カフェインレスコーヒーを飲み過ぎる副作用・デメリットは?1日何杯までが適量?
カフェインレスコーヒーを飲み過ぎるとどうなるか知っていますか?今回は、カフェインレスコーヒーの飲み過ぎによる副作用・デメリットや、カフェインレスコーヒーの飲み過ぎにならないのは1日何杯までなのか紹介します。カフェインレスコーヒーの<自律神経失調症の改善・肌荒れ改善>などのメリットも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- カフェインレスコーヒーの飲み過ぎに注意?
- カフェインレスコーヒーにもカフェインは含まれている
- カフェインレスコーヒーを飲み過ぎる副作用・デメリットは?
- ①貧血
- ②低血糖
- ③胃痛
- ④ポリフェノールの過剰摂取
- カフェインレスコーヒーの飲み過ぎにならないのは1日何杯まで?
- カフェインレスコーヒーは多くて1日10杯まで
- カフェインレスコーヒーは妊娠中は4〜5杯
- カフェインレスコーヒーにはどのようなメリットがある?
- ①自律神経失調症の改善
- ②肌荒れ改善
- カフェインレスコーヒーのおすすめ商品
- ①スターバックス コーヒー ディカフェ ハウス ブレンド
- ②ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス
- ③キーコーヒー ドリップオン カフェインレスコーヒー
- カフェインレスコーヒーの飲み過ぎに注意
カフェインレスコーヒーの飲み過ぎに注意?
カフェインレスコーヒーは、妊婦の人でも安心して飲める他、就寝前にコーヒーが飲みたい時でも気兼ねなく飲めるとして人気を集めています。メリットの多いカフェインレスコーヒーですが、飲み過ぎるとどのような影響があるのでしょうか。(※1)
カフェインレスコーヒーにもカフェインは含まれている
100ml | カフェイン |
ブラックコーヒー | 60mg |
カフェインレスコーヒー | 2~6mg |
日本ではカフェインを90%以上取り除いたコーヒーに、カフェインレスコーヒーの表示が認められています。カフェインレスコーヒーは大幅にカフェイン量がカットされていますが、全く含まれていないわけではありません。飲み過ぎるとカフェインの影響を受けやすくなるので注意が必要です。(※2)
カフェインレスコーヒーを飲み過ぎる副作用・デメリットは?
カフェインレスコーヒーはカフェインが大幅に除去されていますが、過剰に摂取すると身体に影響が出やすい点があります。ここでは、カフェインレスコーヒーの飲み過ぎで起こる副作用やデメリットを4つ紹介します。
①貧血
カフェインレスコーヒーに含まれているタンニンは、貧血の原因になると言われている成分です。タンニンには鉄分の吸収を阻害する効果があるため、鉄分を多く含む食べ物を食べたとしても、タンニンによってその吸収が阻害されてしまいます。
タンニンは深煎りの焙煎であればその量も減っていくので、カフェインレスコーヒーの中でも深く焙煎して苦めなコーヒーを選ぶと、タンニンによる貧血を避けることができます。(※3)
②低血糖
カフェインはアドレナリン、コルチゾールなどのホルモンの分泌を促し、血糖を下げる唯一のホルモンであるインスリンとは逆に、血糖を上昇させるのが特徴です。その影響で血糖値を正常に戻すインスリンを分泌する膵臓に負担がかかり、膵臓の機能が低下します。疲れた膵臓が機能不全を起こすことで、めまいや震えなどの症状を伴う低血糖を起こす可能性があります。
またカフェインだけでなく、コーヒーに含まれるクロロゲン酸には、血糖値を下げる働きがあるので低血糖を引き起こしやすいと言えるでしょう。しかし、カフェインレスコーヒーのカフェイン含有量は少なく、クロロゲン酸が低血糖を招くという明確な根拠もありません。
貧血でもめまいや頭痛といった同じ症状が起きることがあり、あくまで低血糖を引き起こす危険性があるというものなので、注意するとよいでしょう。(※4、5)
③胃痛
カフェインレスコーヒーに含まれるクロロゲン酸には、胃の働きを活性化させる効果があります。胃潰瘍や胃酸過多の人だけでなく、健康体の人でも飲み過ぎや空腹時にコーヒーを飲むと胃に負担がかかり、胃もたれなどを起こすことがあるのでクロロゲン酸には注意が必要です。
④ポリフェノールの過剰摂取
カフェインレスコーヒーに含まれるポリフェノールであるクロロゲン酸は、その強い抗酸化成分からアンチエイジング作用や脂肪燃焼効果などが知られています。
一方で、ポリフェノールは過剰に摂取することで、赤ちゃんの血管の一部が狭まったり閉鎖したりする動脈管早期収縮を引き起こす恐れがあるとされています。そのため、妊婦の人や妊娠の際には悪影響をもたらすので摂取量には、注意が必要です。(※6)
カフェインレスコーヒーの飲み過ぎにならないのは1日何杯まで?
カフェインレスコーヒーを過剰に飲むことで、人の健康に大きな影響を与えることは分かりましたが、どのくらいの量であれば問題ないのでしょうか。ここでは、カフェインレスコーヒーの1日の適量について紹介するので参考にしてみて下さい。
カフェインレスコーヒーは多くて1日10杯まで
成人のカフェイン摂取の上限量400mg/日から考えると、カフェインレスコーヒーは1日50杯程度飲んでも問題ない計算になります。しかし、欧米では飲料水からの水分摂取の目安を1.5Lとしているため、カフェインレスコーヒーの摂取は多くても1日10杯までにしてください。
その他の食品や飲料からカフェインを摂取する可能性もあるため、バランスを考えて飲むようにしましょう。
カフェインレスコーヒーは妊娠中は4〜5杯
妊娠中のカフェインレスコーヒは4~5杯程度に抑えると良いでしょう。英国食品基準庁(FSA)では妊娠中の1日のカフェイン摂取量は200mgまでと定めています。妊娠中の人がカフェインを過剰に摂取すると、母体だけでなく、胎児へ与える影響も大きいため十分注意する必要があると言われています。
カフェイン量の観点からは5杯以上飲んでも上限に達しませんが、貧血が起こりやすい妊娠中はタンニンの影響も考えて控えめにする方が適正でしょう。
カフェインレスコーヒーにはどのようなメリットがある?
カフェインレスコーヒーは過剰に摂取することで悪影響を及ぼしますが、適量で通常のコーヒーの代わりに飲むことで多くの嬉しい効果があります。ここでは、カフェインレスコーヒーにはどのようなメリットがあるのか紹介するので参考にしてみて下さい。
①自律神経失調症の改善
コーヒーに含まれるカフェインは、自律神経に大きな影響を与えます。自律神経は活動的な働きをする交感神経と、休息やリラックスをもたらす副交感神経に分かれており、カフェインが主に刺激を与えるのは交感神経です。
カフェインによって交感神経が活発に働くことで、副交感神経とのバランスが崩れ、眠れなくなったりイライラしやすくなるなどの症状が出ます。自律神経失調症の人は、カフェインレスコーヒーに置き換えることで自律神経が整い、精神面だけでなく身体的にもスッキリとした生活が送れるようになるのでおすすめです。
②肌荒れ改善
コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があるため、カフェインを過剰摂取すると体内の水分が流れ出てしまい、肌の乾燥につながる可能性があります。また尿と一緒にビタミンB群やビタミンCなど、美肌には欠かせない成分も体外に出てしまうので、栄養不足になることもあります。
カフェインレスコーヒーに置き換えると肌荒れ改善の効果が期待できるので、手軽に始められる美容ケアとしても人気です。(※7、8、9、10)
(*カフェインレスコーヒーのメリットやデメリットについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
カフェインレスコーヒーのおすすめ商品
カフェインレスコーヒーは近年、スーパーやドラックストアなどで手軽に入手できるようになりましたが、通常のコーヒーに比べて種類が限られている場合が多いです。ここでは、通販でも購入できるカフェインレスコーヒーのおすすめ商品を3つ紹介します。
①スターバックス コーヒー ディカフェ ハウス ブレンド
国内のみならず世界中に多くの店舗があるスターバックスコーヒーのカフェインレスコーヒーは、安全性、美味しさともに優秀な商品です。香りやコクと苦味、酸味のバランスが良いと人気のハウスブレンドをデカフェにしており、一杯で豊かなナッツやココアの風味が楽しめます。
②ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス
飲みたい時にすぐ飲めるインスタントタイプでおすすめなのが、ネスカフェのゴールドブレンドカフェインレスです。ネスカフェは通常のコーヒーの味わいにも定評があり、カフェインレスでもその味わいは変わりません。値段も安いので購入しやすい点も嬉しいポイントです。
③キーコーヒー ドリップオン カフェインレスコーヒー
よりコーヒーの香りを楽しみたい時におすすめしたいのが、キーコーヒーのドリップオンカフェインレスコーヒーです。キーコーヒー独自のこだわりで作られており、コーヒー生豆の鮮度管理を徹底することで実現した、重厚なコクと甘い香りが味わます。
カフェインレスコーヒーの飲み過ぎに注意
カフェインレスコーヒーは飲む時間や人を選ばず、コーヒーを楽しむことができます。一方で、飲み過ぎによってタンニンやクロロゲン酸の影響を受け、健康が阻害される恐れがあるので注意が必要です。今回紹介したカフェインレスコーヒーの注意点を参考に、飲み過ぎには気をつけるようにしましょう。