お腹いっぱいなのに食欲が止まらない原因と対処法|妊娠中に食べたくなるのはなぜ?

お腹いっぱいなのに食欲が止まらない・食べたい理由を知っていますか?今回は、お腹いっぱいなのに食欲が止まらない・食べたい時の<妊娠中・自律神経の乱れ>などの原因と対処法を紹介します。エモーショナルイーティングと呼ばれる病気についても紹介するので参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)

目次

  1. お腹いっぱいなのに食欲が止まらない…
  2. お腹いっぱいなのに食欲が止まらない原因は?病気の可能性も?
  3. ①自律神経の乱れ
  4. ②生理・妊娠中の女性ホルモン
  5. ③砂糖への依存
  6. ④エモーショナルイーティングと呼ばれる病気
  7. お腹いっぱいなのに食欲が止まらない時の対処法は?
  8. ①バランスの取れた食事を・水分補給
  9. ②睡眠を十分に取る
  10. ③運動を適度にする
  11. ④食べ物を目の届かない場所に置く
  12. ⑤食事中に使えるテクニック
  13. ⑥病気が疑われる場合は医療機関を受診
  14. お腹がいっぱいなのに食欲が止まらない場合は体に悪影響をもたらす可能性があるので注意しよう

お腹いっぱいなのに食欲が止まらない…

食事を摂った後、お腹いっぱいなのに何か食べたいと感じたり、食欲が止まらないまま食べてしまう経験がある人は多いでしょう。今回はそんな、お腹いっぱいなのに食べる行為をやめられない時の原因や、対処法について紹介するので心当たりのある方は参考にしてみてください。

お腹いっぱいなのに食欲が止まらない原因は?病気の可能性も?

お腹いっぱいなのに食欲が止まらない時は我慢できずに食べて罪悪感を感じたり、どうしたら良いかわからず不安になってしまったりと、心の健康にも害を及ぼすので注意が必要です。ここでは、お腹いっぱいなのに食欲が止まらない詳しい原因や症状について紹介します。

①自律神経の乱れ

自律神経が乱れる原因は、以下の理由が考えられます。

・心身の過剰なストレス
・生活習慣の乱れ
・自律神経失調症などの心身の病気

心身の過剰なストレスには人間関係や労働による疲労、プレッシャーなどの他にも怪我や気温、光や音などの環境的要因も作用します。自分自身が気づかないところで体がストレスを溜めてしまっていることもあるので、不快に感じたり、落ち着かない時には環境を変えてみるのもおすすめです。また、ダイエットで過剰に心身を追い込み過ぎている場合も考えられます。

ストレスを感じることでアドレナリンを分泌する交感神経が過剰に働いてしまい、リラックスさせる働きを持つ副交感神経とのバランスに不調和が生じ、自律神経の乱れに繋がります。また不摂生や昼夜逆転などの生活習慣の乱れは、人間本来の生体リズムを崩すことで、臓器の働きや自律神経の働きに悪影響を及ぼすため注意が必要です。

自律神経失調症をはじめとする心身の病気は心身の過度なストレスが引き金となって生じる病気なので、少しでもストレスを感じたり、違和感を覚えた際に対処してストレスを溜め込まないようにすると良いでしょう。また、女性ホルモンの減少によって更年期障害という自律神経が乱れる病気もあり、イライラや気分の落ち込みが生じます。(※1)

②生理・妊娠中の女性ホルモン

生理前や生理中、妊娠中の女性は女性ホルモンの増加によって、血糖値が下がりやすい状態になります。これは女性ホルモンが原因で、血糖値を下げる効果のあるインスリンの効果が弱まることで、さらにインスリンが分泌されて急激に血糖値が上下しやすくなるからです。

人間は血糖値が下がると空腹感を感じて食欲が沸くので、生理や妊娠中にお腹いっぱいなのに食欲が止まらない現象が起きる原因になります。この時に無理なダイエットを行うと、反動でその後の食欲や自律神経の乱れにつながるので注意が必要です。生理や妊娠が終わると、血糖値も安定し、食欲も正常に戻るので心配しなくても大丈夫でしょう。(※2)

③砂糖への依存

砂糖には依存性があるため、少量でも毎日砂糖を食べていると、もっと食べたいという感情をもたらします。これは、砂糖依存症とも呼ばれ、アルコールや薬物に相当する中毒性があるとされているので注意が必要です。砂糖中毒になっていると、血糖値の上がり下がりが激しくなり、食欲が乱れやすい状態になります。

特に極端なダイエットの反動による過食や妊娠中の食欲増進など、身体の栄養バランスが変化したことがきっかけで砂糖依存の症状が起きやすくなります。砂糖中毒に場合は食欲が止まらず、通常の量では満足できずに、過食につながるので危険性が高い症状でもあります。(※3)

④エモーショナルイーティングと呼ばれる病気

エモーショナルイーティングを引き起こす原因は、以下の通りです。

・不安や緊張などのネガティブな感情
・心身のストレス
・不平不満の蓄積

エモーショナルイーティングとは、感情の摂食と呼ばれる病気です。過剰に蓄積された不安や強いストレスを食べるという行為で和らげたり、解消したりしようとしたりするために、お腹がいっぱいでも食べてしまう症状があります。食べてしまった後で罪悪感を感じたり、後悔してしまったりとマイナスの感情に襲われ、さらなる過食を招くこともあるのが特徴です。

しかし食べたいという感情が止まらないのは脳が空腹を感じているからであり、これは自分の意志で止められるものではないので、過食してしまっても自分自身を責めないようにしましょう。エモーショナルイーティングによる過食は、ストレスや不安などによって誰にでも起こりうる可能性がある症状です。

お腹いっぱいになる食事を摂ったのに満足できず食欲が止まらない時は、ストレスで過食に走っていないか、胃もたれや吐き気がしても食べたい気持ちがあるかなどをセルフチェックしてみることから始めると良いでしょう。(※4)

お腹いっぱいなのに食欲が止まらない時の対処法は?

お腹いっぱいなのに食欲が止まらない時の過食の原因には、ストレスや病気の症状、ダイエットの反動など様々な原因がありますが、どのように対処して行けばいいのか悩む場合も多くあるでしょう。ここでは、食欲が止まらない時に有効な食べたいという感情の対処法について紹介するので参考にしてみてください。

①バランスの取れた食事を・水分補給

糖質や脂質、タンパク質は三大栄養素と呼ばれ、人間の身体を作る上で欠かせない栄養素です。この三大栄養素に加えて、ビタミンやミネラル、食物繊維を取り入れたバランスの良い食事を心がけることで満足感のある食事にすることができます。

中でも肉や魚、大豆に多く含まれるタンパク質や海藻類など繊維質な食品にに多く含まれる食物繊維は、満腹感を感じやすいのでおすすめです。タンパク質は胃での消化に時間がかかるために満腹感がある他、消化をはじめ代謝にも多くのエネルギーが使われます。

そのため活発な日常生活をサポートし、ストレスの軽減にも繋がるので、食欲が止まらない症状に効果があります。また、食事中や活動する中で水分補給をこまめに行うと良いでしょう。食事中に水分補給をしっかり行うことで、食事のペースが早くならず、満腹感を感じやすくなります。これは便通改善にも役立ち、ダイエットにも効果のある食事法としておすすめです。

②睡眠を十分に取る

関連する記事