卵の殻を食べると危険?サルモネラ菌がやばい?食べた時の対処法は?

卵の殻を食べることはできるのかを知っていますか?サルモネラ菌などによる食中毒が心配ですよね。今回は、卵の殻は食べても大丈夫なのかや、卵の殻を食べるメリットを紹介します。卵の殻の正しい食べ方や料理への活用方法・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)

目次

  1. 卵の殻は食べると危険?大丈夫?
  2. 卵の殻を食べるとサルモネラ菌に感染する危険あり…!
  3. 卵の殻にはサルモネラ菌が付着している可能性がある
  4. 少し入ってしまったくらいでは基本的に心配いらない
  5. 卵の殻を食べるとメリットもある?カルシウムが豊富?
  6. カルシウムが豊富で骨粗鬆症の予防効果などがある
  7. 卵の殻の安全な食べ方は?どんなレシピがある?
  8. 加熱後に粉末状にすることで安全に食べられる
  9. 粉末状にした卵の殻は料理にちょい足しするのがおすすめ
  10. 卵の殻を有効活用しよう!

卵の殻は食べると危険?大丈夫?

茹で卵・卵焼き、オムレツを作る際に卵の殻が入ってしまった経験は誰にでもありそうです。間違って食べてしまった時に、健康に悪影響がないのかが気になる人もいるでしょう。ここでは誤って卵の殻を食べてしまっても大丈夫なのかについて、詳しく説明します。

卵の殻を食べるとサルモネラ菌に感染する危険あり…!

卵の殻にはサルモネラ菌が付着している可能性がある

卵の殻にサルモネラ菌が付着している可能性があるのは事実です。過去に生卵を食べてサルモネラ菌を原因とする食中毒で、子供が死亡したケースが報告されています。そのため乳幼児並びに高齢者、妊娠中の女性をはじめ免疫力が下がっている人は大量に食べないよう注意が必要です。(※1)

少し入ってしまったくらいでは基本的に心配いらない

卵料理を作っていて少し卵の殻が入った程度であれば、基本的には食べても問題ありません。スーパーなどで市販されている卵は製造の過程で洗浄されているので、付着しているサルモネラ菌そのものが少ないです。直売所で販売している卵であっても、加熱調理して食べる分には卵の殻による健康被害は起こりにくいと考えられます。

卵の殻を食べるとメリットもある?カルシウムが豊富?

卵の殻は調理の際に廃棄されるのが一般的ですが、実は食べると健康によい側面があるのです。卵の殻も食べ方に配慮することで健康増進に役立つと聞くと、興味を持つ人もいるでしょう。ここでは、卵の殻を食べるメリットについて説明します。

カルシウムが豊富で骨粗鬆症の予防効果などがある

卵の殻を食べるメリットとして、以下のことがあげられます。

・健康な骨や歯をつくる
・骨粗鬆症の予防
・脳の働きを活性化する
・高血圧の予防
・糖尿病の予防
・動脈硬化の予防
・認知症の予防

これは卵の殻に含まれている、卵殻カルシウムと呼ばれる炭酸カルシウムの働きによるものです。食品メーカーの1つであるキューピーが発表した記事に、以下の記述がありました。(※2)

今回の研究では、ベトナム人女性(平均年齢約60歳)45人を、卵殻カルシウム(卵殻由来の炭酸カルシウム)サプリメント摂取、炭酸カルシウム(石灰石由来の炭酸カルシウム)サプリメント摂取、摂取なしの3つのグループに分け、12ヵ月間にわたり試験を実施しました。
 摂取開始から12ヵ月目の骨量を測定したところ、卵殻カルシウムサプリメント摂取グループは、他の2つのグループと比較して有意に骨量が増加していました。

さらに同じ研究により卵の殻に含まれる炭酸カルシウムが、他のカルシウムと比較すると胃腸で吸収されやすいこともわかっています。上手に卵の殻を活用することで、カルシウムによる健康効果が期待できるのです。

卵の殻の安全な食べ方は?どんなレシピがある?

卵の殻に含まれている炭酸カルシウムに健康上のメリットがあっても、サルモネラ菌が付着しているリスクがあるのは心配です。しかし卵の殻を食べられる方法があれば、摂取してみたい人はいるでしょう。ここでは、卵の殻を安全に食べる方法について説明します。

加熱後に粉末状にすることで安全に食べられる

関連する記事