アルファ米が危険・体に悪いと言われる理由は?食中毒事件があったの?
アルファ米は危険・体に悪いのでしょうか?今回は、〈食中毒・賞味期限の長さ〉など、アルファ米が危険・体に悪いと言われる理由について紹介します。尾西食品のアルファ米の安全へのこだわりについても紹介するので参考にしてみてくださいね。
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アルファ米は体に悪い・危険って本当?
近年における防災意識の高まりにより、水やお湯を注いで食べる非常食が注目されています。 その非常食に分類されるアルファ米を食べると、食中毒の危険や体に悪い影響があると言われますが、アルファ米に危険性のある成分は含まれているのでしょうか。
アルファ米に危険性のある成分は含まれていない
アルファ米には、体に悪い危険を及ぼす成分は含まれていません。アルファ米は一度炊いたご飯を乾燥させたもので、作る過程で食品添加物などを入れる必要がないためです。また、乾燥した状態を保ち微生物が繁殖できない環境を作るため、体に悪いと言われる防腐剤を添付する必要もありません。
アルファ米は体に悪い・危険と言われる理由は?
体に悪い危険な成分は含まれていないアルファ米ですが、水やお湯を注ぐだけで食べられる利便性の良さから、インスタント食品と同じく体に悪い影響を懸念する声は少なくありません。ここでは、アルファ米が体に悪い危険な食品と言われる理由を2つ紹介します。
理由①アルファ米を食べて集団食中毒が起きた事例がある
アルファ米が体に悪い危険性のある食品と言われる大きな理由の1つに、アルファ米を食べて集団食中毒が起きた事例が挙げられます。
2017年5月19日・20日の都立小岩高校で行った1泊2日の防災訓練で、参加した1年生350人のうち112人に軽度の腹痛や下痢などの症状が現れました。発症者の便とわかめの検体からウエルシュ菌が検出され、19日の夕食に提供されたアルファ米と乾燥わかめの非常食セットをお湯で調理したものが、食中毒の原因と推測されています。(※1)
ただアルファ米が原因なのか・どのメーカーの製品なのかは不明
しかし、アルファ米によって食中毒が起きたのか、どのメーカーの製品なのかについても明らかになっていません。アルファ米食中毒の報道について、アルファ米を取り扱う株式会社ビームは以下のように述べています。
6月12日、東京都立小岩高校にて、防災訓練の際に食したアルファ米わかめごはんが原因で、集団食中毒が発生したとのニュースが報道されました。
この件では、フジテレビ系列の番組にて、弊社取扱いのアルファ米メーカー尾西食品株式会社の炊き出しセットがニュース中の画像として無断で使用され、より誤解を与えるような結果となりました。
尾西食品株式会社では、自社商品が集団食中毒には無関係である事を確認した上で報道機関に対して厳重な抗議を行い、6月16日のニュースにて謝罪報道を行わせた事が、アナウンスされております。
既にアルファ米納入済のお客様、非常食をご検討中のお客様においては、何卒ご確認いただければと存じます。
食中毒事件の報道中に、アルファ米の販売メーカーである尾西が取り扱う炊き出しセットの画像が使用されたことが、アルファ米に体に悪いイメージが定着した一因とも言われています。ただし、ウエルシュ菌は自然界に幅広く存在するうえに発症には多量が必要であることから、検査結果ではアルファ米が食中毒の原因だとは言い切れないと結論付けられました。
また、アルファ米と乾燥わかめの非常食セットにウエルシュ菌が繁殖していたか、製造の過程で食中毒の原因となる物質が混入したかも特定されていません。そのため、アルファ米に食中毒のリスクがあるとは断言できないでしょう。
理由②賞味期限が長く防腐剤が使われていると思われる
2つ目の理由として、アルファ米は賞味期限が長いことから体に悪い防腐剤の使用が疑われています。しかし、尾西はアルファ米の腐敗について以下のように述べています。
アルファ米は、長期にわたり常温保存できるように乾燥させているので、微生物が繁殖できず、腐敗することがありません。またパッケージには酸素を通しにくい素材を採用。脱酸素剤も封入し、酸素による影響を防ぎながら、お米の味わいを守っています。
アルファ米は長く常温で保存できるように十分に乾燥させ、腐敗の原因になる水分を取り除いて作られています。水分がないと微生物が繁殖できないため、アルファ米に防腐剤を使う必要はありません。防腐剤は発疹や皮膚の炎症などの症状を引き起こす恐れがありますが、防腐剤が使われていないアルファ米を食べてもこのような心配はないでしょう。