ローストビーフのカロリー・糖質は低い?ダイエット向き?ヘルシーな食べ方も紹介!
【管理栄養士監修】ローストビーフのカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、ローストビーフのカロリー・糖質量を他の肉料理や〈ローストビーフ丼・サンド〉など料理別に比較しながら紹介します。ローストビーフのカロリーを消費するのに必要な運動量や、ダイエット向きのヘルシーな食べ方も紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
ローストビーフのカロリー・糖質量は?

パーティーシーンなどで食べられる事が多いローストビーフですが、カロリーが高くないか気になる方も多いでしょう。ローストビーフのカロリー・糖質量を、他の料理と比較しながら紹介します。
ローストビーフ(100g・1切れ)のカロリー・糖質量
カロリー | 糖質 | タンパク質 | 1日のカロリー摂取量に占める割合 | |
ローストビーフ(100g) | 196kcal | 0.9g | 21.7g | 9% |
ローストビーフ(1切れ:13g) | 26kcal | 0.1g | 2.8g | 1% |
ローストビーフは1切れ26kcalと、食べる量に気を付ければそれほど高カロリーではない様です。ローストビーフは1人前100~120g程とされますが、それでもカロリーは低めと言えるでしょう。糖質量も100gで0.9gと少なめなので、糖質制限中の方にもおすすめの料理です。
また、ローストビーフはタンパク質の多さも特徴です。男性の1日のタンパク質摂取目安量は60gほどとされるので、ローストビーフ100gを食べれば1/3以上の量を摂取できます。タンパク質は不足しやすい栄養素でもあるので、含有量が多い食べ物から上手に摂取していきましょう。
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
住吉彩
管理栄養士
ローストビーフには体を作る元となるタンパク質が豊富に含まれています。特にダイエットを意識していて食事だけではなく運動も一緒に行っている方には、良質なタンパク質は必要不可欠です。タンパク質の多いイメージのある鶏ささみ肉よりも赤身のもも肉の方がタンパク質が多く含まれているので、新たなダイエット時の食材として取り入れてみてはいかがでしょうか?
ローストビーフのカロリー・糖質量を他の肉料理と比較
カロリー | 糖質 | |
ローストビーフ | 196kcal | 0.9g |
サーロインステーキ | 320kcal | 0.66g |
焼肉(カルビ) | 371kcal | 0.2g |
ベーコン | 405kcal | 0.3g |
シュラスコ | 185kcal | 2.77g |
100g当たりのローストビーフと、その他の肉料理とのカロリー・糖質量を比較してみましょう。シュラスコはローストビーフよりも低カロリーですが、糖質量がローストビーフに比べて若干多くなっています。
その他の肉料理で見ると、ローストビーフよりもかなり高いカロリー値となっており、ローストビーフがヘルシーなメニューであることが分かります。ローストビーフの糖質量は、焼き肉やベーコンと比較すると若干多めですが、1gを切っており少ないため、気にする必要はありません。
ローストビーフ料理のカロリー・糖質
カロリー | 脂質 | |
ローストビーフ丼 | 1058kcal | 119.11g |
ローストビーフサンド | 306kcal | 17.34g |
続いて、ローストビーフを使用した料理のカロリー・糖質量を見ていきましょう。ローストビーフ丼は多くのご飯を使用するため、カロリー・糖質量共にかなり高い数値となっています。
食パンもカロリーや糖質量が低い訳ではありませんが、ローストビーフサンド1食分にするとそれ程多い量ではなく、結果丼よりもかなりカロリーは低くなります。ダイエット中なら、ローストビーフ以外の食材にも注意しましょう。
ローストビーフ(100g)のカロリー消費に必要な運動量は?
運動方法 | 時間 |
ウォーキング | 74分 |
ジョギング | 44分 |
自転車 | 28分 |
ストレッチ | 88分 |
階段登り | 25分 |
掃除機かけ | 63分 |
上記は、ローストビーフ100g(7切れ程度)を食べた場合の196kcalを消費するのに必要な運動時間です。自転車や階段上りなら30分以内で済みますが、ウォーキングやストレッチなど、軽めの運動なら1時間以上の運動が必要になります。消費しきれないカロリーは脂肪となって蓄積するので、食べ過ぎには注意しましょう。
ローストビーフのダイエット向きのヘルシーな食べ方は?

続いて、ローストビーフのヘルシーな食べ方を紹介します。
①タレをかけすぎない
ローストビーフはヘルシーな食材ですが、たれの付けすぎには注意しましょう。たれには砂糖やバターを使用する場合が多く、脂質や糖質量が予想以上に多い事も少なくありません。ローストビーフは何もかけずそのまま食べても美味しいですが、味気無いと感じたら大根おろしや、西洋わさびなどを活用しましょう。
②レモンをかける
ローストビーフをヘルシーに愉しみたいなら、レモンをかけて食べるのもおすすめです。レモンは低カロリーですし、ローストビーフにかければさっぱりとした仕上がりになるのでたれとは違った美味しさを楽しめます。
また、ビタミンCには鉄分の吸収効率を上げる働きもあります。貧血対策などで鉄分補給したい方にもおすすめですが、鉄分には血流を改善させ新陳代謝を活発にさせるのでダイエット面でもピッタリです。(※2)
③カロリー・脂質が低い部位(赤身肉)を選ぶ
カロリー | 脂質 | |
牛もも肉 | 182kcal | 9.6g |
牛ヒレ肉 | 133kcal | 4.8g |
牛ロース肉 | 240kcal | 17.4g |
牛カルビ肉 | 371kcal | 32.9g |
ローストビーフが、どの部位を使用しているかも確認しておきましょう。上記を見ると分かる様に、どの部位を選ぶかでカロリー・脂質量は大きく異なります。カルビ肉はカロリーも高いですが、糖質量がかなり多くなっているのでダイエット中なら避けた方が良いでしょう。
④野菜と一緒に食べる
ローストビーフをダイエット中に楽しむなら、野菜と一緒に食べるようにしましょう。野菜に含まれる水溶性食物繊維には、水分を含むとゼリー状になる性質があります。
ゼリー状になった食物繊維は食べたものと混ざり合って消化スピードを緩やかにし、血糖値の急上昇を避けることができます。血糖値が急に上がると脂肪を蓄積しやすくなるので、ダイエット時には血糖値を意識しておくのも重要です。また、水溶性食物繊維に吸着されて、コレステロールや糖質なども便と一緒に排出されるといったメリットもあります。(※3)
⑤一緒に食べる食材に注意する
ローストビーフをご飯の上に乗せたローストビーフ丼も人気のメニューですが、ご飯の量が多いのでカロリー・糖質量がかなり高くなります。ダイエット中ならご飯と一緒に食べるのは避け、サラダスタイルで楽しむのが良いでしょう。
住吉彩
管理栄養士
ローストビーフは薄切りで食べると、たくさん食べれるような気がしてしまい食べ過ぎの原因にもなります。切り方を工夫をしてみたり、ローストビーフだけではなく他の食材と食べることで腹持ちが良く空腹感を抑えてくれるうえに栄養のバランスも整います。色んなアレンジを加えて、ダイエット生活を楽しみましょう!
ローストビーフをカロリーオフして食べよう
ローストビーフは肉料理の中では比較的低カロリーですが、たれを付けすぎたり食べ過ぎればカロリー過多になることも考えられます。摂取量や食べる部位にも注意して、ダイエット中でもローストビーフを美味しく頂きましょう。