甘栗の栄養素と効能は?食物繊維が豊富?カロリーなど食べ過ぎの注意点も紹介!
【管理栄養士監修】甘栗に含まれる栄養素を知っていますか?実は、栄養が豊富で美容効果やダイエット効果もある甘栗の栄養成分・効能に加え、食べ過ぎの注意点も紹介します。コンビニでも気軽に買える天津甘栗と日本の栗の違いも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
0.37mg | 1.4mg | 26% |
ビタミンB6は、酵素の働きを助ける成分としてアミノ酸の代謝を促します。また、心を落ち着かせる神経伝達物質である、セロトニン、ギャバなどの生成に深くかかわっている栄養素でもあります。ビタミンB6は甘栗100gあたり0.37㎎含まれており、バナナ一本分の含有量に相当します。(※5)
⑤ナイアシン
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
1.3mg | 15mg | 9% |
ナイアシンはビタミンB3とも呼ばれ、遺伝子やホルモンの合成や、ダイエットに関係する脂肪・糖分の代謝など、人間の身体に深く関わる栄養素です。ナイアシンが不足すると、DNAの合成低下や脳の伝達物質代謝の低下により、皮膚が乾燥したり食欲不振や神経衰弱になる可能性があります。(※6)
甘栗は食べ過ぎに要注意?理由は?
多くの栄養素を含む甘栗ですが、食べ過ぎれば体に良い成分も逆効果になる場合があります。ここからは、食べ過ぎるとどんな変化が起きるのか紹介します。
永倉沙織
管理栄養士
甘栗は甘みが強くおやつとしてもぴったりです。スナック菓子やチョコレートを食べるよりも体には優しいおやつになります。ただ、甘みが強いということはその分カロリーや糖質が多いため食べ過ぎには注意が必要です。
①逆に下痢・便秘を起こす
食物繊維には整腸作用がありますが、摂り過ぎると下痢をしたり、腸内で水分を吸いすぎて便秘になる可能性があります。適量ならば便秘解消に役立つ成分なので、甘栗の食べ過ぎには注意しましょう。
②カロリー・糖質が高いため肥満の原因となる
甘栗100gの糖質量は、おにぎり1個分に相当します。おやつ感覚でいくつも食べてしまうと必要以上の糖質やカロリー摂取により、肥満の原因となります。甘栗10粒で約110kcal糖質20gなので、ダイエット中は、数を決めてから食べるといいでしょう。
③脂質の栄養過多でニキビができる
甘栗は脂質を含むので食べ過ぎると皮脂腺が刺激され皮脂の分泌が盛んになり、ニキビができやすくなります。甘栗には肌にいい栄養素も多く含まれてますが、食べ過ぎには注意してください。
甘栗は栄養豊富な食材
甘栗には様々な栄養素が含まれ、それらには嬉しい効能が期待できます。コンビニやスーパーなどでも手軽に買える食材なので、栄養補給に活用してみてください。