アカモクは食中毒・下痢の副作用あり?ヒ素が危険?食べ過ぎNGな理由を解説!
アカモクの副作用を知っていますか?食べ過ぎはNGなのでしょうか?今回は、〈食中毒・下痢・胃痛〉などアカモクの食べ過ぎによる副作用を、ヒ素など成分や1日の摂取量の目安とともに紹介します。〈内蔵脂肪の燃焼・ダイエット効果〉などアカモクの効果や美味しい食べ方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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アカモクには副作用があるって本当?嘘?
海藻の一種であるアカモクはきばさや銀葉藻、長藻などとも呼ばれていますが、食べると副作用があるとの噂があるようです。アカモクを食べても副作用はないものの、食べ方には注意が必要といわれています。ここでは、アカモクに副作用があるとされる理由を説明します。
アカモクに副作用があるとされる理由
アカモクに副作用があるといわれるのは、ヒ素が含まれているからと考えられます。毒物であるヒ素は海藻であるアカモクにだけ含まれているわけではなく、地球上の自然環境に広く存在しています。
アカモクを生のまま食べるとヒ素を摂取することになりますが、海藻は水で洗い茹でこぼししてから食べるのが基本です。その過程でヒ素の成分が抜けるので、下ごしらえをしたアカモクは食べても問題ありません。(※1)
ただしアカモクの食べ過ぎには注意
アカモクを茹でてから食べる分にはヒ素による副作用はないものの、食べ過ぎると健康に悪影響が及ぶリスクがあるので注意が必要です。しかし適量のアカモクを食べている分には、大丈夫なのです。アカモクを食べ過ぎるとどうなるのかについては、次章で詳しく説明します。
アカモクを食べ過ぎた場合の副作用は?食中毒・下痢になる?
アカモクは水洗いや茹でこぼしをしたうえで食べる分には、ヒ素の影響を受けて健康を害するリスクはありません。しかしアカモクを食べ過ぎると、体調が悪くなることがあるのも事実です。ここでは、アカモクを食べ過ぎた時の副作用について説明します。
①消化不良による下痢・腹痛
アカモクを食べ過ぎることで、消化不良による下痢や腹痛を起こすことがあるので注意が必要です。これはヒ素による影響ではなく、アカモクに含まれているアルギン酸と呼ばれる食物繊維が豊富に含まれていることが理由です。
アカモクは海藻の中でも不溶性食物繊維が多いことで知られており、食べ過ぎると消化不良を起こし下痢や腹痛の原因となります。胃腸が弱い人は特に、アカモクは適量にとどめるよう意識しましょう。(※2)
②加熱なしで食べるとヒ素により胃痛など食中毒などを引き起こす
アカモクを加熱しないで食べると、以下のようにヒ素による食中毒症状が起こるリスクがあります。
・発熱
・腹痛
・下痢
・吐き気
・嘔吐
・意識障害
・けいれん
・不整脈
上記は生のアカモクを過剰摂取し、急性ヒ素中毒があらわれた時に見られる症状です。生のアカモクを長期間食べることが続くと体内にヒ素が蓄積し、皮膚組織を変化させたりがんの原因になったりすることもあるのです。
またアカモクは他の海藻と同様に、ヨードと呼ばれるミネラル成分が含まれています。ヨードは人間の甲状腺に存在するミネラルですが、過剰摂取すると体重や筋力の減少をはじめ発熱、蕁麻疹などの症状が起こるので注意が必要です。ヨードはアカモク以外の海藻にも含まれているので、摂り過ぎないようにしましょう。(※3)
アカモクの食べ過ぎにならない量は?安全な食べ方は?
アカモクには次章で紹介するように、適量を食べると様々な健康効果を得られます。つまりアカモクの1日の適性量を覚えておくと、美容や健康につなげることができるのです。ここでは、1日にアカモクを食べても大丈夫な量を説明します。
①アカモクは1日に30g程度
アカモクに含まれる栄養成分の効果を引き出す適量は、1日に30g程度です。この量であれば一度に食べても、1日のうち何回かに分けて食べても大丈夫です。適量のアカモクを毎日食べ続けていると、体調管理によい影響を与えてくれます。