ラムネは太る・太らないは食べ方次第?取りすぎのデメリットも紹介!

【管理栄養士監修】ラムネは太る・太らないどっちでしょうか?小腹が空いたときにラムネを食べる人も多いでしょう。今回は、ラムネの糖質・カロリーやダイエット効果からラムネは太るのかどうか紹介します。ラムネを取りすぎ・食べ過ぎるデメリットも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |管理栄養士・栄養士 伊達友美
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心もうるおす管理栄養士:伊達友美です。食べて輝く美女になれ!ダイエット、美容に関する書籍累計157万部。...
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心もうるおす管理栄養士:伊達友美です。食べて輝く美女になれ!ダイエット、美容に関する書籍累計157万部。32年クリニックやサロンで食事カウンセリングを行い、戸板女子短期大学食物栄養学科の講義や企業様向けイベントなどで、プラス栄養メソッド®︎を広めています。出演番組「ホンマでっかTV」「それって実際どうなの課」「主治医が見つかる診療所」他多数。

目次

  1. ラムネは太る?太らない?
  2. ラムネは太りにくいお菓子!ダイエット効果もあり?
  3. ①ブドウ糖は消化・吸収されやすい
  4. ②満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防げる
  5. ③他のお菓子と比較して低カロリー
  6. ラムネで太るような食べ方は?
  7. ①食べ過ぎる
  8. ②夜中に食べている
  9. ラムネを食べ過ぎると太る以外のデメリットも?
  10. ①血糖値が急に上がるため眠気を誘いやすい
  11. ②下痢になる
  12. ③糖尿病になる
  13. ラムネは太りにくいが食べ過ぎに注意!

ラムネは太る?太らない?

カロリー 糖質 食物繊維 脂質 1日のカロリー摂取量に占める割合
ラムネ(1本) 108kcal 26.2g 0g 0.3g 5%
ラムネ(1粒) 2.5kcal 0.6g 0g 0g 0%
大粒ラムネ(1袋) 153kcal 37g 0g 0.5g 7%
大粒ラムネ(1粒) 3.6kcal 0.9g 0g 0g 0%

ラムネは独特な食感と爽やかな甘みが特徴で、1粒1粒が小さいことから勉強や仕事の合間に食べる人も多いです。ただ、ラムネは甘みのあるお菓子なので、ダイエット中にはカロリーや糖質が気になる人も多いでしょう。今回は実際にラムネはダイエット中に食べると太るのか解説するので、ラムネを間食として食べたい人は参考にしてください。(※1、2、3)

ラムネは太りにくいお菓子!ダイエット効果もあり?

爽やかな甘さが特徴のラムネですが、実は太りにくいお菓子の1つとしてダイエット中の人たちから注目されています。以下では、ラムネを食べても太りにくい理由を解説するので、ダイエット中にラムネを食べたい人はしっかりと理解しておきましょう。

①ブドウ糖は消化・吸収されやすい

ラムネに含まれる糖はブドウ糖と呼ばれ、人間の脳が主要なエネルギーとして利用できる糖質です。ブドウ糖は他の糖質よりも早く消化吸収されるので、筋トレや有酸素運動などで失った体内のエネルギーを素早く補給できます。消化吸収が素早く行われるのでカロリーとして体内に蓄積される心配は少なく、糖質制限中であっても1日に数粒程度なら問題なく食べられます。

また、ブドウ糖は同じ分量の砂糖よりもカロリーが低いので、ダイエット中に砂糖菓子を食べるよりもおすすめなお菓子と言えます。(※4)

②満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防げる

ラムネに含まれるブドウ糖には他にも脳の満腹中枢を刺激する効果もあり、数粒で満足感を得られますが、これはブドウ糖を摂取すると起こる血糖値の上昇によるものです。空腹時に消化吸収の早いブドウ糖を摂取して素早く血糖値を上昇させると、少量で脳が満腹だと感じ、結果的に少ない摂取カロリーで済んでダイエットに繋がります。(※5)

③他のお菓子と比較して低カロリー

100gあたり カロリー 糖質
ラムネ 373kcal 92.2g
煎餅 190kcal 40.3g
ショートケーキ 318kcal 42.3g
チューインガム 388kcal 96.9g
389kcal 88g
ビスケット 422kcal 77.8g
チョコレート 558kcal 55.8g

※含有量は日本食品標準成分表を参照しています

ラムネは上記の表で他のお菓子と比較しても、カロリーはそこまで低い部類ではないと思う人も多いでしょう。確かにお菓子の中でも低カロリーとは言い難いラムネですが、ラムネに含まれる栄養素のほとんどがブドウ糖で、体脂肪として蓄積されやすい脂質や消化吸収の遅い砂糖はほとんど含まれていません。

一方でショートケーキやチョコレートなどの洋菓子は脂質が高いお菓子なので、痩せる目的にはおすすめできません。また、チューインガムや飴などは、ブドウ糖に比べて消化吸収の遅い砂糖が多く使われています。ダイエット中に間食をするのであれば、ブドウ糖を多く含んだラムネを食べるのがおすすめです。

伊達友美

管理栄養士

ガムや飴には、異性化糖や合成添加物が含まれている場合も多くなっているため、それによって代謝や食欲に影響して太りやすくなることもあるでしょう。

ラムネで太るような食べ方は?

ラムネは低カロリーで消化吸収の早いブドウ糖を含んでいることから、他のお菓子に比べて太りにくいとされています。しかし、食べ方によっては太る原因になるので、ダイエット目的でラムネを食べる人は以下で紹介する食べ方に注意しましょう。

①食べ過ぎる

ラムネに含まれるブドウ糖は血糖値を素早く上昇させて、脳を満腹だと感じさせる効果があります。しかし、ラムネの食べ過ぎは、急激な血糖値の上昇で高血糖を引き起こします。さらに、上昇した血糖値を下げるのにインスリンと呼ばれるホルモンが分泌されますが、インスリンには血糖値を下げるのと同時にブドウ糖を脂肪に変えて体内に蓄積する役割もあるのです。

ラムネは商品によって1粒当たりのカロリーは異なりますが、ほとんどの商品が約10kcal以下です。一般的に200kcal程度が間食としては適量なので、1日10〜20粒程度が適度な摂取量になります。間食として仕事や勉強中に2~3粒ずつ食べれば、食べ過ぎ防止になるのでおすすめです。(※6)

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