さつま揚げのカロリー・糖質は高い?ダイエット向き?栄養価や注意点を解説!
【管理栄養士監修】さつま揚げのカロリー・糖質量を知っていますか?さつま揚げは魚のすり身を油で揚げた練り物です。今回は、さつま揚げのカロリー・糖質量を他の練り物と比較しながら紹介します。〈塩分〉など、さつま揚げを食べる際の注意点も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
カルシウムは骨や歯を形成する主成分となり、神経の情報伝達、精神安定・血圧上昇抑制・免疫力を高めることにも効果があります。魚が原料なのでカルシウムが多く、子どもの成長期には特に必要で、吸収しづらいので日本人は不足しがちな栄養です。カルシウムはマグネシウム、ビタミンD、ビタミンCと一緒に食べることで吸収率を上げることができます。
ですのでさつま揚げをビタミンD含むきのこ類や、ビタミンCを含むピーマンやジャガイモと組み合わせて食べると効果的です。(※3)
③ビタミンB12
ビタミんB12は、神経及び血液細胞を健康に保つ効果があり、貝類・魚に多く含まれます。実はビタミンB12も貧血予防には欠かせない栄養素です。ビタミンB12は、体の隅々の細胞まで酸素を運ぶ役割をしている赤血球を作ります。ビタミンB12が不足すると、体に必要な酸素が少なくなり疲労感や倦怠感などの貧血症状が出てしまいます。貧血になりやすい方や野菜に偏りがちな方に食べてもらいたいです。(※4)
さつま揚げは消化に良い?
さつま揚げは弾力、歯ごたえがあるので、消化吸収が良くないイメージがありますが、どうなのでしょう。
老若男女食べやすい食品
さつま揚げは魚の筋肉繊維をすりつぶし、ペースト状にしているため、、高タンパク低脂肪で消化吸収がよく、お腹に優しく子供からお年寄りまで食べやすい食品です。また練り物特有の密度の濃い魚のタンパク質は弾力があるので食べ応えがあり、咀嚼回数が増え満腹感も得やすいので食べ過ぎを防止できます。
永倉沙織
管理栄養士
魚のすり身だけでなく、細かくした野菜なども一緒に練り込まれているため、魚が苦手な方にも食べやすくなっています。
さつま揚げを食べる際の注意点
手軽に食べやすいさつま揚げは、魚の良質なタンパク質と低カロリーなためダイエット向きですが、食べるときに注意すべき点があるのでお伝えします。
塩分の過剰摂取
さつま揚げ100gの中には1.9gの塩分が含まれ、1日の摂取目標量の25%に当たります。塩分には水分を抱え込む性質があり、余分な水分が体内にたまり、むくみやすくなり太る原因になります。また塩分の取りすぎは、高血圧や脳卒中、心臓病などの生活習慣病を招くリスクも高まるので、健康で過ごすためにさつま揚げの塩分を意識して味付けをすると良いでしょう。
永倉沙織
管理栄養士
煮物などにする際には、さつま揚げの他に調味料が必要になるため塩分が多くなりがちになります。味付けは、さつま揚げ本体の味も含めて調整しましょう。
糖質は高い
さつま揚げには多量の砂糖が使われており、つなぎに小麦粉を使用している為、100g中13.9gの糖質が含まれています。糖質4gで角砂糖1個分なので、さつま揚げ100gは角砂糖3個摂取していることになります。食べ過ぎると血糖値が上がることで、脂肪を溜め込む作用を持つインシュリンが増え、結果的に痩せにくくなるので注意が必要です。
さつま揚げのカロリー・糖質に注意して食べよう
さつま揚げは、良質なタンパク質を含み、消化吸収も良いので、健康維持するのに手軽で取りやすい食品です。しかし糖質は高めの食品になりますので、健康を気にされている方、ダイエット中の方は、食事の中にバランス良く取り入れ、食べ過ぎないように気をつけましょう。