どぶろくが体に悪いと言われる理由は?飲み過ぎNG?飲む量の目安も紹介!

どぶろくは体に悪いと言われますが本当でしょうか?今回は、どぶろくが体に悪い・飲み過ぎNGと言われる理由を、1日の飲む量の目安とともに紹介します。どぶろくを適量飲んだ時の〈肌〉などへの効果や、飲み方のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. どぶろくとは?体に悪いって本当?
  2. どぶろくに危険な成分は含まれていない
  3. どぶろくは体に悪いと言われる理由は?飲み過ぎNG?
  4. ①アルコール度数の高さ
  5. ②体質に合わない場合に下痢・腹痛になる
  6. どぶろくの1日に飲む量の目安
  7. どぶろくは適量であれば体に良い効果も?
  8. ①整腸効果・便秘解消
  9. ②美肌効果
  10. ③脂質の吸収を抑制する
  11. ④がん細胞の増殖を抑制する
  12. どぶろくの飲み方は?おすすめアレンジを紹介!
  13. ①炭酸割り
  14. ②水割りロック
  15. ③ジュース割り
  16. どぶろくは飲み過ぎに注意しよう

どぶろくとは?体に悪いって本当?

どぶろくとは水を入れた蒸し米に麹菌を加えて発酵させた後に、酒粕を濾さずに作る酒で、日本酒ができる前段階のものを指します。日本酒とは違い白く濁った見た目が特徴で、米の甘味や香りが楽しむことができます。どぶろくは体に悪いといった説がありますが、本当なのでしょうか。成分やカロリー、糖質の観点から、どぶろくの危険性の有無について紹介します。

どぶろくに危険な成分は含まれていない

どぶろくには、体に悪い成分は含まれていません。どぶろくのカロリーおよび糖質は、以下の通りです。

・カロリー:102kcal
・糖質:3.6g


上記は、米と米麹、水のみで作った100gあたりの純米酒の数値を、日本食品標準成分表より転記したものです。どぶろくや日本酒は糖質の高い米を主な原料としているため、他の酒よりもカロリーおよび糖質が高いです。カロリーや糖質の観点から考えると、どぶろくは比較的太りやすい酒だと言えるでしょう。

しかし、米や米麹、酒粕などの栄養が凝縮されているどぶろくには、コウジ酸やアミノ酸、α-EG、レジスタントプロテインなどの成分が豊富に含まれています。これらは危険な成分ではなく、むしろ健康効果が期待できる体に良い成分だとされています。

どぶろくは体に悪いと言われる理由は?飲み過ぎNG?

どぶろくが体に悪いと言われるのには、どのような理由があるのでしょうか。また、飲み過ぎるとどうなるのかも気になるところです。ここでは、どぶろくが体に悪いとされる理由や、1日に飲む量の目安について解説します。

①アルコール度数の高さ

どぶろくが体に悪いと言われるのは、アルコール度数の高さによるものです。アルコールを摂り過ぎた時に起こりうる症状や病気は、以下の通りです。

・肝炎や肝硬変、肝臓がん
・膵炎や膵臓がん
・肥満
・脳の委縮を早める

どぶろくのアルコール度数は日本酒と同じくらいの15%前後で、銘柄によっては18%以上にも及ぶものもあります。さらにどぶろくは口当たりがよいため飲み過ぎてしまうことが多く、悪酔いしやすい酒だと言えるでしょう。

どぶろくを飲み過ぎると酔うだけでなく、アルコールを分解する働きをもつ肝臓に負荷がかかって肝炎や肝硬変、肝臓がんの原因に繋がります。肝臓には脂肪を分解する作用もありますが、アルコールを大量に摂取するとアルコールの分解に時間を要するため脂肪が分解できず、肥満になるリスクが高まります。

さらに飲酒し過ぎると膵炎を発症することがあり、悪化すると激しい痛みを伴う急性膵炎や膵臓がんになる恐れもあるため、注意が必要です。また、アルコールの影響によって脳細胞が死滅し、脳が委縮することも明らかになっています。(※1、2)

②体質に合わない場合に下痢・腹痛になる

どぶろくが体質に合わない場合に下痢や腹痛になるのも、体に悪いと言われる理由のひとつです。どぶろくは自然発酵させて作るため、酵母や麹が豊富に含まれているのが特徴です。これらには整腸効果があるため、胃腸が虚弱な人や体調が悪い時に飲むと、下痢や腹痛を発症する恐れがあります。(※3)

どぶろくの1日に飲む量の目安

アルコール度数が14~15%のどぶろくの1日あたりの適量は、およそ100~180ml程度です。女性は男性よりもアルコールによる臓器障害を起こしやすいため、女性の理想的なアルコール摂取量は男性の半分程度に設定されています。女性がどぶろくを飲む際には、量を控えめにするように心がけてください。

どぶろくは適量であれば体に良い効果も?

どぶろくは日本酒の製造過程において酒粕を濾さずに作られるため、酒粕と日本酒の成分が凝縮しています。そのため、どぶろくを適量飲むと体に良い効果もあるのでしょうか。ここでは、どぶろくを適量飲んだ時の健康効果やメリットについて紹介します。

①整腸効果・便秘解消

どぶろくに含まれる酵素は、整腸効果や便秘の解消効果が期待されています。どぶろくは60℃以下で加熱し低温発酵して作られるため、腸内環境を改善する生きた酵素が含まれています。また、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えるオリゴ糖も含有されていることから、これらの成分の相乗効果によって高い整腸効果が見込めるでしょう。(※4、5)

②美肌効果

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