きくらげは天然の毒性に注意?似た毒キノコとの見分け方も紹介!

きくらげに天然の毒性があり要注意と言われることがありますが、本当でしょうか?実は、きくらげには毒性はありません。今回は、きくらげに毒性があると言われる理由の似たキノコ「クロハナビラタケ」の特徴を見分け方とともに紹介します。毒性はなくても、きくらげの食べ方にも注意すべき理由も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. きくらげに天然の毒性がある?注意が必要?
  2. きくらげに天然の毒性は本当にあるの?
  3. きくらげは乾燥・生ともに天然毒はない
  4. きくらげと似たキノコ「クロハナビラタケ」には毒性がある
  5. きくらげと似た毒キノコ「クロハナビラタケ」の特徴・見分け方は?
  6. クロハナビラタケの見た目・生態
  7. きくらげとクロハナビラタケの見分け方
  8. きくらげに毒性はないが食べ方にも注意が必要?
  9. 注意点①生きくらげは生食より加熱調理して食べる方が無難
  10. 注意点②乾燥きくらげはしっかり水に戻そう
  11. 注意点③食べ過ぎはNG
  12. 注意点④傷んだきくらげは食べない
  13. きくらげに毒性はないが似てる毒キノコ・食べ方に注意

注意点①生きくらげは生食より加熱調理して食べる方が無難

生きくらげはそのまま食べても毒性はありませんが、加熱調理するとより美味しく食べることができ、消化器官に負担もかかりません。生きくらげの表面には細菌や土壌物などが付着していることもあるので、湯通しにより食中毒を防ぐこともできます。

また、生きくらげは表面に胞子が多く付着しているため、サラダなどに使う場合は湯通しすることで歯ざわりが良くなります。炒め物やスープに生きくらげを使う場合は湯通しの必要はありませんが、胞子を水でよく洗い流してから調理して下さい。

注意点②乾燥きくらげはしっかり水に戻そう

乾燥きくらげは、そのままでは硬くて食べることができないため、調理前にしっかり水で戻しましょう。水戻しが不十分だと食感が悪くなり、料理の味が落ちる原因になります。また、消化しにくくなるデメリットもあるので、乾燥きくらげは十分に柔らかくすることが大切です。なお、水戻しの時間は冷水で6~8時間、ぬるま湯の場合は15~30分程度が目安です。

注意点③食べ過ぎはNG

きくらげには食物繊維が豊富に含まれているため、食べ過ぎると下痢や腹痛を引き起こす場合があります。特にきくらげには不溶性食物繊維が多く含まれ、過剰摂取により消化不良や便秘を招くこともあります。一般的に食物繊維は体に良いとされる栄養素ですが、摂り過ぎると上記のようなデメリットもあるので、きくらげの食べ過ぎには注意が必要です。(※1)

(*きくらげの食べ過ぎによるデメリットについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

きくらげの食べ過ぎるデメリットは?下痢・腹痛に?1日の適量など紹介!

注意点④傷んだきくらげは食べない

以下のような特徴が見られるきくらげは、傷んでいる可能性があるので食べるのは避けましょう。

・カサの部分にヌメリがある
・水分が染み出ている
・表面が黒ずんでいる
・酸っぱい匂いがする
・カビが生えている


きくらげが傷むと、カサの部分にヌメリが生じ、水分が外へ染み出してきます。また、表面は赤褐色だったものが濃褐色や黒色へと変わり、全体的に黒ずんだ印象になります。酸っぱい匂いや、白いカビが生えるのも傷んだきくらげの特徴です。このような特徴が見られるきくらげは、食あたりや食中毒のリスクが高いので食べずに破棄してください。

なお、乾燥きくらげは見た目があまり変化しないので、消費期限で判断しましょう。

きくらげに毒性はないが似てる毒キノコ・食べ方に注意

きくらげは乾燥・生ともに天然の毒性はなく、安心して食べることができます。しかし、きくらげによく似たクロハナビラタケには強い毒性があるため、キノコ狩りなどで採取する際には間違わないよう注意が必要です。また、きくらげは食べ方にも注意点があるので、今回紹介したポイントを参考に美味しく安全に調理を行いましょう。

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