妊婦はハムを食べていい？サンドイッチのロースハムでも危険？

妊婦はお腹の赤ちゃんのために、食事に注意することが必要です。妊婦はハムを食べてもいいのでしょうか、胎児に影響はあるのか気になります。またハムにも色々な種類がありますが、食べてはいけない種類はあるのかも併せて紹介します。

ハムには燻製や生ハム・スモークハムなど様々な種類がありますが、妊娠中はローストハムなどの加熱処理してあるものはそのまま食べても問題ありません。コンビニにはサンドイッチやポテトサラダなど、ハムを使った商品が多くあります。妊娠中にそれらを選ぶ時は、どんなハムが使われているかパッケージを確認してください。

ハムの中でも生ハムなどの非加熱生のものは細菌が付着していて食中毒になる可能性があるため、妊娠中は食べてはいけないでしょう。同じ加工肉でもソーセージも加熱済みと非加熱のものがありますが、同様に判断できます。

(＊妊娠中の生ハムについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

もし妊娠中に生ハムを食べてしまったら、どんな危険があるのでしょうか。ここでは妊婦が生ハムを食べた時の、起こりえるリスクを紹介します。

生ハムなど非加熱の肉や十分に加熱されていない肉を妊娠中に食べると、トキソプラズマ症を発症する恐れがあります。トキソプラズマとは多くの動物が持っている寄生虫で、健康な大人なら感染しても軽い風邪程度しか症状は出ません。しかし免疫力の下がっている妊婦が感染すると、胎児の脳や目の障害や運動また精神発達の恐れがあります。(※2)

生ハム以外の加熱されたハムなら、大量に食べてもいいのでしょうか。ここでは妊娠中のハムの摂取量の目安と、さらに安全に食べるためのポイントを紹介します。