辛いものを食べた後の腹痛・胃痛はいつまで続く?対処法は?下痢を出し切るのが正解?

辛いものによる腹痛はいつまで続くか知っていますか?今回は、辛いものによる〈腹痛・下痢・胃痛〉がいつまで続くかを、〈治し方・対処法〉や、発症する原因とともに紹介します。辛いものによる〈腹痛・胃痛〉の予防策も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 辛いものによる腹痛・下痢が起こるのはなぜ?
  2. カプサイシンの過剰摂取が原因
  3. 辛いものによる腹痛・胃痛はいつまで続くの?
  4. 辛いものによる腹痛・胃痛は約1〜2時間で治る
  5. 辛いものによる腹痛・下痢や胃痛になった時の対処法・治し方は?
  6. ①安静にして腹部を温める
  7. ②薬を服用する
  8. ③乳製品を食べる
  9. ④消化に良いものを食べる
  10. ⑤水分補給をする
  11. 症状がひどい場合は病院に行くのも手
  12. 辛いものによる腹痛を事前に防ぐには?
  13. ①乳製品を摂取する
  14. ②食物繊維を摂る
  15. ③水分補給をする
  16. 辛いものの腹痛・胃痛には気をつけよう

乳製品を食べることも、辛いものを食べて起こる痛みを軽減するうえで役立つ方法です。乳製品を摂ることで胃がコーティングされ、出過ぎた胃酸から守ってくれます。一方で、乳製品には腸の動きを活性化させる働きもあるので、少しずつ食べるのがポイントとなります。

④消化に良いものを食べる

辛いものが原因で腹痛や下痢が起こった時には、以下のように消化のよいものを食べるのがおすすめです。

・りんご
・おかゆ
・トマト

りんごには消化酵素が豊富に含まれているほか、疲れた胃腸を元気にするクエン酸も入っているので消化を促進してくれます。おかゆは温かいので内臓を冷やさず、胃腸を刺激せずに消化されるのでおすすめです。トマトには胃の粘膜を丈夫にする働きがあるうえ、クエン酸も含まれています。こうした消化を助ける食べ物を、積極的に食べましょう。(※2)

⑤水分補給をする

下痢をしている場合は特に脱水症状を避けるため、水分補給をするのが大切です。乳製品である牛乳や飲むヨーグルトのほか、クエン酸が入っているレモネードやオレンジユースもおすすめです。しかし冷たい飲み物は内臓を冷やしてしまうので、白湯や温かいはちみつレモンなど胃腸に負担をかけないものが適しています。

症状がひどい場合は病院に行くのも手

以下のように症状がひどい場合は、病院で診察を受けることをおすすめします。

・痛みが激しい
・下痢が止まらない
・息苦しい
・1~2日しても症状が改善されない


基本的に辛いものが原因の腹痛や下痢は、出し切ると症状が治まるのが一般的です。しかしカプサイシンの過剰摂取によりアドレナリンの分泌量が増えることで息苦しさが続いたことをきっかけに、うつ病やパニック障害が起こる可能性があります。また下痢が長く続くと脱水症状が起こるリスクがあるので、病院を受診しましょう。

辛いものによる腹痛を事前に防ぐには?

辛いものを食べる時に配慮しておくと、腹痛や下痢を抑えることができます。すぐに実践できることなので、覚えておくと便利です。ここでは辛いものを食べて起こる腹痛を防ぐために、事前におこなった方がよいことを紹介します。

①乳製品を摂取する

辛いものを食べる時には、一緒に乳製品を摂取しましょう。インドではカレーにヨーグルトを添えることが多いですが、胃の粘膜を保護し香辛料の刺激を軽減してくれるからです。辛いものを食べる前に乳製品を口にしておくと、胃のコーティング効果が上がるので試してみてください。

②食物繊維を摂る

辛いものと一緒に食物繊維を摂ると便通を促してくれるので、腹痛の原因である唐辛子などの刺激成分が体外に排出されます。ゴボウやさつまいもなどの野菜を食べるほか、食物繊維が含まれた野菜ジュースを飲むのも方法の1つです。ただし食物繊維の摂り過ぎも下痢を引き起こすので、注意が必要です。(※3)

③水分補給をする

水分補給をしながら辛いものを食べることも、腹痛予防に効果的です。しかし辛いものを食べる際に、水を飲んではいけません。カプサイシンは水に溶けないので、食事中に飲むことで痛みを強くするリスクが高いからです。前述した飲み物だけでなく、スポーツドリンクや経口補水液を飲むと脱水症状を起こしにくくなるのでおすすめです。

辛いものの腹痛・胃痛には気をつけよう

辛いものを食べる際は、刺激を弱める食べ物を一緒に食べ、カプサイシンの適性量を守ることで不快な症状が出るリスクを軽減できます。辛いものを楽しんで食べられるように、日頃から意識しましょう。

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