辛いものを食べた後の腹痛・胃痛はいつまで続く?対処法は?下痢を出し切るのが正解?
辛いものによる腹痛はいつまで続くか知っていますか?今回は、辛いものによる〈腹痛・下痢・胃痛〉がいつまで続くかを、〈治し方・対処法〉や、発症する原因とともに紹介します。辛いものによる〈腹痛・胃痛〉の予防策も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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辛いものによる腹痛・下痢が起こるのはなぜ?
辛いものを食べて、胃痛や腹痛を起こした経験がある人は少なくないでしょう。痛みだけでなく下痢などの症状が出るケースもあり、いつまで続くのかと思うこともありそうです。ここではなぜ辛いものを食べると、腹痛や下痢などが起こるのかを説明します。
カプサイシンの過剰摂取が原因
辛いものを食べて腹痛や下痢が起こるのは、カプサイシンの過剰摂取が原因です。以下の食品にカプサイシンが含まれており、様々な症状を引き起こします。
【カプサイシンを含む食品】
・唐辛子
・鷹の爪
・キムチ
・ラー油
・ハラペーニョ
・カイエンペッパー
【カプサイシンの過剰摂取による症状】
・胃痛
・腹痛
・下痢
・流涙症
・鼻液漏
・排尿障害
・胃食道逆流症
私たちが日常的に使う唐辛子1gに対し、カプサイシンは2mgから3mg程度しか含まれていません。カプサイシンの1日の摂取量の目安である2gを超えなければ、特に問題はないと言えます。カプサイシン3mgの目安を、鷹の爪2本と覚えておくとわかりやすいです。(※1)
辛いものによる腹痛・胃痛はいつまで続くの?
辛いものを食べたことで胃痛や腹痛、下痢などの症状に見舞われた場合、いつまで続くのかが気になるところです。ここでは辛いものを食べて起こった痛みなどの症状が、いつまで続くのかを説明するので覚えておきましょう。
辛いものによる腹痛・胃痛は約1〜2時間で治る
辛いものを食べて起こる腹痛などの痛みは、約1〜2時間で治ります。辛いものを食べ過ぎて腹痛が起こるのは、カプサイシンに腸の蠕動運動を活発化させる働きがあるからです。また辛いものの刺激によって胃酸が出過ぎると、胃の痛みを引き起こします。辛いものが消化されると痛みは消えていくので、時間の経過を待ちましょう。
辛いものによる腹痛・下痢や胃痛になった時の対処法・治し方は?
辛いものを食べて腹痛などの痛みが起こった時、消化されれば治まるとわかっていても早く症状を軽減させたいと考えるものです。ここでは辛いものを食べて痛みや下痢などの症状が出た際に、おすすめの対処法を紹介します。
①安静にして腹部を温める
辛いものを食べて胃やお腹に痛みを感じたり下痢をしたりした時は、安静にして腹部を温めましょう。腹部を冷やさないように横になることで、痛みや下痢による体力消耗を抑えられます。胃痛の場合は無理に吐き出すと食道が荒れる原因になるので、消化を待つことをおすすめします。
②薬を服用する
辛いものが原因で胃やお腹が痛む時には、以下のような薬を飲むのもおすすめです。
・正露丸
・ビオフェルミン
・胃薬
・整腸薬
正露丸には唐辛子をはじめとする香辛料を多用した食べ物が原因である消化不良や、下痢や軟便を改善する効果があります。ビオフェルミンには腸の過剰な蠕動運動を抑制する働きがあるので、整腸作用が期待できます。また胃酸の中和や分泌を抑える胃薬を飲むと、胃痛が和らぐので試してみましょう。