麦茶の飲み過ぎは健康に悪い?副作用ある?太る・下痢など悪影響を紹介!
麦茶を飲み過ぎるとどうなるか知っていますか?今回は、麦茶の飲み過ぎによる〈太る・腹痛・下痢・胃痛・貧血〉 など副作用の可能性を原因とともに紹介します。麦茶の飲み過ぎにならない1日の摂取量の目安や、適量飲んだ場合の効果・効能も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
麦茶は水と同じく、熱中症の予防などで日常的に飲まれる飲み物です。しかしその他にどのような良い効果があるのでしょうか。ここでは、麦茶を適量飲んだ場合の効果・効能について10個紹介します。
①体を冷やす効果
麦茶には体を冷やす作用があり、熱中症の予防に効果があります。麦茶に含まれるカリウムが、尿と同時に熱を体外に排出する効果があるからです。ただし、熱中症の予防といって冷えた麦茶を飲み過ぎると、前述したように体温が下がって体調不良の原因になります。また、一度に大量に飲まずに時間をおいて少しづつ飲むと、体を冷やしすぎる心配がありません。
②尿を多く出してくれる
麦茶には利尿作用のあるカリウムが含まれています。麦茶を積極的に飲むことによって尿の排出を促し、余分な体内の水分を減らすので、むくみの解消に効果的です。さらに、体内の老廃物が蓄積されにくくなるので血行が改善され、動脈硬化の予防につながります。(※4)
③冷え性を改善してくれる
麦茶を飲むと、冷え性を改善する効果があります。麦茶に含まれるアルキルピラジンという芳香性のある成分が、血流を良くする作用があるからです。冷え性が改善されることで、風邪の予防や下痢、便秘などの解消に役立ちます。(※5)
④疲れが取れる
麦茶を飲むと、体の疲れが取れやすくなる効果があります。麦茶の成分が体の代謝を上げ、体温を高く保つことで、不調の原因になりにくくするからです。
麦茶には、体の疲れの解消に関係する2つの成分が含まれています。1つは、血管内の血液の流れを改善するアルキルピラジンという成分です。2つ目にギャバという成分が、体全体における血の巡りである血行を良くします。これら2つの成分が含まれる麦茶を飲むと、代謝を高めて疲労の解消につながるのです。(※6)
⑤血行をよくしてくれる
麦茶には、血行を高めるギャバという成分が含まれています。血行が改善されると、冷え性が原因の体調不良の解消や美容に効果的です。
血行が促進されることによる健康効果は大きく分けて3つです。冷えて凝り固まっていた筋肉が柔らかくなって、肩こりの症状が改善されます。他にも、新陳代謝の増進による美肌効果や、胃腸の活性化における下痢や消化不良の解消などに効果的です。
⑥アンチエイジング効果
麦茶にはアンチエイジング効果のある、p-クマル酸という成分が含まれています。p-クマル酸は活性酸素の働きを抑える作用があるため、老化の予防に効果的です。活性酸素は老化だけではなく、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の原因になります。麦茶を習慣的に飲むことで、活性酸素を抑制し、これらの病気のリスクを遠ざけることができます。
⑦美肌効果
麦茶には、美肌に効果的な2つの成分が含まれています。1つは、抗酸化作用のあるp-クマル酸です。p-クマル酸は活性酸素の働きを抑え、シミの原因になるメラニンの生成を抑制します。
また、2つ目にケイ素と呼ばれる成分が麦茶には含まれています。ケイ素はコラーゲンやヒアルロン酸などを構成する物質です。ケイ素が不足すると、これらの物質の結合が弱まります。麦茶はシミ対策だけではなく、しわや皮膚のたるみなどの予防に欠かせない飲み物です。
⑧胃を保護してくれる
麦茶には、胃に負担をかけやすいカフェインが入っていません。さらに、胃の粘膜の保護や、傷ついた胃の粘膜の組織を修復する効果があります。胃炎の症状があるときは、食前に麦茶を飲むと、胃にかかる負担を減らすことができます。ただし、食事中に麦茶を飲むと、胃液が薄まって消化不良や、下痢になる恐れがある点は注意するようにしましょう。
また、麦茶に含まれるp-クマル酸という成分は、胃がんの原因であるニトロソアミンの生成を抑えることが分かっています。(※7)
⑨虫歯の予防になる
虫歯の予防に、麦茶はある一定の効果があることが明らかになっています。麦茶を飲むと、虫歯の原因になるミュータンスの菌などの微生物の活動を抑え、歯への固着を予防するからです。食後にコップ半分ほどの麦茶を飲むと、歯を健康的に保つことができます。
また、虫歯菌が最も繁殖しやすい就寝前や起床後に、麦茶でうがいをすると虫歯の予防に効果的です。菌の繁殖を抑えることができるので、口臭を抑える効果にも期待できます。