上昇させ、膵臓はインスリンを大量に分泌させます。GI値の高い食品を食べすぎるということはインスリンの分泌が常に行われ、インスリンの働きや分泌が弱くなることで、血糖値が常に上がったままになる病気です。
糖質の高いものを多く食べることで起こりやすくなるため、カロリーメイトを食べすぎることでも糖尿病のリスクが高くなります。(※7、8)
平島さゆり
管理栄養士
お食事代わりにカロリーメイトだけで済ませるのではなく、海藻やお野菜を一緒にお取りいただくことで血糖の急激な上昇を抑えることができます。毎日続けるのではなく、時々、カロリーメイトの日、和食の日など、どれぞれの弱点を補うような食べ方をしてはいかがでしょうか?
⑤小麦(グルテン)によって体調が悪くなる場合がある
カロリーメイトは小麦が主に使われており、小麦に含まれるグルテンによって以下のような体調不良を起こすこともあります。
・腹痛
・疲労
・不眠
・疲れ
・生理不順
・下痢
小麦粉は現代の生活には非常に多く含まれており、普通の食事でもよく食べられています。そのためカロリーメイト以外にも小麦粉を摂取しているのを考えれば、相当量にあたります。また、アレルギーの危険もあり大人であっても初めてアレルギーを発症することもあるため、小麦粉の量を減らすためにもカロリーメイトは食べすぎないようにしましょう。(※9)