おかひじきは食べ過ぎに注意?毒性がある?1日の適量も解説!
おかひじきを食べ過ぎるとどうなるのかを知っていますか?栄養豊富ですが食べ過ぎには注意が必要です。今回は、おかひじきの食べ過ぎによる副作用や、1日の適量を紹介します。おかひじきの毒性や、適量食べた時に期待できる効果・効能についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
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おかひじきは食べ過ぎに注意?毒性がある?
おかひじきは、栄養素が豊富に含まれていることで注目を集めている野菜です。見た目はひじきのような形状で緑色をしており、日本の沿岸部や塩が多くある土壌に生えています。和え物などにすると美味しく食べられますが、食べ過ぎると体調を崩すこともあるのでしょうか。また毒性があると噂されている野菜でもありますが、ここからはその実態について紹介します。
おかひじきを食べ過ぎるとどうなる?
おかひじきはかなりの量を食べない限り、食べ過ぎになることはありません。しかし普段からサプリなどを併用して特定の栄養素を補強している場合は、栄養素の摂り過ぎになる場合もあります。ここからはおかひじきを食べ過ぎるとどうなるのか、各栄養素別に紹介します。
①食物繊維|便秘や消化不良による下痢
おかひじきには食物繊維が豊富に含まれているので、便秘の解消のために食べる人も多いですが、食べ過ぎるとかえって便秘が悪化する可能性があります。便秘の原因には食物繊維の不足がよく挙げられますが、不足しているからと言って短期間で大量に摂取をすると消化不良に陥り、便秘が悪化します。
食物繊維は水に溶けない物質なので、腸の動きが鈍くなっている便秘の状態で食物繊維を大量に摂取した場合、腸内で詰まる可能性が高いです。しかし食物繊維の摂り過ぎになるのはおかひじきの約1kg分に当たる量なので、あまり現実的な数字ではありません。特に気にすることなく食べていても問題はないでしょう。(※1)
②カリウム|高カリウム血症
カリウムには血圧を平常に保つ効果や、体内の余分なナトリウムを排出する効果などがあります。しかしカリウムを摂取し過ぎると、腎臓に負担がかかるようになるため、適切な量を守ることが重要です。特に腎臓病を患っている方は、十分に注意してください。(※2)
③ビタミンK|特定の薬の効果を妨げる可能性
ビタミンKには血液を凝固する効能がありますが、摂取し過ぎると血栓の治療で使われるワーファリンと呼ばれる薬の効果を妨げる可能性があります。ワーファリンを常用している人は、事前に医師との相談の上で、ビタミンKを多く含んでいる食品を食べるようにしましょう。(※3)
④ビタミンE|骨粗しょう症の可能性
近年の研究結果により、ビタミンEの過剰摂取は骨粗しょう症になる可能性があると言われています。骨は骨を作る骨芽細胞と、骨を壊す破骨細胞が常に作用し合うことによって健康状態を保っているのが特徴です。この2つの細胞のバランスが崩れると、骨粗しょう症を発症します。
ビタミンEを大量に摂取すると破骨細胞の増加だけが進むため、骨粗しょう症が発生するリスクが高まります。そのため、ビタミンEを多量に含む食品を食べる際は注意しましょう。(※4)
⑤カルシウム|泌尿器疾患の可能性
カルシウムの過剰摂取によって、泌尿器疾患を患う可能性もあります。摂取したカルシウムが体内で固まり、石のような状態になってしまうことが原因です。泌尿器疾患は腹部に激痛を引き起こす疾患なので、泌尿器だけでなく腎臓などの不調を引き起こす恐れもあります。他の栄養素もバランス良く摂取し、カルシウムだけに偏らない食事を心掛けましょう。(※5)
おかひじきの食べ過ぎにならない1日の摂取量は?
おかひじきにはさまざまな栄養素が豊富に含まれているので、食べ過ぎると体調が悪くなる可能性があります。しかし適切な量を考えて食べれば、おかひじきは非常に身体に良い野菜です。ここでは、おかひじきの食べ過ぎにならない、1日の摂取量の目安を紹介します。