辛ラーメンは体に悪い?発がん性物質がやばい?食べない方がいいって本当?

辛ラーメンが体に悪い・発がん性物質を含んでいる噂は本当でしょうか?やばい・危ないので食べない方がいいのでしょうか?今回は、韓国の農心ラーメンから発がん性物質が検出された事件など元に、辛ラーメンが体に悪いのかを安全性・危険性の観点から紹介します。辛ラーメンを食べるメリットも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 辛ラーメンが体に悪い・やばいのは本当?食べない方がいいの?
  2. 辛ラーメンは体に悪いとされる理由は「発がん性物質の混入」が疑われているから
  3. 韓国の農心ラーメンの他製品から発がん性物質が検出された
  4. 韓国の農心ラーメンでは他にも有毒物質が検出されている
  5. ただし辛ラーメンから発がん性物質・有毒物質は検出されていない【追記:辛ラーメンからも検出】
  6. 辛ラーメンが体に悪いと言われる理由は他にある?
  7. 辛ラーメンは辛いため食べた後にお腹を壊すことがある
  8. 辛ラーメンは体に悪いだけじゃない?メリットも?
  9. 辛ラーメンを辛さ控えめで美味しくするアレンジレシピ!
  10. ①担々麵アレンジ
  11. ②カルボナーラアレンジ
  12. 辛ラーメンが必ず体に悪いということはない

辛ラーメンが体に悪い・やばいのは本当?食べない方がいいの?

出典:https://www.nongshim.co.jp/lineup/lineup01_03.html

辛(しん)ラーメンとは、韓国の食品メーカーである農心ラーメンが販売元のインスタントラーメンです。唐辛子の辛味やスパイスを配合した旨味スープが美味しく、日本でも人気が高まっています。辛ラーメンが体に悪い・やばいと言われることがありますが、食べない方がよいのでしょうか。ここでは、辛ラーメンが体に悪いと言われる理由などについて解説します。

辛ラーメンは体に悪いとされる理由は「発がん性物質の混入」が疑われているから

辛ラーメンが体に悪いと言われる理由のひとつに、発がん性が疑われていることが挙げられます。ここでは、辛ラーメンに発がん性物質が含まれているか否かを解説します。

韓国の農心ラーメンの他製品から発がん性物質が検出された

韓国の食品医薬品安全庁の調査結果によると、韓国の農心ラーメンが扱う辛ラーメン以外のインスタントラーメンから、発がん性物質が検出されたことが明らかになりました。

韓国の食品医薬品安全庁が6月、流通している麺製品を調べたところ、6種の「農心」のラーメン、うどんのスープから1キログラム当たり2~4.7マイクログラムのベンゾビレンが検出された。そして、ここから、10マイクログラムの基準値を超えたカツオブシをスープの原料に使っていたことが分かった。

ベンゾピレンが検出されたのは4種類のノグリラーメンとえびタンビッグカップ、生生ウドンカップの6種類です。ベンゾピレンとは、WHO外部組織の国際がん研究機関によって、がんを発症する危険性があるとして分類されている物質です。

2012年10月に韓国のテレビ局が上記の内容を報道して問題視され、安全庁は農心ラーメンへ該当の商品のリコールを命じました。検出されたインスタントラーメンのうち、2種類のノグリラーメンが東京の韓国食材スーパーなどで販売されていましたが、この事件を機に撤去されています。

ただし、ベンソピレンは肉や魚を焼いた時に出るコゲからも検出されるもので、体に蓄積された場合にがんの原因となる物質です。農心ラーメンのインスタントラーメンから検出されたベンソピレンは微量で、人体の健康を害する数値ではないとされています。

韓国の農心ラーメンでは他にも有毒物質が検出されている

韓国メディアの毎日新聞は、2021年8月に農心ラーメンの他の商品からも有害物質が検出されたことを報じています。

韓国メディア「毎日新聞」は、「農心」が発売している「海鮮タンメン(湯麺)」と「八道」が発売している「八道ラッポッキ」の輸出製品から毒性物質の「2-クロロエタノール」が検出されたとの情報を入手した食品医薬品安全処(食薬処)が、当該企業に対する現場調査を実施し、製品をすべて回収したと報じた。

2-クロロエタノールは毒性が強く、濃度の濃い蒸気を吸引した場合死亡する場合もあります。また、皮膚から吸収すると中枢神経や腎臓、循環器などの障害を引き起こす危険性の高い物質です。

この海鮮タンメン(湯麺)はドイツへの輸出用の商品とされていましたが、この事件を背景にヨーロッパ連合は輸入禁止措置を命じました。2005年には農心ラーメンの製品のパッケージに、原料に放射線処理を施した旨を記載しなかったため、英国食品基準庁が該当の商品に対して輸入および販売禁止処分を行っています。

さらに韓国で製造された冷麺から大腸菌が、焼酎から軽油成分が検出されたこともあり、近年では農心ラーメンだけでなく韓国製品自体の信頼が下がりつつあります。

ただし辛ラーメンから発がん性物質・有毒物質は検出されていない【追記:辛ラーメンからも検出】

ただし、辛ラーメンから発がん性物質や有害物質は検出されておらず、日本製のものも安全性が確認されています。辛ラーメンに発がん性の疑いがあると誤解されたのは、辛ラーメンの製造元である農心ラーメンの他のインスタントラーメンから、発がん性物質などが発見されたためだと言えるでしょう。

また、韓国のオットギが販売元のサリ麺と呼ばれるインスタントラーメンも、辛ラーメンと同じ理由で体に悪いのではと疑われることがあります。しかし、サリ麺も辛ラーメンと同様に発がん性物質や有害物質が検出された事例はありません。

【追記】

2022年2月、日本ではありませんが、イタリアで検出されました。

2-クロロエタノールが再び基準値超え
イタリア保健省は、辛ラーメンキムチから基準値を越える2-クロロエタノールが検出されたため、製造した農心に対して回収(リコール)を命じたと2月28日、イタリアのメディアが報じた。

EUは基準値が国際的にもかなり厳しく、それも関係しているようです。日本では検出・リコールに至ってないものの、辛ラーメンからも検出された事実は軽く見るべきではないかもしれません。

【追記】
2023年1月、台湾輸出用の製品から発がん性物質が再度発見されました。

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